複雑になったら基本に立ち返ると解決
世の中には、こうしたら上手くいきますよ、あんな感じでやるともっと良くなりますよなどの情報が溢れています。
溢れすぎているといった方がいいかもしれませんね。
そのせいで、やった方がよさそうなことや、学べることが多くなっていて、どうすればいいのか、何から学べばいいのかが、分からなくなってきています。
情報の波にのまれて、処理しきれなくなって、しまいには現状維持なんてことになっている場合もあると思います。
そんな複雑になっている時には、基本に立ち返ることをオススメします。
基本は、常にシンプルです。
やるべきことがハッキリしています。
複雑になった物事をシンプルにしてくれて、複雑になって考えることすらも嫌になってしまっている状態を、正常に戻してくれます。
あれもやってこれもやってと、ずっとそうやってきたからっていう理由だけで、効果もあまり期待できないことをやっている。
そんなことってありませんか?
最善以外は無視
今やっているこれって、意味ある?なんて思いながらも、会社で決まっていることだからとか、そんなしょーもないことがまかり通っていることって、ありますよね?
ですから基本の絶対やらなければいけないこと以外は、すべて捨てて基本のみの状態にし、それからまたシステムを組み立てるのです。
システムといってもPCなどのソフトの部分ではなく、会社を動かしているすべてのフローのことです。
朝の出勤から、退社までの一連の作業すべてのことですね。
一度、先入観をなくして基本に立ち返り、そこから会社や自分にとってどうあればいいのか、なにが最善だと思えるのかを考えて、組み立てたり、分からない部分を学んでいけばいいのです。
事務処理ひとつをとってみても、伝票を無くすことが最善だと思ったら、そんなやり方がないか方法を学んでいけばいいですし、そうやって、どうあればいいのかをもとに、組みなおすのです。
その際、自分にとって欲しい情報、最善以外は無視しても大丈夫です。
あれもこれもとやってしまうと、結局複雑になってしまい、なんだかよく分からないけど時間だけがかかってしまうとか、社内が混乱してミスが多くなっているとか、いいことはなにもありません。
一番いいやり方はない、あるのはあなたにとっての最善だけです
基本がしっかりできていれば、本来、欲張る必要はないので、それだけでシステムをまわしていけるはずなんです。
そして最善だと思えるやり方が見つかったとしても、そのやり方よりも、もっといい方法はあるかもしれません。
ですが、一番いいやり方を探し続けることに時間を使うよりも、自分のこれが最善だということをまずやってみて、それから上手くいかない問題になる部分がでてきたら、その改善策を探していけばいいのです。
遠回りすることもあると思います。
先にこれを知っておけばよかったって思うことも出てくるでしょうけど、それは今までやってきたやり方があってこそ分かる事なので、それはそれでいいのです。
やってみないと分かりません
例えばAのやり方があって、それよりも効率的なBのやり方があったとします。
実際にやってみないと、自分の会社にとっては、どちらが良いのかなんて分かりません。
そしてAを試してみた結果、どうにもBがよさそうだと思って変えると、始めからこっちをやっておけば良かったと思うのでしょうけど、それはAを試していたからこそ、Bの良さが分かったのです。
いろいろと悩んだあげくBのやり方から始めた人は、AをしていないのでBの良さが分かりません。
逆にBのやり方をしている人は、Aのやり方がよくみえるかもしれません。
もしくは、Bよりもっといいやり方があるかもしれないって思うかもしれません。
すべての情報を知る事なんて不可能なのですから、自分にとって最善であればいいわけです。
とにかく選択肢は無数にあったりしますので、まずとにかくやってみるのです。
何をすればいいのか、何をするために情報を探していたのか、あれもこれもではなく、必要なことができる情報だけ得たら、さっさとやりましょう。
何がもっともいいやり方なんて、比較した中で分かることですから。
個人の生活でも役立ちます
例えば、電化製品の電子レンジを買おうと思っていたとします。
1つのメーカーでも、いろいろな種類の電子レンジが出ていますよね。
とにかくいろんな機能がついている、高いモノを買ったとして、その機能をはたして使うのか?
きっと、ほとんどの人が使わないと思います。
何のために買うのかと言ったら、冷たい食材を温めて欲しいから買うわけです。
ただ、温めてくれれば、他の機能なんていらなかったりしません?
たくさんの機能があっても複雑すぎると、使わなかったりしますよね。
ですから、次買い替える時は、その本来欲しい機能だけの安い電子レンジで事足りたりします。
温めるという基本に立ち返ることで、物事はシンプルになります。
それから、もっとこうあって欲しいと思うものが自分の中に出てきたら、そういった機能があるものに変えればいいってことです。
自分にとって、欲しい結果が得られるか、最善だと思えるかどうかで判断してみるといいですよ。
そして、また複雑になってきたと感じたら基本に立ち返ればいいだけです。
見直しましょう
会社のシステムでもありませんか?
やたらとごちゃごちゃした、便利なのだろうけど使わない機能。
なんでもかんでも詰め込み過ぎたシステム。
でも使っている機能は、たったの3つか5つくらいだったり。
基本に立ち返ると、コストも下がるかもしれませんよ。
機能的にみて良くても、複雑だったら誰も使わなくなります。
複雑をシンプルにするだけで、生産性があがったりするので、まず基本以外すべてゴミだと思ってやってみることをオススメです。
追記
個人的に掃除機を最近変えたのですが、その際どうしてもブランドや金額で選びがちだったのです。(高いモノがいいと勘違いしている)
掃除って面倒じゃないですか、ようはゴミを吸ってくれさえすればいいので、とにかく軽さで選びました。
そのおかげで、掃除が非常に楽になったのです。
しかもストレスまで減りました。
今まで使っていたものは、フィルターの掃除を自動でやってくれたり、部屋の空気を綺麗にするような機能も付いていましたが、掃除機自体がとても重く持ち運びが面倒で、掃除機をかけること自体が嫌になっていましたが、それも解消されました。
基本の欲しい機能さえあれば、あとは使い勝手だけですからね。