オチが分かる=感がいい!?
オチとは(念のため):ここでいうオチは、物語の最終的な結末のことを指しています。ただの結末のことなので、その結末でちゃんと、オチているのかどうかは関係ありません。時々、オチのない映画もあったりするので。ですから、お笑いでいうところの、オチとも違いますし、ましてや、寝落ちでもありません。
映画でもドラマでも、たくさんの作品に触れている人にとっては、時々、視聴途中で、オチ(結末)が分かってしまう場合があるかと思います。
そういった場合、「オチが分かった俺スゲー、すごくない?」なんて思うこともありますよね?
もしくは、オチが分かって、つまらなかったという人の中にも、本当につまらないと思っている人もいると思いますが、オチが分かったことを、ただ言いたいがために、オチが分かって、つまらなかったと、自分アピール(俺ってすごくない?)で言っている人もいるかと思います。
ですが実は、オチが分かって、その通りの結末を迎えたとしても、意外と凄いなんてことはありません。
ただ、そう思わされているだけだったりします。
オチが分かったと作者に思わされている
作品を見ている人が途中で、オチが分かったかのように、自然に思うように設計されていたりするだけだったりするので、実は、オチが分かる俺スゲーは、ただの勘違いだったりするんですよね。
オチが分かるというよりは、わざとオチが分かるように、誘導されているということです。
ですから、まんまと作品の作り手にハメられているわけです。(なんてこと…)
オチが分からないように、うまい具合に見せるのも、作者のさじ加減一つですし、オチをわざと分かりやすいようにしていたり、オチがバレたように見せかけて、実は違うみたいな風に演出することもしているわけです。
作者の技量も、もちろんあるのでしょうけど、結局のところ、何のひねりもない素直な展開で見せた方がいい作品もあるでしょうし、オチがバレたようで、バレない展開にするといい作品になるものもあるわけです。
ですから、オチが途中で分かってというか予想できて、結果その通りの展開になっても、それが分かることが楽しいと思う人もいれば、オチが分かるとつまらないっていう人もいるわけで、どっちに寄せるのかも、物語によって計算されている可能性の方が大だったりします。
オチが容易に分かってしまう作品は、わざとそういう風に設計しているだけなのかもしれないので、オチが分かることで、面白くない、面白いというよりは、結局のところ、作者がどういう感情を引き出したいのか?に尽きる部分が大きいので、そのやり方が、視聴者の好き嫌いでしかないということでもあったりするんですよね。
オチが分かってしまっても、面白い作品は、面白いのですから、オチというよりは、全体的なストーリーが、その人にハマるのかそうでないのかってことになるので、あまりにもオチが読めやすいものは、そうした方が、素直に楽しめると考えた作者の意図なんだと思います。
俺、この作品、オチが分かったんだよ。
っていう人が周りにいたら、優しい気持ちで見守りましょう。(願望)
私も、オチが分かったら、ドヤ顔で言いたいタイプなので。
「途中でオチが分かってしまったよ」(ドヤ~)みたいな。
私は、同じ作品を何度も見られるタイプなので、オチが分かっても(分からされても)楽しめます。
ですから、オチが分かって面白くなかった、なんてことにはならないので、ほとんどの作品を楽しめてしまう性分だったのはラッキーでした。
そして、「オチが分かって面白くなかった」という人のタイプには、2つのパターンがあるかと思います。
「オチが分かって面白くなかった」という人の2つのパターン
⇒ 本当に、予想を裏切って欲しかったと思っているパターン。
⇒ ただ単に、オチが分かる俺って凄くない?を遠回しに言ってきているパターン。
この2つです。(私が、オチが分かって面白くなかったと言う場合は、後者です。ですが、基本的に面白くなかったとはいいませんけど)
どちらのパターンで言っているのかを見極めるには、話している内容や、顔の表情をみるとだいたい分かります。
前者の場合、意外と真剣な顔で、どこがダメだったかを的確に言ってきますし、あまり話を長くひっぱりません。
後者の場合、顔が二ヤついていることが多く、なおかつ、早目の段階で気づいたことを自慢したいので、オチに気づいた部分を話しつつ、そのことを何度もいいます。
ですから、作者に苦言を言いたい人と、自分をアピールしたい人の側面があったりするので、後者の場合でしたら、温かく見守りましょう。
ラブ&ピースです。
どんなジャンルにも、全ての物語に結末がありますが、最後にどうなるのかが、分かってしまったとしても、結局のところ、その答え合わせは、最後まで見ないと分かりませんので、その過程を楽しむといいかと思います。
まとめ
オチが分かるのはなぜなのか?といいますと、作者がそう作っているからです。
どこを見せて、どこを見せないのか、どこのシーンに意味をもたせるように演出するのか、どうでもいい部分を、意味深に見えるようにするのかなど、趣向を凝らしています。
単純に、オチが分からないようにするのは簡単ですよね。
ヒントを出さなければいいのですから。
オチが分かってしまうのは、そうなるようにした方が、楽しめる作品なのでは?と思っているからなので、私のように、俺スゲーと思ったとしても、そう思わされている場合がほとんどですが、気にせず、そう思わせてくれた作者に感謝しつつ、ドヤ顔を続けていこうと思います。(決意表明)
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