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実験思考 世の中、すべては実験の書評


実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)
 197ページ 著者:光本 勇介

 

 

実験思考という名の、狂った本です。

 

というのも狂っていると言われるくらいの実験が好きな著者がどんなことをしてきたのか、実験思考とは何なのかが書かれた本です。

この書籍、Kindle Unlimitedで初回が無料と言うわけではありません。

電子書籍自体が0円で販売されていました。わぉ

 

私は、たまたまホリエモンの何かの対談みたいな動画を見ていた時に、ちらっと話しに上がったこの本に興味を持って調べてみたのですが、電子書籍で0円で販売していたので、読んでみました。

 

この書籍も実験の一つ

 

この本の0円販売もタイトルの通り、実験のうちの一つになっています。

本の値段は読者が決めて、最後にQRコードから支払うという実験みたいです。

払ってもいいし払わなくてもいい。

通常では1500円の本、普通に販売するのと、今回のように販売するのでは、どちらが儲かるかの実験になっています。

本の原価は390円なので、紙の書籍の場合は390円で販売しているということも書かれています。

冊数やページ数とかにもよると思いますが、本て390円でできるんですね。

 

実験思考の内容

前半は、著者が子供の頃からどんな風に過ごしてきたかが書かれています。

そういうことに興味のない人は、読み飛ばしてもいいかもしれませんが、どんな行動をとってきたら、実験思考なんて考えに至るのか疑問に思うなら、前半も読んでいいと思います。

 

著者は世の中を変えてみたいという思いが原動力になっています。

その実験の中で気づいたのが、市場選択とタイミング

市場選択は、

ポイント

「ズレ」と「市場の大きさ」をみる。

消費者の感覚と今のサービスが大きくずれていても市場規模が小さいものには手を出さない。

 

タイミングは、

ポイント

早すぎてもダメ、タイミングを間違えると流行るものも流行らない。

タイミングの意味はのは良く分かります。

ぶっ飛んだ発想というのは、まだ周りの人の思考が追いついていないから早すぎても流行らないんですよね。

理解できないことの方が多いので。

自分の頭では、これはいいと思っていても、それをいいと思える思考がまわりの人の頭にないのですから。

 

実験だから失敗は当たりまえ

 

「あのときあれをやっていたら、どうなっていたんだろう?」

と後悔することを嫌っているので、失敗は問題ないという考えで行動しています。

 

失敗から得られるものは、成功から得られるものより多い。

その失敗を恐れない背景には、後悔したくないというのもありますが、学生の頃からやっていたお金儲けが得意という考えが行動しやすくしているのかなと思います。

お金儲けが得意なら、失敗しても挽回できますからね。

 

著者は全力で普通の生活をする

普通の生活をするのは、普通の人が不便だと思うことに気付けるようになるためです。

こうなったらもっと便利なのにとか、こうしたらいいのになど

マスを狙うために普通の生活からアイデアを出しています。

 

そして新しい技術の知識に触れないようにもしていると言っています。

リテラシーが高すぎると、世の中の少数の頭のいい人ばかりとつながり、本当の世の中がみえなくなってしまうのを危惧しています。

一生に一度は、マスのサービスを自分で作ってみたいという夢のために、普通の生活に身を置いているということです。

 

実験と言っても、なんでもかんでもはやらない。

 

ひとつのサービスに10年くらいかかると考えると、生きている間に3つのサービスを立ち上げるのが限界なので、慎重に判断しているとのことです。

ZOZOの前澤さんもやらないことの方が多いけど、やると決めたらフルスイングをしているとかかれています。

 

思ったのですが、ひとつのサービスが育つには時間がかかるのは分かります。

でしたら、横展開はできないのでしょうかとも思います。

いくつも横に広げて展開していければ、3つのサービスだけで終わることはないのでないかと思うのですが、資金面とか考えると難しいのでしょうか。

それこそ狂っているくらいの同時展開とか面白そうですけど。

 

どう表現するかも大事

 

CASHは買い取りサービスなのですが、買取の言葉を一切使っていないのが、表現を大事にしている著者のこだわりです。

買取を「目の前のアイテムが瞬間的にキャッシュに変わる」という言葉に変えて使っています。

ZOZOのツケ払いも後払いのことで、言い方が変わるだけで、伝わり方が変わるので、表現も重要ということですね。

 

最後章のアイデア

 

後半最後は、著者のアイデアが書かれていて、参考になると思うし、読んだ人は新たな発想が生まれるんじゃないかなと思います。

その一つに考えないとサービスを受けにくいものが多い中で、これからは考えさせないサービスへシフトすることで、業界の構図を塗り替えられるかもしれないとのことです。

これはブログのオススメでも使えますよね。

結局は、選択してもらう構図なので悩んでしまって行動しないということになる人が多いでしょうから。

 

そして日常で考えられることは、スーパー1つとっても食材の選択肢が溢れているし、レシピだって考えるのが面倒だと思っている人も沢山いると思います。

そういう選択肢をなくして、あなたにはこれ!と選んでくれるような思考停止型のサービスが今後はやるかもしれませんね。

 

頭にいれとくといいこと

 

どんな市場でもいきなり変化を迫られる可能性があると頭に入れておくといいかもしれません。

 

この考え方は良く分かるのですが、いつそうなるのかが分からないので、1つの会社で働き続けることもリスクだと思います。

馬車→車、使い捨てカメラ→デジカメ→スマホ、DVD→動画配信、音楽はCD→YouTubeやダウンロード、本屋→電子書籍みたいに、すべてではないけどいつ今の仕事が代替えされてもおかしくはないし、業界自体が必要なくなる可能性もありますからね。

 

個人的にハッとしたこと

 

本の中で、少額の資金のニーズという内容が書かれている部分があります。

私も1~2万のお金なんてどうにかなると思っていたのですが、著者からすると、たった1~2万でも、それがないために本が買えなかったとか、誕生日を祝えなかった、デートできなかった、一歩が踏み出せなかったという人もいるという考えにハッとしました。

確かにそうなんですよね。1~2万じゃ何も変わらないと思っていたのですが、それが大きい場合も沢山あるんですよね。

考え方を変えるだけで、アイデアの幅が広がってくる感じがします。

 

狂ってみたい?

 

著者の考えにふれることで、気付くことが多いです。

この本では、固定概念をとっぱらう時に使える本だと思っています。

 

あくまでも実験なので、実験は失敗するのが当たりまえですよね。

そのような思考なら、失敗と言う概念がなくなるので、もっと行動を速められて、もっと楽しくなるのではないでしょうか。

 

あなたも狂った発想がしてみたいなら、オススメです。

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