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ハーバード医科大で学んだからだを正す意識の力【感想】


ハーバード医科大で学んだからだを正す意識の力

著者:柳舘 富美 208ページ かんき出版

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こころのあり方で病気は消える?

 

こんな風に思っていたら

  • からだに不調を抱えている
  • 慢性的に痛みがとれない
  • 症状を改善したい

 

不調や病気は、体のもつ自然の力で、正すことができるというのが本書のテーマになっています。

体にそもそも備わっている機能を利用して、あなたの体を癒し、不調や病気を正すのですが、その自然治癒力を高めて体を治す方法は、スピリチュアルな面が大きい内容になっています。

著者は、麻酔科の医者であり、スピリチュアルカウンセラーです。

ハーバード医科大で、「痛み」に関する最新治療による「自己治癒力」のすごさと、スピリチュアルカウンセラーとしての「自己治癒力」のすごさを伝えているのが本書です。

 

好みが分かれるかも!?

 

スピリチュアルな面が好きな人にはオススメですが、スピリチュアルって聞くと、なんだか訳のわからないこという、怪しげな感じだと思う人もいるかと思います。

好みが分かれる本だと思いますが、スピリチュアルな感じが苦手な人は、科学的な部分だけでも参考になると思います。

科学的な面と、こころのあり方の両方の面で、不調や病気を正せるように解説されています。

 

心が原因で、痛みや症状が現れている?

 

国際疼痛学会によると、痛みの定義は、「実際に何らかの組織損傷が起こったとき、あるいは組織損傷が起こりそうなとき、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験および情動体験としています。

痛みは主観的な症状であることから、心理的な要素、社会的な要素にも関係しているってことみたいです。

多くの人が、心と体に痛みを抱えている原因は、心にもあるということですね。

ですから、アメリカでは催眠療法が医療の一環として認知されているみたいですが、この分野に取り組んでいる医者は少ないようです。

 

ストレスや不調を抱える毎日を過ごしていると、それが当たり前になってしまい、病院に行かなくなっている場合があるといいます。

そして症状が酷くなる頃には、病気になってしまうと。

ですから、気になる痛みがあるなら、病院にいくべきだとススメているので、安心できます。

それも気持ちで治せとかですと、しんどいですからね。

 

ちょっとした不調や病気は、毎日、自然治癒力が正してくれているのでしょうが、その力が働いていても、不調がずっと続く状態というのは、問題ですよね。

著者の病院には、頭痛や腰痛、神経痛など、さまざまな症状の方が訪れているみたいですが、その痛みが取れないなどの症状は、当然ですが病気になる問題が隠されているといいます。

そして、痛みのでる箇所には、その人の怨念や恨みがあるともいっています。

いきなり、ぶっ飛んだ感じがしてきますが、読んでいくと結局のところ、症状は主観的な部分もあるので、こころが大きく関係しているということが分かってきます。

 

自然治癒力の科学的根拠

 

自然治癒力とは、医学的にいうと、自然と体が正常な状態を保とうとする力のことです。

恒常性維持ってよく聞きますが、体の機能やバランスを同じ状態に保つ働きのことです。

さまざまな環境でも対応して、人が活動できるように、してくれているんですよね。

そして私たちの体は、細菌やウイルスが入った時にも、守ってくれたり、ケガをした時など細胞を修復してくれる機能もあります。

そんな恒常性維持、自己防衛機能、自己再生機能の3つが、自然治癒力の元になっているのです。

 

病気は医者や薬が治すのではなく、自然治癒力が治すとはよく言われていますね。

医者や薬は、自分で治すための手助けをしているだけで病気は自分で治しているということです。

かと言って、医者や薬が必要ないといっているわけではありません。

 

素直な人が得をする

 

病気が治る人と治らない人の特徴として、ズバリ、素直な人が治りやすいのだそうです。

少しでもよいところをみるようにすることが、体を治していくのだそうです。

 

これってビジネスでも言えますよね。

問題が起こった時に、素直に解決しようと自分で考えて行動する人なのか、それとも、だから言ったじゃないかと、問題の元になったことに対して、文句ばかり言って何もしない人なのか。

責め立てることばかりに頭を使って、なんの解決にも繋げられない人は、いつまでたっても、その問題を解決することはできません。

 

それが痛みでも、ほとんど改善がみられない時に、医者や薬のせいにして、自分では何もしようとしない。

何か少しでも変化があったかどうかも、考えようとしない。

改善するためのヒントになるようなことを、探って医者に伝えるのではなく、文句ばかり言っていれば、治療は遅れていくだろうなって思いますよね。

治らないことを誰かのせいにしているうちは、完全に治らないと著者はいいます。

 

とにかく明るく、前向きに生きるだけ

 

治癒力を最大限に活用するには、いつも明るく前向きに笑顔でいることだと本書には書かれています。

この力を高めるために、意識を変えることが大事で、そのためには、瞑想、暗示、願うことで、不調や病気を癒せると著者はいっているのです。

自然治癒力が発揮できていない状態を最大限、使えるようにしていくための内容なのですが、スピリチュアルな面が多いのは、心と体は密接な関係だということだからです。

最後のエピローグは、各部位の痛みに関しての解説がされているのですが、確かにそういう傾向があるかもと思える内容で、参考にさせて頂きました。

 


 

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