お金と時間の悩みなんて一番気になるところではないでしょうか。
それが解決できたら、あと何が残るんだろう?って感じですよね。
この本の内容は、時短につながるアクションプランがたくさん準備されているので、さらっと少しだけ書いてみます。
本文に著者の詳しい仕事内容はかかれていないのですが、著者のプロフィールにて、「ゆるく・楽しく・気ままに」をテーマにしたブログやコミュニティを運営とあるので、フリーランスとしてブログで稼いでいるやり方の本なのかな?と勝手に思っています。
どんな人が読んだらいいか。
- 好きな時に、好きなことをやって、自由に生きていたい方
- 仕事や時間に追われ、毎日が忙しいと思っているなら、それは一体なぜなのか知りたい方
- ムダを減らして時間を節約する術を学びたい方
その時短につながるアクションプランが書かれているので、時間に追われる生活を変えるために行動したい方には、いいと思いますが、そうでない人には、意味がないと思います。
本の読みやすさ
171ページ。特に読みにくいこともなく、物事をはっきりと言っていますので、何かこう考えないといけないような難解な本ではありません。
この本の結論
今、忙しい日々に悩んでいる状況は、目先の事にばかり目がいってしまっているからです。
それは、自分がどう生きたいのか?という、大きな目標がないから、無駄なことに時間を使ってしまっているということを解説しています。
当然ですが目標がないと、自分がどこに向かっているのか、何をすればいいのかが分かりませんよね。
ですからまず、目標を見つけるための方法として、情報を入れていくことを推奨しています。
色々な事を知ることによって、自分のやるべきことをしっかりと探す。
そしてゴールさえ見つかれば、そのゴールに関係のないムダな行動が見えてきます。
そのムダを排除して自分の好きな生き方をしていくための時短術が書かれています。
本の内容は実践できるのか。
どうすればムダを減らし、時間を節約できるのかの通り
- 3つのTODOは終わったか?
- 何か問題点はあったか?
- 明日の3つのTODOは何か?
のやることは基本的にこの3つです。
3つに絞るからこそ「頭の中で考える」習慣を身につける。
その際にTODOを紙に書くことすらも無駄だということで推奨していません。
そのやるべきことを見つけるためには、まず目標設定です。
どう生きたいのか?という観点から物事を考えれば、それだけで人生は一変します。
どう生きたいのかっていう大きな目標を設定してから、そのゴールに関係のない見えてきたムダを排除するためのアクションプランを実行していく流れです。
最短で目標を達成するための目標設定法についても解説しているので、実践しやすいかと思います。
ただ、目標設定をしっかりやらないと、無駄が見えてこないので、現状は変わらないと思います。
やりたいことがないのは、やりたいことをただ探していないのが原因なので、まず自分の目標となるやりたいことを見つける作業、すべてはそれからですね。
大きなゴールを設定する→「今日何をやるか」ではなく「どう生きるか」が分かる。
どんな風に自分は生きていきたいのかが分かったら、そのゴールを達成する手段として、その仕事が必要なのかどうかも考えることになります。
そのうえでの時間を有効活用するやり方やツールが必要になってきます。
自分の大きな目標、そこに至るまでの小さな目標を達成していく方法や、ムダな時間を排除して好きなことができる時間をつくり、誰にも奪われないようにその時間を守ること、そして、なんでもかんでも自分でやるのではなく、人に任せることなど書かれていますので、少しずつ実行していくだけです。
個人的なピックアップ
メモは捨てムダなことを記入して満足している暇はない。
「決断は情報量がカギ」には、賛成です。
自分の出す答えは、結局のところ自分の頭にある情報の中で判断しているので、情報量の差は大きいと思っています。
知っているか知らないかの差はすごいものがあります。
「済」のチェックを入れられないTODOが紙の上に残っているというのは、気分のいいものではありません。頭の中がリセットされずにいつまでも仕事に追われている感じがする、この“気分”が、生産性にブレーキをかけてしまうのです。
1日のTODOは3つで紙に書く必要もない。
- 睡眠と食事の時間の確保などの当たり前のことから時間を効率よく使うためのルールをつくって、守るなど
- 人の思考を借りて決断のスピードをあげる
- 引き受けない理由を明確にしておき、断われるように準備をしておくのは有効
今まで考えていなかったこと
何もしなくても給料がもらえるって言うのは、確かにおかしな考え。
会社では、自分の生産した結果に対してもらうべきなのに、何もしなくても給料がもらえるのであれば、甘えがでてくるし責任がなくなる。
結果に対して、対価がもらえるようにするのが当然。
著者:米山彩香