神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り 280ページ 著者:星 渉
突然ですが、私は、人間関係がもの凄く苦手です。
何故かと言いますと、人の顔と名前が覚えられません。ですからコミュニケーションが苦痛で苦痛で仕方がないのです。
ある時、こんな出来事がありました。
同じ事務所内で働いていて、何度も話したこともあるし、良く顔を合わせているのにも関わらず、事務所のカウンターの向こう側に居ただけで、お客さんだと思ってしまたんです。
あれ?この人どこかであったな、取引先の人だったような気がするってその時は、本気で思っていました。
あとで、その人が誰だったのか他の人に聞いて知ったのですが、自分の事が本当に怖くなりました。
ゾッとしましたね。
当然ですが相手は、こちらを知っている感じで話しかけてきますが、話しが合わなかったりします。
そのせいで、人間関係が怖いんです。
他にも弱みはありますが、これが一番ですかね。
なぜ、こんな話をするのかといいますと、この本では、弱みを隠さず人間味のあるところを出すことを推奨しています。
ですから、唐突に弱みを話してみました。
弱みのない人の言う言葉って、その人だからできたんだろって思われがちなので、そうじゃないことを伝えた方が相手に話を聞いてもらいやすいってことです。
通常は弱みを見せないように頑張るのですが、この本では弱みが人間味をだすための材料に使えるなんてことも学べます。
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どんな人が読んだらいいか。
科学的に人の心を動かす方法が知りたい方は、読んでみてはいかがでしょうか。
- 「職場など何かしらの人間関係で不安や問題を抱えている」
- 「なぜあの人は私の言う事を聞いてくれないのか」
- 「いつも言いたいことが相手に伝わらなくて悔しいと感じてつらい」
- 「どうして、私のことをわかってくれないのだろう」
- 「本当の自分はもっとできるはずなのに」
と思っていたら、この本に答えがのっています。
私のような、そもそも人間関係が嫌で、自分一人でなんとかしてうまく行く方法を探している人にもオススメです。
第五章の相手の人生さえも変える「究極の神トーーク」って章は、自分自信に使える内容でもあります。
本の読みやすさ
本の内容は実践できるのか。
著者は、本を読んで「なるほど」って納得するだけで、日常が何も変わらない、そんな風にはしたくないと書いています。
この本の想い
あなたの人生、日常に変化を起こす本をお届けしたい
このことからも、実践用の本になっています。
人間関係が嫌いな私は、ハッキリ言いますと凄く嫌な気持ちになりながら読みました。
本が悪いってわけではありません。内容はまちがいなく使えます。
読んでいてなんかモヤモヤしていくのは、本の内容が何も出来ていなかったからです。
ですから、こんな自分でもできることを必死に探しました。
確かに書かれている内容が実践出来たら、凄いだろうなって思います。
きっと、こういう人と付き合ったら、人生変わる自分が想像できますし。
言われていることは、簡単なことも多いです。
最後まで人の話を聞く、相手の目を見てうなずく、ありがとうを伝えるなど、人は感情で動くので、心理的な側面から当たり前なことであってもなかなかできていない効果的なことを、実践できるように解説してくれています。
まず、なぜこの本をとったのか?の問いから始まり、なぜ、この本を読むのか?
その目的を明確にしてから読むことで、日常の変化につなげられる内容が盛り込まれています。
はじめにちょっとしたテストもあって、影響力を測ることも出来るので、自分の今の状態を把握するのもいいですね。
この本の2つだけを抜粋してオススメするなら。
人間関係が苦手な人は、自分でやるべき課題を見つけることからはじめてみたらいかがでしょう。
悩んでいること、判断がつかいないことを「紙に書かせる」のです。
人間の脳には、同じ事柄を頭の中で何回もリピートするという習性があります。
何回も何回も繰り返すので、非常に大きな悩みがあるように感じてしまうのです。
しかし、悩んでいることをとりあえず紙に書き出してみると、意外と「これだけのことか」と実感することができるのです。
そうやって客観的にみるだけで、自分のやるべきことがみえてくるので、行動しやすくなるかと思います。
相手の悩みを解決したい場合には、答えを教えるのではなく、自分で気づくようにして上げることもできます。
そして最後に「じゃあ、どうする?」と後押しする質問をするだけなので、意外と簡単に悩み相談ができるようになるかもしれません。
目的と手段の混同がなくなる「最高の問いかけ」
今それやる必要ある?ってことをする人たちがいます。
自分が得たい結果と違う別なことをしてしまう。
なぜそうなるかと言えば、自分が今どこを目指しているのか忘れてしまっているからと、この本は気付かせてくれます。
「忙しくて、目の前のことばかりにとらわれている」
↓
「今やっていることがどこにつながっているのか、わからなくなる」
↓
「だから辛い。苦しい。楽しくない。」という図式
この本では相手に対して、「目の前のことから自分の目指すゴールに向けさせる質問をする」のですが、自分に対しての問いかけでもとても有効です。
そういえば、今、どこを目指しているんだっけ?
なぜそこを目指しているのか?
問いかけるだけで、軌道修正が容易になります。
人に対しての大きな影響力が手に入る
ポイント
相手に命令するのではなく、相手自信に気付かせて人生を変える手助けをすることが出来るようになります。
そうしていくと、相手からみて自分はどんな存在になるのか?想像できるかと思います。
そんな自分に変わるきっかけを、この本で学んでみたい方は↓