超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由
著者:Testosterone 240ページ 文響社
筋肉が人生を変える超・科学的な理由
こんな風に思っていたら
- 自分のことを好きになれない
- 自信がなくて挑戦できない
- 常にネガティブになってしまう
こういった悩みを、ほぼ確実に筋トレが解決するという内容の書籍になっています。
筋トレが人々を幸福に導いてくれる!それくらいの信念を持って伝えていると著者はいいます。
筋トレは最高のソリューションだということを徹底して解説しているのが本書です。
楽しい気持ちになれる筋トレ自己啓発書
まず書かれている口調が面白いです。
おう。お疲れ、俺だ。
から始まります。
不覚にも誰だ!って突っ込んでしまう感じです。
全体的に笑える感じといいますか、いい意味でふざけているといいますか、和やかな気持ちにさせてくれるので、これくらいの気持ちで毎日過ごせば、楽しく生きられそうと思えてしまいます。
著者は、筋トレが世の中の問題のほとんどを解決するといいます。
そんなことは決してないと思うのですが、筋トレすることで自信が持てるようになるので、問題解決に向けて動き出せる精神を、身につけられますよっていう感じだと思います。
ツッコミどころ満載ですが、科学的エビデンスを用いて、筋トレが最強のソリューションという裏付けもされています。
かといって難しい内容ではないので、誰でも分かりやすく、面白く読めるようにしてくれています。
筋トレでそこまで!?
著者は、110キロの肥満児だったみたいですが、筋トレと出会ったことで40キロの体重を減らすことに成功します。
それだけではなく、
怠惰だった自分は贅肉とともに消え去り、代わりに心身の健康や目標を達成する力、闘争心、自尊心といった生きていく上で大事な力が筋肉とともに体に備わっていった。
そうです。
ですから、筋トレの良さを伝え、人々の人生を幸福にすることが著者の使命だそうです。
要するに脳筋タイプですね。(誉め言葉です)
なぜ筋トレすべきなのかを、科学的に説明している頭脳が久保孝史氏で、2人のやり取りの中で詳しく深掘りして解説していく流れです。
科学的といっても非常に読みやすいと思います、しかも面白いです。
何度かふきだしてしまいました。
筋トレは、性格も強気になり死にてえから、殺すぞに変わるそうです。
変わり過ぎでしょ!
筋トレによって、メンタルヘルスは向上する
筋トレは、メンタルヘルスに悪影響を与える可能性が高い、「焦燥感」「不安感」「慢性疼痛」「認知機能」「睡眠の質の低下」「自尊心の低下」などについてポジティブに働くという多くの研究があるんです。
つまり筋トレをするだけで、前向きになりやすいということです。
仕事をする前の早朝に、筋トレをする人たちがいますが、仕事前に疲れることして何がやりたいんだろうと思っていましたが、こういった恩恵があったのですね。
そして筋肉を育てる三代要素が、筋トレ、食事管理、睡眠みたいなので、健康的な生活習慣になるということですね。
筋トレで疲れて睡眠の質がよくなるということでしょう。
睡眠は何よりも、メンタルに重要ですからね。
筋トレに年齢は関係ない
筋トレは、還暦過ぎても筋肉量は増えることがわかっており、年齢を理由に諦めるなんて必要はないということです。
年齢によって、あなたの行動に制限をかける必要はなく、むしろ今からでも始めた方がいいということです。
肌や骨だけでなく、認知機能の維持向上が高まり、記憶力が向上することも報告されているそうですよ。
使ってこその筋肉
気をつけるべきことは、若い人であっても筋肉は使わなければ減っていくということです。
運動不足は身体を弱らせます。
人生での失敗は、何か行動をしたことで起こる失敗ではなくて、何もしないこと自体が失敗だったりするので、筋肉もそれと同じってことです。
身体を普段から多少動かしていないと、何かを始めるにも、億劫だったりしますから、筋トレはそういう面でも役立ちます。
いきなり筋トレは…ということであれば、まずは身体を動かすことから始めてみたらいかがでしょうか。
慣れてくれば、何か行動するための流れとして、すでに重い腰が上がっている状態なので、そこから筋トレをやってみる。
運動をすることは身体にとっていいことだと、なんとなくみんな分かっているので、科学的に基づいて説明してくれている本書を使って、運動効果のエビデンスを理解すれば、より効果が期待できると思いますよ。
筋トレに興味なくても、とりあえず笑えて元気が出る
筋トレは、嫉妬や憎しみなどの負の感情も燃やしてくれるので、内側からも綺麗になるとか、うまいこというんですよね。
恋の傷も筋トレが癒してくれるは、笑ってしまいました。
この本は、そういう面でも精神的にいいかもしれないです。
筋トレするとモテるようになりますか?って質問は、人は死にますか?の質問と同じらしいですよ。
元気がもらえる本なので、筋トレに興味ない人でも楽しくなれる!はず。
部分痩せはウソ!?
こんな気付きも得られます
ダイエットでよく取り上げられる、部分痩せはとても厳しく実現は難しいが、狙った部分だけの筋肉を鍛える部分筋トレはできるそうです。
部分痩せって出来そうな気がしますけど、かなり厳しいみたいです。
でも筋トレである程度自分の身体を、自分好みにデザインすることができると書かれています。
筋トレしている人は、仕事ができる。
世界のエリートたちは、地位や名声、金があっても健康を失えば元も子もないと知っている。
何かの本で、金を使うために運動している人もいると、書かれていたのを読んだことがあります。
普通に使っていたのでは、使いきれないので、体力をつけて長生きするんだそうですよ。
お金使うにも、健康であってこそだということですね。
健康こそが人間の持ちうるもっとも貴重な財産。
健康であればなんでもできますからね。
ダイエットについての気付き
ダイエットの目的は、体重を減らすことではなく理想の体型を手に入れること。
体重だけ見ると理想の体重かもしれないけど、実際の体は体脂肪が多く、ボディラインが崩れ、皮膚がたるみ、だらしない体型かもしれません。
健康的に美しく体重を落とすには、筋肉量の維持は大切だということです。
食事誘発性熱産生
食事から栄養を摂取する際も、カロリーを消費することは知っていましたが、それを食事誘発性熱産生というみたいで、タンパク質が約30%、脂質と糖質が約7%のカロリーが消費されるそうです。
ですから、タンパク質を取った方が、消費カロリーを高めることができるのです。
同じようなダイエットをしていても、タンパク質を多く摂取している人の方が、知らないところで優位にカロリーを消費していたということです。
このことを知っているかいないかは、大きな差になっていくでしょうね。
筋肉量を維持するために筋トレしつつ、有酸素運動をして体脂肪を減らし、かつ高タンパク食で食事誘発性熱産生も利用する、というのが効率的なダイエットにつながる。
まとめ
筋トレは、最高の問題解決につながる、きっかけになる方法だということが学べます。
心身共に充実した人生を謳歌できるように筋トレをすすめられており、心身ともに影響を与える筋トレの効果の科学的根拠も掲載されています。
あなたが、自分に自信がないとか、自分を好きになれないと思っていたら、解決法を教えてくれるそんな本です。
行動に移しやすい自己啓発書って、あまりない(?)と思うのでオススメです。