著者:ジェフ・ウォーカー 258ページ ダイレクト出版
世界一効率的に億万長者になる方法
こんな風に思っていたら
- 買ってくれ!という、物を売りつけるようなやり方を変えたい
- これからビジネスを構築したい
- 売れたらいいなぁって思っているだけ
商品やサービスを作って、買ってくれ!買ってくれ!って売り込むのは、しんどくないですか?
しかも、あなた自身がそのような売り込みをされたら、どう思うでしょうか。
きっとその商品が素晴らしいモノだったとしても、話しも聞きたくないし、買いたくなくなりますよね。
そういったやり方を変えて、セールスまでを簡単にしたやり方が、本書ザ・ローンチで学べます。
もちろんですが、最終的には販売の案内はするのですが、その最終段階で、お客さんの方から頼むから売ってくれと言われる状態に持っていく、そんな販売プロセスが書かれている本です。
ですから、この本で書かれているローンチとは、戦略ですね。
ツールや戦術は変化していきますが、戦略はすたれないので、ずっと使えますよ。
飛躍するためのレシピ
著者のジェフ・ウォーカーは、商品ならびにビジネスをローンチするための前代未聞のプロセスを作り上げて、過去に例のない規模の成功を手に入れた人です。
それだけではなく、そのやり方をほかの起業家らにも指導すると、目覚ましい成果が達成され始めた、そんな方法を書いています。
ですから、本書は飛躍するためのレシピだと著者は言います。
短期間で爆発的な売り上げを可能にする方法で、しかも、あっという間にビジネスを構築することが本書の目的だと書かれています。
起業したい人にとっても、すでにビジネスを手掛けている人にとっても、予算が小規模でも可能なんですって。
でも、短期間でっていうのが、信用できなかったんですよね。
本書のやり方を試してみた結果
私も試してみたのですが、結論をいいますと、1時間も経たずに120件以上の注文をもらうことができました。
初めてのときは、ほー効果あるんだっていうのが印象でした。(今では当たり前ですけど。)
確かに、効果はあります。
効果はあるのですが、ただ回りくどい感じはすると思います。
なぜなら、すぐ売りたいからです。
あなたも私と同じ感覚であれば、すぐ売って現金に変えたいじゃないですか。
ですから、買って買ってのコールを送ることになっていたのですが、それを我慢してしっかりと、販売プロセスをふむので、回りくどく感じると思います。
ですが結果的には、その方が売りが早いですし、注文もまとまるので、必然的に爆発的な売り上げを可能にするというのもうなずけると思います。
すぐにアプローチしたい気持ちを抑えて、しっかり根気強くやる必要はあります。
なれてしまえば、なんてことはないんですけどね。
しっかり着実な成果を得たい人には、目からウロコじゃないでしょうか。
最後のプロセスの瞬間は、最高にドキドキ感を味わえますよ。
こんな人は読まなくてもいい
おれはもっとド派手に、そんなことしなくてもサクッと売ってやるぜ!って感じの人は読まなくていいと思います。
本書の販売プロセスは、パパッとサクッと売る方法ではないです。
短期間で爆発的な売り上げを可能にするとは書かれていますが、意味合いが違います。
簡単ではあるけど、時間は多少かかります
プロセス自体は、そんな難しいこともなく簡単ではありますが、準備には時間が多少かかると思います。
なんの準備かと言いますと、そこは通常おこなっているビジネスと変わりません。
商品を買ってもらうために、いろいろと準備をしますよね。
その販売プロセスに合わせて、作業が必要になるってことです。
そして販売となった時に、短期間で爆発的な売り上げを可能にします。
何をするにも、そういった準備は普通に必要なので、気にせず著者のすすめる、販売プロセスで効果的な成果を上げてみて下さい。
ザ・ローンチが役に立ちます。
こんな売り方から卒業
商品やサービスを作ったらどうしますか?
もちろん売りますよね。
でも、作ったはいいけど、どうやって売ろう?ってなると思います。
いい商品さえあれば、売れるなんてことは、絶対にありえません。
なぜ絶対と言えるのかと言うと、単純にその商品をみんな知らないからです。
ですから買いようがないのです。
多くの人が、「希望的な売れたらいいなぁ」という受け身のプロセスで販売をしています。
そうではなく、効果のある販売プロセスを使って、こちらからしっかりと買ってもらえるように仕込みましょうってことです。
売れたらいいなぁって考えをもっていたら、ザ・ローンチを読んだ方が近道です。
ローンチ?
