本記事には広告も含まれています。

学べる本

週に100時間労働から週2時間へ、社長の生産性を上げるシステム思考術【書評】感想

社長の生産性を上げるシステム思考術

著者:サム・カーペンター 355ページ ダイレクト出版

労働時間を減らして収入を増やす儲かる仕組みの作り方

 

こんな風に思っていたら

  • 労働時間を減らしたい
  • 自分の人生をコントロールしたい
  • 頑張って働いても、たいして稼げないけど、もっと儲けるには?
  • どうすればもっと安心して会社を経営できるのか?

本書に寄せたジョシュ・カウフマンは、上記の質問に、システムを働かせる方法を学びましょうと言います。

その方法を学ぶと、儲かって、採算が取れて、楽しくて、長続きする会社が作れると。

 

そしてあなたが読む本のなかで、もっとも役に立つ本と言っても過言ではない。

とも言っています。

ほんとかよ!って盛大に突っ込む姿が目に浮かびます。

私もそうでしたので。

 

週に100時間労働から週2時間へ

 

本書に書かれているシステムを学ぶと、労働時間を大幅に改善する方法も学べますが、労働時間だけではなく、社員と自分を成長させて、質のいいサービスを提供し、いつも不振にあえいでいた会社をATMマシンに変えることが出来るようになります。

心配しなくても、何も難しいことは全くありません。

新しい方法ってわけでもないですし、誰でも出来ると思います。

 

ただ行動するかどうかに、かかっているだけです。

やろうと思うと少し面倒ですが、文字が書ければ問題ありません。

といいますか、今のあなたの面倒を解決できる、ちょっとした面倒なので、問題ないと思います。

 

今の環境が得られるモノより、犠牲が多かったら

今忙しく働いていて、仕事のためにいろいろなものを犠牲にしているのでしたら、なおさら本書のシステム思考は学ぶべきだと思います。

今の環境がこのままずっと続くとなると、その調子で一生を終える可能性もあるかもしれません。

そう考えると、そのままにしといていいのですか?って言いたいです。

 

本なんか読んでいる暇はないって人は特にですね。

ポイント

もし私が木を切り倒すのに8時間与えられたら、斧を研ぐのに6時間かけるだろう。

エイブラハム・リンカーン

毎日がむしゃらに働くよりも、今後、効率よく働く情報を得た方が、これからの人生が変わります。

 

苦労しているのは、方向性を定めず、頭のなかを整理せず、重要ではないことに時間を使い過ぎていることが原因です。

人生を自分でコントロールしたいなら社長の生産性を上げるシステム思考術がおすすめです。

 

システムを働かせるとは?

 

システムと聞きますと、パソコンを動かしているシステムのことを思い浮かべるかもしれませんが、本書に書かれているシステムとは、それだけのことではありません。

仕事上のシステムとか金融関係のシステム、人間関係のシステム、体のシステムといった、この世界のすべてのシステムのことを指しています。

あなたには、あなた独自のシステムがあるように、この世界はシステムで動いているということですね。

 

みんな独自の繰り返し使うシステムを持っていて、それを自分のために使っています。

歩行、車の運転、朝食のしたく、ゲームのやり方など。

こうした小さなシステムの達人になっているのは、シンプルだからというのもありますが、システムを構成するパーツに意識的に目を向けたからではないかと言う事です

パーツに目を向けて、分析したり、調整したりしながら使っているうちに、とくに努力したり意識したりしなくても、完璧な手順で使えるようになったのではと著者はいいます。

 

そんな自分のもっているシステムに、気付いているだろうか?

人生を構成しているシステムが、あなたの人生を機械的に動かしているのです。

ですから、あなたの人生のさまざまなシステムを、まずは知ることから始めます。

 

そういった新しいものの見方をシステム思考と本書ではいっています。

システム改善には、自分の世界をこれまでとは違った視点から眺めることが不可欠です。

あなたのうまく働いていないシステムをみつけ、修正して稼働させる。

まずは、そのシステムを理解し、次にシステムを分析し、次にシステムが完璧なものになるまで、一つずつ修理することになります。

 

システムを働かせる必要な3つのステップ

 

  1. システムの分解、分析、修理
  2. 文書作り
  3. システムのメンテナンス

 

心の安らぎと豊かさを手に入れ、幸せを見つけたいなら、自分の人生の細かい部分のコントロールが絶対に必要になってきます。

キャリア、健康、人間関係といったシステムを分析し、完璧なものに仕上げることに労力を注ぐ人は少ないですし、そのシステムによって動いていることに気付いていません。

ですから、本来気付いていないことを気付かせてくれ、システムを働かせる方法を教えてくれます。

 

リーダーのやるべきこと

 

リーダーが重点的に取り組む必要があるのは、業務プロセスの改善であって、業務の遂行や問題の火消しではない。

リーダーの役割はマシンの歯車が最大の効率で回る状態を保つことです。

効率の悪いシステムが生んだ悪い結果に、対処するのはやめることにして、効率の悪いシステムを完全なものにすることにエネルギーを注ぐ。

すると、結果はあとから自然についてくるのです。

 

あなたの生活は一変する

 

今日一日、起きてから寝るまで、数えきれないほどの作業を実行し、そのほとんどが無意識のうちに実行されています。

意味のないものや、周りの人達の幸せに貢献するものもあるでしょう。

そういった一連のシステムの行動の中で、あなたの問題のあるシステムを探し出して、望み通りの結果を生み出すシステムに変えればいいのです。

あなたの仕事は火を防ぐこと

あなたの仕事は、システムを一つ、また一つと修理することだ。

起こった問題にひたすら対処することではない。

あなたは火消し屋ではない。

あなたの仕事は、「火」を防ぐことなのだ。

 

仕事をしていると、問題がおきますよね。

その問題を解決するのではなく、問題が起きた原因を掘り起こして、その問題がおきる原因の行動を修正していくのです。

その人のその日の気分や感覚で仕事をするのではなく、誰がしても同じになるように組み立てるって事です。

レシピと同じですね。

ミスの起きない、うまくいくレシピをつくり、問題そのものが起きないようすると、そもそもの火消しをする必要がなくなります。

 

「やらない」のも選択の結果

 

何か間違ったことをやって失敗しているわけではなく、何かをしないことで失敗していると著者は言います。

起こすべき行動を起こさなかったことが、人生のミスにつながると。

ぐずぐずと先送りしていませんか?

今やりたくないということが、行動を起こさない十分な理由と言えるだろうか?

人生を自分でコントロールしたいなら社長の生産性を上げるシステム思考術

 

補足

 

自分の体に取り入れるものによって、自分の体のシステムの邪魔をしているといいます。

傷んだ体を自ら修復しようとして、余分に働くことになると。

効率のいいプロセスの邪魔をしたら、必ずその代償を払うことになる。

 

社長の生産性を上げるシステム思考術、詳しくはコチラ

-学べる本