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読まずに読む!?「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書【書評】


「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

著者:松原隆彦 282ページ 東洋経済新報社

電子書籍Kindle Unlimitedでも読めます。

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書

 

こんな風に思っていたら

  • 読書の質を高めたい
  • 読んだ内容を、すぐに忘れてしまう
  • 読解力を身につけたい

 

本書は、読書の質を上げて、地頭力を鍛える方法が学べる本になっています。

地頭力とは、「素の頭の良さ」「自分で考える力」のことを指しています。

その方法とは、本の読み方を変えるだけなので、すぐにでも実践できる内容になっています。

本書で解説している方法で、地頭力を鍛えて、本の内容を活かせるようになるスキルが身につきます

 

なぜ、本の読み方を変えるだけで、鍛えられるのか?

 

偏差値35だった著者は、漫画やライトノベルばかり読んでいて、まともな小説すら読んでいなかったのですが、ある日、東大を目指すことになったそうです。

浪人してみっちり1年間勉強したにもかかわらず、不合格になり2年浪人しますが、知識の量を増やしても合格できないことに気づきます。

そこで考えたのが、ただ知識を増やしていく勉強ではなく、自分の頭で『考える力』を身につけるということだったのです。

 

読み方を変え、考える力を鍛えるために、本と徹底的に議論することにして、東大模試で全国4位になり、東大にも合格したそうです。

その過程で得た経験をもとに、地頭力を鍛える方法を、この本では、「本を読み込む力」と「地頭力」とを同時に鍛える読書術として、徹底的に解説しています。

東大生のやり方と聞くと、難しそうなイメージがしますが、地頭のいい東大生は、「本の読み方」が人と違うだけなので、誰でもできますよということです。

 

東大生は何事においても「受け身」を嫌う。

本に書いてある著者の意見を、「受け身」的にそのまま受け入れてしまうことをせずに、能動的に読書をすることがポイントです。

東大生は、なるほどなぁではなく、とことん本と議論をする。

本と会話するつもりで読むことで、知識を運用する力を手に入れることが出来るようになっているのです。

 

「本を読み込む力」と「地頭力」を鍛えるための5つの力を、読み方を変えることで身につけることが出来るようになっています。

5つのちから

読解力、論理的思考力、要約力、客観的思考力、応用力

なんてみると、ちょっと難しそうな気がしますよね。

でも大丈夫です。

ちょっとだけ内容を抜粋しますが、どれも簡単にできることだと思えるはずです。

 

本や文章が読めない問題の原因の9割は、「準備不足」?

 

まずは、ほんの些細なことですが、本を読む前にやることから始まっています。

読む前に一手間加えることで、読書の効果が何倍にもなるそうです。

それがこちら↓

ただ、「タイトルを読んでいるかどうか」。

ただ、「本のカバーや帯の言葉をきちんと読んでいたかどうか」。

これだけで、読みやすくなるかどうかが分かれてしまうのです。

 

そういった準備が、まず大事だといいます。

これは、5つの力のうちの読解力の部分です。

読解力につながるのは、読む前にそういったことで、ヒントを見つけておくということが大事なのです。

難しかったでしょうか?

簡単に身につけられるようにしてあるのも、東大生の力なのかもしれませんね。

 

そのヒントをみつけるための方法も2つ

1つは、さきほどのカバーや帯に書いていある情報から得る、装丁読み。

2つ目が、仮説作りです。

自分がその本から何を学ぶのか目的をはっきりさせることです。

これは、すごく大事ですよね。

目的もなく読むのと、目的があって読むのでは、得られるものも全く違いますから。

本を読む前には、「装丁読み」と「仮説作り」の2つをやっておけばいい

 

仮説作り

仮説作りも簡単です。

「ゴール地点」「目標までの道筋」「スタート地点」を仮説として設定するのです。

  1. ゴール地点:なぜその本を読むのか。
  2. 目標までの道筋:ゴールをどうやって、その本で実現するのか。
  3. スタート地点:本を読む前の自分がどういう位置にいるのか。

 

なぜゴールから考えるのか?

自分の可能性を狭めないよう、目標を高くもつために、ゴールから考えて行動します。

ゴール地点から、逆算して考え行動することで、自分の可能性を潰さずにすむということですね。

ポイント

本とは、今いる場所から遠くに行くためのツールです。ゴールは今の自分から遠くに設定しましょう。

 

読解力は、本は読むな!?

 

読解力を得るには、読者ではなく記者にならなければダメだということです。

「本を読む」という行為は、「相槌も打たず、メモも取らないで先生の話を聞く」状態に近いんです。「ただ文を読むだけ」「ただ文字の羅列を見るだけ」。それで身につくはずがないんです。

ですから、記者の立場になれば、1つの文からたくさんのことを、想起することができるようになります。

本を読むなというのは、そういうことです。

そこで、姿勢に関しても変えて欲しいと書いてあります。

東大生は、みんな姿勢がいいらしく、姿勢を正すことで読書の効果は倍増すると。

 

本を読む上で1番気をつけること。

 

それはわかった気になってしまうことだと説明しています。

読み終えた後に、一言でその本を言い表せないのであれば、わかっていないのと同じことだということです。

著者が何を言いたかったのか、一言で言い表せるように要約できるかどうかで、理解できているのかどうかが分かる。

それを、少ない文字数で自分の考えや人の意見をまとめることができないというのは、ちゃんと理解していないということと同じだと解説しています。

 

この部分を本書でオススメしている追求読みをすると、確かにその本を理解しているかどうかは分かるのかもしれないですが、本を読む目的が本書が目指している地頭力を鍛える場合はってことになると思います。

人それぞれの本を読む目的が違う場合は、また変わってくると思います。

例えば、ビジネスでうまくいかない部分があって、そのやり方の情報が欲しい場合、目次で調べその部分だけ読んで、目的の情報が得られたら、その本を理解する必要がなかったりしますので。

地頭力を鍛える前提で書かれた読書術なので、理解したかどうかを調べるには、いいやり方だと思います。

 

まとめ

 

受け身を嫌う東大生の読書のやり方は、能動的な読書をしていることが分かりました。

著者は、知識を増やしていく勉強ではなく、自分の頭で『考える力』を身につけることが大事だと気付き、東大に同格しています。

その読書のやり方とは、「本を読み込む力」と「地頭力」を同時に鍛えることができます。

地頭のいい東大生は、「本の読み方」が人と違うだけなので、その読書の違いを身につけたい方にはオススメです。

 

あなたは、読者にならずに読む方法を身に付けられます↓


電子書籍Kindle Unlimitedでも読めます。

 

追記

本書の大まかな一部分のやり方を解説しましたが、意外とできるんじゃない?って思ってもらえると思います。

東大生だからできることではなく、誰でもできるということは間違いないです。

誰でもできるとかいいながら、やることが難しい内容だったり、すぐにできない内容は特にありません。

この本では、付箋があれば大丈夫です。

誰かに解説したり、教えるたりすることがある人にもオススメです。

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

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