すごい効率化 208ページ 著者:金川顕教
この本でも書かれていますが、TODOリストの否定は結構多い気がします。
著者は大きな問題が起こるとまで言っていますね。
- 仕事を抱えすぎて、その仕事が終わらない(量の問題)
- やることが増えすぎて、時間が足りなくなる(時間の問題)
- 仕事の効率がよくならない(質の問題)
このような問題点を上げていますので、ではこれを逆にするには?と考えながらこの本は読むといいと思います。
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どんな人が読んだらいいか。
この本は、自分1人で最強の「働き方改革」が2週間で実践できる本
と書かれています。
ですから、1日目はこれ、2日目はこれと2週間で効率化できるように設計されているので、時間がない人や早く結果を求めている人にはオススメです。
2週間の内容
- 1~4日目:パソコンに関する環境作りなどの仕事をするときに必要な環境を整える
- 5~11日目:実際の仕事に関わる効率化のノウハウ
- 12~14日目:仕事以外の基礎的な部分の底上げ(差がつくのはこの部分)
本の読みやすさ
効率化は手段ですから、それを目的にしないように気を付けて下さい。
手段ばかりを気にしすぎると、いつの間にか手段が目的に変わっていることがあるので、常に確認していかないと、目的からズレていってしまいます。
ノウハウ系は、その点に注意して読むといいと思います。
本の内容
真の目的の明確化をするために
ノートの真ん中に線を引いて、左に現状の自分、右に将来のビジョンについて書く、そして右の将来の項目に「いつまでに」という期限を入れる。
そして現状と将来の差を埋めていく行動をとることになります。
ただがむしゃらに働いても意味がないので、その目的を達成するための効率化が書かれています。
その第一歩は考えるより動くということです。
結局は、すぐやる人がなんでも手に入れることになるので、とにかく行動ができるようにマインドを変えてしまうことが大事だと説いています。
そのために、日々取り入れたい判断基準がこちらです。
ポイント
「やるか、やらないか」ではなく「やるか、すぐやるか」
ということです。
このような考え方に変えることで、行動しない理由を考えるのではなく、行動することを前提にしてそれが当たり前だということに自分の考えを変えてしまうのです。
そして行動したら、必ず分析をしましょう。
結果が出ない人は「やり方がわかっていない」か「やっていない」か
努力をしているにもかかわらず、結果が出ないということは、やり方が間違っている可能性があるので、努力の方向性を変えていけばいいのですが、やっていない人は言い訳をしているだけの場合があります。
自分は優秀ではないとか、能力がないなど。
能力の差ではなく、人よりもずっと速く、たくさん行動して、失敗したら改善し、準備や仕事以外のところで努力している。それだけで圧倒的な差が出てくるのです。
できる人は始めからできる人だったわけではなくて、行動しているから結果がでているのであって、能力の差ではありません。ですから、やらない人は、能力を言い訳にしているだけだということになります。
行動するのはしんどいかもしれませんが、こんな言葉も書かれています。
ポイント
努力の苦しみは一瞬ですが、努力の成果は一生続きます。
このような考え方を学ぶことから、手帳がいらない理由、ペーパーレス化やパソコンのショートカットキーを使った実践的なことなど効率化の内容が、この本で学べます。
本の内容は実践できるのか。
すごい効率化のためにマインドを変えれば実践しやすいと思います。
完璧主義 → 適当主義へ
適当でもまずやってみることが大事だという事ですね。
このような思考に切り替えたら、気楽にやれそうではありませんか?
私が取り入れたいと思ったこと
やりはじめたら、途中で必ずチェックし、成功要因をテンプレ・マニュアル化する。
習慣をつくるために、作業場所を変える方法も書かれていますが、これもテレビや寝たりなどの誘惑に負けないために、さまざまな選択肢を排除するため場所を変えるって事なのでやりやすいと思います。カフェとか
ここに来たら常に仕事のための作業をする。そんな場所をつくるということですね。
その習慣を身体に覚えさせる。
時間は朝と夜たった30分ずつ
人よりも結果を出す、効率化するには、みんながやっていないことをする方が断然効果が高い。
30分以上やらないなど時間を決めることで、無駄なことをしたりしないようにしたりなど
しないことリストをつくる
これはいろいろな本で良く言われていますけど、しないことはやりたいことである場合が多いので難しかったりするのが持論です。
テレビをみないとか動画を見ない、ネットサーフィンや酒、たばこをしないなど。
ですから、一気にではなく1つずつとかやっていくことをオススメします。
これはいい!
紙は書いても見なくなるし共有化できないので非効率だからやめて、データでとっておき検索かけられるようにしておく
紙に書くのをしないっていう提案もしていますが、これはいいと思いました。
実際、書きなぐった紙がたばになってあるのですが、見返すことがほとんどなくて、どうしていいか私個人困っていました。
それと紙の手帳のデメリットも納得がいく解説がされています。必読です。
これだけは絶対にやらないということを決める理由も、やるべきことを明確化するためということなので納得です。
睡眠や食べ物、運動の重要性
最終的には、身体のパフォーマンスのことも書かれています。
これは言うまでもなく、実感として誰でもあると思うのですが、なかなかできなかったりするんですよね。
寝ている時間がもったいなく感じてしまったりすることもあると思います。
ですが、寝ないからこそ、仕事の質が落ちるんですよね。
そして睡眠の質はマットレスということで、著者は200万かけているみたいですが、そこまでじゃなくても30万くらいで十分いいものがあります。
私はシーリーのロンドを使っていますが、同じくマットレスには気をつかっています。
寝つきや寝起きのパフォーマンスが全く違いますので、これはオススメです。
この本の2つだけを抜粋してオススメするなら。
PDCAではなくCDPA
評価からはじめて、できる人、できない人の共通点を見つけることからはじめる。
この流れを著者は推奨しています。
本に関しても同じで、だいたい似通っている部分が多かったりするので、その共通点を見つけるってことです。
共通して言っているということは、それだけ大事な本質ですから。
評価の部分のほんの少しだけしか書きませんでしたので、ここは、本を読んで理解した方がいいと思います。
予定の入れ方。
予定は人との予定ではなく自分のやることの予定を入れる。
自分がやることの予定を優先していれておけば、自分の時間を守ることにもつながるので、使えると思いました。
補足
著者の本の選び方の事も書かれていたので、参考までに。
情報収集の方法としては、著者も本を読むのが効率的との考えですね。
著者の本選びは、自分の判断で買わない。
テーマごとにそのときに売れている本を10冊ほどまとめ買い。
鉄板のオススメとか、名著、ベストセラーは全部買って読む