※まずはじめに、この記事でいうところの、明るさの間違った解釈とは、ルーメン(lm)の数値自体の、解釈の仕方ではありません。
ランタンをはじめて選ぶ際、明るければ明るいほどいいと思ってしまいがちなので、ルーメンの数値の高いものを、選ぼうとしてしまう場合があるかと思います。
ですが、その数値は、それほど大事でもありません。
といった内容の記事です。
ちなみにルーメンとは?
ランタンの明るさは、ルーメンという数値で表されています。(全部ではありませんが)
ルーメンは、単純に数字が大きいほど明るくなりますので、とにかく明るいものが欲しい場合には、ルーメンの数字で選ぶといいです。
参考までに↓
白熱電球(W)を | ルーメンで表すと |
100W | 1520 lm以上 |
60W | 810 lm以上 |
40W | 485 lm以上 |
30W | 325 lm以上 |
20W | 170 lm以上 |
ランタンは、明るければ明るいほどよさそうですが、キャンプでは、そんなに大きな明るさは必要ありません。
それに、明るく照らしたいのでしたら、別の方法を使った方がいいです。
ランタンを選ぶ基準として、ルーメンはある意味どうでもいい!?
ランタンを選ぶ際
キャンプ場は、暗そうだから明るいものがいいよね。
みたいな感じだと思います。
ですから、1000ルーメン以上のランタンが複数ありますので、その中から選ぼうとしてしまいがちです。
(とても明るいランタンを、選ぶのが悪いわけではありません。)
ですが、そもそも明るさが重要であれば、なぜ明るさの低いランタンが売られているのか?しかも人気があるのか?ってことになりますよね。
コールマンの30~250ルーメンのランタン(スマホの充電も可能)↓
スノーピークの、たねほおずきなんて特に低いです。↓
ですが、人気があるんですよね。
もし明るさが重要であれば、各メーカーは、明るさを重視して、競い合うはずなんです。
ですが、実際には、100ルーメン以下のランタンだったり、200~300ルーメンのランタンも、種類豊富によく売られています。
明るさが重要であれば、まずこんなことにはなりません。
ですから、ランタンを選ぶ基準として、明るさがメイン(ルーメンの数値の大きさ)になりがちですが、あまり気にする必要性はないということです。
もちろんですが、暗さが苦手な人や、明るくないと嫌な人にとっては、明るいにこしたことはありませんが。
とにかく明るく照らしたいのでしたら、1000ルーメン以上のランタンがおすすめですね。
明るさでえば、ルーメナー2が人気です。(使っていないときにも邪魔になりません)↓
もしくは、コールマンのバッテリーガードLEDランタン1000も使い勝手がいいです。↓
夜も動き回りたい、暗い中でも、遠くまで見わたしたいというのでしたら、上記の明るいランタンがいいでしょうが、サイト内や、テントの中などで、ほとんど動かない場合、そんなに明るさは必要ありませんので、ランタンの見た目で選ぶ方が雰囲気がよくなります。
レトロな見た目のランタンは、気分を上げるのに使えますよ。↓
そして、むしろ明るすぎると、せっかくの野外の雰囲気を楽しめなくなると思いますので、暗めのものも準備しておいて損はしません。
それに、焚き火中心のキャンプでしたらなおのこと、焚き火の放つ光がメインで十分だったりもします。
お店でみるランタンの明るさは参考になりません。
ネットで探す場合には、明るさの比較サイトや動画、表記ルーメンによって、想像するしかありませんが、お店では直接、ランタンの明るさを見ることができます。
ですが、ほとんど参考にはなりません。
なぜなら、明るい店内でランタンをつけることになるからです。
周りが明るい状態で、このランタンは明るい、これは暗いなどやっても無意味だったりするのです。
それと、夜に比較した、ランタンの明るさ比較動画もあったりしますが、それでも分かりにくいかと思います。
それはなぜかといいますと、画像や動画で見るのと、実際に暗い中で体感するのとでは、明るさの感じ方が全くの別物だからです。
ですから、ランタンの明るさは、その点が選ぶ難しさだったりするのですが、あまり深く考える必要はありません。
実際に体感すると、豆電球でもすごく明るい
このランタン↓
たしか15年以上前のもので、中身はなんてことない豆電球が、1つ付いているだけのものなんですけど、大きな単一電池を4つも使用して使うような、時代を感じるランタンです。(見た目もそんなによくない)
写真を見て感じたかと思いますが、ものすごく暗いですよね。
こんな灯かりでは、ほとんど何も、見えないような感じがするかと思います。
ですが、実際は、「物凄く明るいんです!」というよりは、物凄く明るく感じるといった方がいいですね。
そうなんです。
結局のところ、暗闇で使うと、豆電球程度の明るさのランタンでも、すごく明るく感じてしまいます。
ココがポイント
「明るく感じてしまう」というところが、今回のポイントですね。
ランタンは、明るければ明るいほどいいみたいな、そんな感じがしていたと思いますが、真っ暗なキャンプ場で使う分には、ほんの少しの灯かりでも、何も問題がないというのが結論なんです。
実際のところ、外は真っ暗闇、とまではいかないですが、家の中と比べたら、当然すごく暗く感じます。
ですが、意外と外って、月明りでも明るく感じたりするんですよね。
それと同じで、周りが暗いと、ちょっとした明かりが、体感として明るく感じるので、直視できないくらいの光を放つようなランタンの、強烈な明かりだったりは必要なかったりします。
もちろんですが、料理をする際は便利だったりしますし、何か小さな道具を落としてしまったりなど、広範囲で探し物をしたりする場合には、明るい方がもちろんいいです。
ですが、キャンプで使う分には、たいして眩しいほどの明かりは必要ありません。
むしろ邪魔になる場合もあります。
ランタンの明かりが邪魔?
