著者:エベン・ペーガン 325ページ ダイレクト出版
チャンスを見つける19の法則
こんな風に思っていたら
- 目の前にチャンスがあるけど、つかもうかどうか迷っている
- チャンスもなく仕事に行き詰まっている
- チャンスは複数あるけど、どうすればいいか分からない
本書の知識を利用すれば、目に見えなかったチャンスが見えるようになり、たくさんのチャンスを発見できるようになると著者は言っています。
チャンスが分かるようになれば、そこから選び取れるようになるので、あなたの人生やビジネスにおいて大きな成長をもたらすことになります。
実践すれば、よりいいでしょうけど、実践しなくても、新しい世界の見え方ができるようになると思います。
見ている世界が違う
私たちは皆同じ感覚器官を備えて生まれてきましたが、見ている世界はそれぞれ違います。
その世界の見方は、チャンスを認識する方法にも影響を与えるのです。
見方を変えるだけでも、これからのあなたの人生に影響を与えることになると思います。
チャンスは訓練できる
チャンスとは、物事を新たな観点で見直し、これまでにない価値を創造する可能性のことです。
3人の人間が食料雑貨店に入っていくところを想像してほしい。1人は安売りのトマトを買うチャンスを、もう1人は誰かと立ち話するチャンスを、3人目は通りの先にもっといい食料品店を開くチャンスを見つけるかもしれない。私たちはそれぞれ自然に自分なりの方法でチャンスを探している。
ですが、何かがあなたの目の前にあっても、それを認識する方法を知らなければ、見ることはできません。
チャンスを、新しい方法で見るように、自分を訓練することができることを本書OPPORTUNITYで解説しています。
3つのシンプルで力強い真実
チャンスを理解することが人生の成功のカギである。
あなたは人生のチャンスの量と質を高められる。
そのために信頼できるシステムがある。
手に入れるチャンスの量と質を高めるには、いくつかの考えを学んで、自分に対する見方、他人に対する見方、そしてチャンスに対する見方を変える必要があります。
その見方を変える、著者の開発したモデルを学べるのです。
一旦仕組みが分かってしまえば、今までの何倍もの成功を手に入れられます。
チャンスを理解して、はじめて明確になる
ほとんどの人は、自分が使っているほとんどの言葉の意味を知らない。
使っている言葉には思った以上に厳密な定義があるのが分かりますので、その定義をきちんと理解すれば、思考をより正確にし、理解力、コミュニケーション力、思考力、これから何が起きるか予測する力を高められる。
チャンスの定義とは。
チャンスとは潜在的な価値のことを言っていて、価値を生む、あるいは価値を獲得する可能性がある時、それはチャンスと呼ばれる。
価値とはあなたが欲しいもの。
潜在的とはそれを手に入れる可能性を意味しています。
ポイント
チャンスがきた!というときは、あなたにとって価値のある、あなたが欲しいと思っている結果を手にいれられる可能性をみつけたということですね。
チャンスには、有効期限がある。
チャンスを見つけるのと同時に、不安になったりすることがありますが、それは有効期限があるからです。
有効期限があることで、価値を取り逃す恐れや不安感が生まれます。
チャンスの窓は、ますます速く開き、速く閉じる。
現代ではアイデアを掴むのを先延ばしにするのは自殺行為です。
手に入れられるチャンスの数が増えていることで、あなたが今日いいチャンスにめぐりあったとしても、じっくり検討しているうちに、別の興味を引く別のチャンスがいくつも現れているので、その新しいチャンスに気をとられて、最初のチャンスを忘れてしまうので、結果的にチャンスの窓が閉じてしまいます。
例えばあなたが独身で恋人募集中なら、今日すれ違った相手が明日も同じ場所にいる可能性は低い。ビジネスを始めようと思っているなら、今考えているアイデアがこの先も使える見込みは少ない。投資を考えているなら、市場は常に変化している。
つまり、どんなに凄いアイデアだろうと、賞味期限が短くなっていくということです。
アイデアを思いついたら、現実の世界ですぐに試してみる必要があります。
チャンスは増え続けている
今や技術が様々な分野でチャンスを生んでいます。
ある分野で科学と技術に革新が起きると、それが引き金になって、しばしば爆発的変化が怒涛のように続き、そのおかげで、今や可能性とチャンスは爆発的に増加しています。
大きな視野で見て、自分の独特な個性や才能に合ったチャンスが得られる場所を、見つける事が大切です。
他の誰もがやっていることを見て、それとは違う革新的な何かを探すことが必要になります。
周囲をよく見て成功につながる道を辿るのではなく、決してうまくいかないものをうまく活かせるために四苦八苦している起業家が多すぎる。特定のアイデアにしがみつき、何とかして自分の製品を買ってもらおうとして多くの時間とお金を浪費する。
それよりも人が買いたがるものを大きく育てる方が良いに決まっている。
そのためにも、生きがいのある人生を送るためにも、創造性が必要になります。
ポイント
創造性を鍛える1つの方法は、2つのものを見てどうやったらこの2つを結びつけられるだろう?と考えることです。
チャンスの衝撃
想像を超えた豊かさの時代の中にいる私たちは、豊富な選択肢に、どのチャンスを選べばいいかが、分からなくなっています。
増加する選択肢にどう対応するのか。
チャンスが増えると選択を迫られる場面が多くなり、それがストレスの原因にもなっています。
選択肢が多いほど幸せになれるはずだったけど、多すぎれば幸福のレベルが下がってストレスが増える。
そういった感情をどうやって解決すればいいのか、その対処法も、同時に学ぶことが出来ます。
まとめ
目次はこちらから「OPPORTUNITY」
チャンスは、目の前に実はたくさんあるのですが、それを認識する方法を知らなければ、見ることはできません。
そのチャンスを、新しい方法で見えるように、自分を訓練することができるようにしたのが本書です。
たくさんあるチャンスから、何を選ぶ取るのか、そして捨ててしまった機会への感情のコントロールなどを学び、充実した人生を創造できるようになりたいあなたには、本書がオススメです。
追記
チャンスは、やってみない事には、それで欲しい結果が手に入るかどうか分かりません。
しかもチャンスと思えるものは、ますます増加していきます。
ですが、本書では即座に行動することと、これぞというチャンスを待つことのバランスが重要と言います。
なんでもかんでも飛びついてしまう軽率な決断や残念な過ちを防ぐにも、本書は利用できます。
最大のチャンスを発見したり、作り出したりするために自分の居心地の良い場所から、そして他の大勢の居心地の良い場所からも少しはみ出す必要がある。
大きな成功につながるチャンスは、スキルと幸運が交わるところにある。