すぐに結果を求めることをやめると習慣にできる話
何かしら行動を起こそうとしたり、起こしたりすると、すぐに結果を知りたくなりますよね。
そのせいもあって、すぐすぐ結果を求めるあまり、動けなくなっていたり、継続できなくなっている人がほとんどではないかなと思います。
- 動けなくなるのは、すぐに結果がでることなのかを気にしすぎている
- 継続できないのは、すぐに結果がでないから、すぐ飽きる
いい習慣をつくろうとして、すぐに結果が現れれば、継続することは容易いですが、そうではないことがほとんどです。
ですから、ただ継続するのは面白くないですし、本当にこれで効果があるのかを迷って、いつの間にかやめてしまうのです。
ダイエットがいい例ですよね。
すぐ結果を求めることをやめれば、いい習慣をつくることは簡単です。
習慣は、すぐに結果を求めることで、継続するのが面倒になり失敗するのです。
ですから自分にあった行動でしたら、気長に自分を信じて継続するしかありません。
その行動が、良かったのか悪かったのかなんて、継続してやってみないと分からないのですから。
すぐ結果を求めると、時間だけを無駄にする
私も、そういったすぐに結果を求めることで、損したことは幾度とあります。
例えば、すぐにお金持ちになりたいがゆえに、日々の努力を怠り、すぐに結果がでるなんてものを探すだけ。
そしてそういったものに手を出してはやめを繰り返し、気づけばなんの成果もなく、ただただ時間だけが、取り返しのつかないくらい、過ぎていたなんてこともあります。
すぐすぐ結果を求めること、それ自体がすでに失敗しているのです。
そんなすぐには、結果なんて出ないことくらい、分かってはいても求めてしまうんですよね。
結局、上手くいき納得いく結果がでるものは、長期的に取り組み、積み上げてきた経験からであることがほとんどです。
蓄積してきた経験がモノをいうってことです。
ただその行動をすることが楽しいって言うのであれば別ですけど、違うなら目先のことばかりみていては、遠回りになる場合がほとんどです。
私も、これを書きながら苦虫を嚙み潰したような感じになっていますが、何が悪かったのかを知ったことで、随分と上手くいくようになりました。
すぐ結果を求める病は、時間を無駄にする
すぐ結果病は、時代のせい?
メルマガを送信すれば、どれくらい成約があったのかすぐ知りたいですし、ホームページを作ればアクセスが気になり、商品の販売を開始したら、売れ行きが気になります。
筋トレしたら、どれだけ筋肉ついたか、すぐ鏡を見てみたくなりますし、好きな人に告白したら、すぐに返事が欲しいくせに、考えてみて欲しいなんてカッコつけたりですね。
すぐに結果を欲しがる病気なのではないかとか思うのですが、インターネットの普及で、オンラインで常につながり、すぐに結果が分かるようになったことも、さらに拍車をかけているのかもしれません。
それに、結果がすぐ分かるということは、すぐに改善して行動を変えることができますよね。
結果が分からずに、そのまま同じような行動を、続けていていいのかも分からない状態で、もし何ヶ月も続けて、いい結果が出なかったとしたら、その間の行動が無駄になってしまうこともあります。
ようは無駄なことをしたくないのです。
効率、効率と言われるようになって、無駄を省こうとする風潮が強いことにも原因があると思いますが、実はそのムダとも思える継続が意味を持ってくることもあるので、何が無駄なのか分からなかったりするのですが。
行動したあとは、待つことも大事(行動せずに待つのは無意味)
結果のよくない行動を続けるくらいなら、早く次にいきたいと思うのも、仕方がないのかもしれませんが、とにかく「待つ」ということが、より苦手になっていっています。
ですが、いい行動を習慣にするには、待つことが必要です。
すぐに結果が分かることが多くなったので、気が短かくなってしまいますが、とにかく継続して待ってみる、そうするだけで習慣にするのは楽になります。
それに、その行動ですぐに結果がたまたま出たとして、今回たまたま悪かっただけかもしれません。
続けていれば、大きく変わったかもしれないのに、すぐにやめて次に行く。
当然かもしれませんが、その時だけの結果で判断しても、継続してみないことには、本当の結果なんて分かりません。
その時だけの結果をみて、判断すると見誤ってしまうことになります。
積み上げる事が、最短
なんでもかんでも、スピードを求められる時代でもあるので、仕方がないのかもしれませんが、長い間、積み上げたものの力は、後になってその結果が、じわじわとあらわれてくる場合がほとんどです。
短期で少しかじった程度のことでは、すごい結果を出せるなんてことは少ないです。
もしたまたま運がよくて、いい結果を出せたとしても、継続性がなかったりするんですよね。
それにすぐに結果が出てしまったものは、なぜそうなったのか本人も分かっておらず、再現性がなかったり。
その時だけの、たまたまの成功を引きずって、ずっと結果の出ない同じことを繰り返してしまったりする場合もあります。
あとになってみないと、分からないことだらけです。
継続していた経験があってこその望む結果がでる
結果が出なかったなら出なかったで、すぐにやめてしまう人が多いので、そんな中で長く一生懸命取り組んできたことが、最期に花開くことの方が多かったりします。
すぐに儲かる、すぐに結果がでるとか言われているものもありますが、その人が、その結果を出すためにどれくらいの時間を費やしてきたのか。
その間に得たノウハウがどれほどのものかは分かりません。
継続して培ってきた経験のある中で、今まで成果のでなかった人が、ちょっと行動を変えると、すぐにいい結果が出たりするのであって、何も経験のない人が、それをちょっとやったところで、うまくいかなかったりします。
その人が今までの経験の中でやって、はじめて成果の出るものとかもあるんですよね。
そういったこともあるので、すぐに求める結果が出ないからといって、続ける意欲を削がれたり、飽きてしまったりして、やめてしまうのは、本当の時間の無駄になります。
そこで3か月とか1年とか継続しながらようすをみて待ってみる。
それをできるかどうかが、結果を出せるようになるのかどうかの、分かれ道になります。
ですから習慣にしようとすることを、すぐ結果を求めるのは間違っています。
すぐ結果なんて出ないと分かっているからこそ、習慣にして継続する必要があると思ったのですから。
すぐに結果なんて出ないってことと、すぐに結果が出たら様子を伺うくらいに思っておけば、焦る必要もないです。