ローンチとは?
新しい商品やサービスを世に送り出すことです。
打ち上げるなんて意味もあるので、商品を爆発的に売るって感じの意味合いで言ってますね。
「こういう段階を踏んでいけば、お客さんは行動してくれるのか」という効果的なセールスプロセスを学べます。
本書では販売のプロセスを大事にしているので、コピーライターの才能やセールスの腕で決まるわけではないということも書かれています。(あった方が、もちろんいいのは言うまでもなく)
そのためのフォーミュラ(公式)が存在していると。
本書は、18年間にわたって実社会で得た成果をもとにしているので、理論書ではありません。
実例を用いているので、架空事例に基づいて理論を説くビジネス書ではないことを強調しています。
しかし、短期間でお金持ちになる方法を説いた本ではありません。
自動化できる手法でもなく、膨大な仕事をこなさなければならないとも言っています。
プロダクトローンチ・フォーミュラ
本書で紹介するプロダクトローンチ・フォーミュラとは?
ポイント
ターゲット市場があなたの販売商品に強い魅力を感じ、頼むから売ってくれと頭を下げるよう仕向けるシステム。
しかも、商品やサービスの販売前にそれを実現してみせると言っています。
商品を買ってください!買ってください!お願いだから買って!
と言う感じで売り込んでいては失敗するのは当然です。
見込み客との関係性が大事で、商品を売り込む前に、見込み客に価値を提供することで構築していくのです。
この単純な大事な仕事を、大半のビジネスはおろそかにするせいで失敗しているのです。
大半のビジネスがそうやっている中で、あなたも同じようなことをしていては、困難をきわめるのは必然ですよね。
それよりも、少し遠回りかもしれませんが、まず関係性を構築し、見込み客の方から、売ってくれと言って貰えるようにするのです。
買って欲しいそぶりを見せずに、さりげなく価値を提供して、相手の気を引く。
そういった価値あるコンテンツを文章でも動画でも、他のどんなメディアでもいいので、配信するのです。
セールスに結びつくような連続したコンテンツを組み立てることが、プロダクトローンチ・フォーミュラの真髄になっています。
理想のクライアントを引き寄せる
しかもこのやり方は、理想のクライアントを引き寄せることが出来るようになります。
ビジネスをしている人、顧客と直接かかわる仕事をしている人は分かると思いますが、素晴らしいお客さんもいれば、そうでない人もいますよね。
批判をしているわけではなくて、人間なので自分に合わないとか、そういうのがあると思うのです。
嫌なお客さんに、気をすり減らしてする仕事ほど、嫌なものはありません。
著者は、優れたマーケティングがなすべき仕事の1つは、選り分けだといいます。
ふさわしい人間を引きつけ、それ以外は追い払う。
表現は悪いかもしれないけど、相性の悪い見込み客やクライアントを山のように抱えるのは避けたいじゃないですか。
ですからマーケティングの手法によって、お客さんを選ぶことは可能です。
本書の中でも学ぶ、プリローンチ・コンテンツを通じて伝えたいメッセージを、ありのままに表現すれば、きっと理想的な人が集まってくるはずだと言っています。
先を見据える
そして、先を見据えることの重要性にも気づかされます。
目の前に現れる獲物を片っぱしから追いかけてはいけないし、目新しい戦術の一つ一つに気を取られてもいけない。
市場で築き上げた地位やブランド、評判を危険にさらしてまで、最新の戦術や目先の利益を追求しようとする人があまりにも多すぎると。
新しいやり方は、時代時代で出てきますが、どんな時代でも、昔からずっと効果のあるやり方はあります。
何年も続けられ、改良を加えられて、そうやって、効果を上げてきたやり方を学び、理想的なお客さんを集めたいならザ・ローンチおすすめです。
追記
個人的には、40ページまでは前置きみたいなもので、読まなくてもいい気がします。(すぐに本題にはいりたい人には)
43ページくらいで、ようやくプロダクトローンチ・フォーミュラが、シーケンス、ストーリー、トリガーで構成されると出てきます。