ランタンの明かりが迷惑になることも
キャンプでは、薄暗い中での雰囲気を楽しみたい人達も当然います。ですから、その横で、煌々と明かりを照らしていたら、他のサイトへの迷惑になる場合もあるということです。もちろん使用者本人にとっても同じです。
もう少し暗い方が、雰囲気よくなるんだけどなぁ、みたいなことも出てくると思います。
光の色味とかも含めてですね。
ですからランタンは、とにかく明るさ基準で選ぶよりは、雰囲気で選んだ方がいいかと思います。
暗い中で灯すランタンは、思った以上に明るく感じますので。
インナーテント内は特に、強い明かりは必要としません。
それと、ランタンの大きさを、どこまで許容できるかですね。
夜に使っている分にはいいのですが、使っていないときには、邪魔になるキャンプ道具だったりするので。(収納という意味で)
そして、スマホのライトがあれば、ランタンは1つで十分な場合もあったりしますが、ランタンは複数持っていた方が、何かと便利です。(バッテリーの問題も含め)
明るさを何段階かで調整できる、便利なランタンが多いのですが、1つを使いまわすのは意外と面倒だったりしますので。
おすすめ
複数持つにしても、すごく明るく照らしてくれるランタンが便利に思うのは、あくまでも一時的なものだったりするので、全部が全部明るいものを選ぶ必要性はありません。
料理をする際の、明るさが必要な場合に、明るいランタンが便利で、その他では、200~300ルーメンくらいのランタンで照らせれば、十分すぎるくらいの明るさは確保できます。
ですから、一つだけ800ルーメン以上くらいの、ルーメンの大きいものを持っておいて、あとは200~300ルーメンくらいだったりがあれば十分です。
もしくは自然を感じたいなら、100ルーメンもいらないかもしれません。
明るくしたいなら複数のランタンで明るくする
明るく照らしたいのでしたら、別の方法を使った方がいいと冒頭で書きましたが、その方法が、複数のランタンで明るくする方法です。
1000ルーメン以上のランタンといっても、光の広がり方も重要ですし、照らせる範囲も限られています。
それに、いくら明るくても、影ができることで、そんなに明るく感じなかったり、不便に感じたりすることもあります。
ですから、複数のランタンで複数方向から照らしてあげたりすることで、明るいランタンを1つを使うよりも、より明るく感じることができたりします。
ようは、明るいと感じられればいいので、明るさが小さくても、陰になる部分を減らしてあげると、より明るく感じられますよ。
それに、複数のランタンを使った方が、利便性の面でも便利です。
ココがポイント
むしろ明るくしたいなら、複数ランタンを使ったほうが明るく感じます。
まとめ
ランタンの明るさは、そこまで気にする必要がありません。
雰囲気を楽しむなら、むしろそこまで明るくない方がいいです。
一つは、実用的な明るいものを持っていてもいいかもですが、あとはランタンの雰囲気で選んで、間違いはないです。
焚き火中心でしたら特にですね。
ランタンは、最低でも2つほどもっておけば、とても便利ですが、なくても焚き火とスマホのライトだけでも、十分だったりする場合もありますので、そこまでランタンに悩む必要性もなかったりもします。
ですから、自分の好きな形や、気分の上がるものを選ぶといいかと思います。
自分にあった明るさのランタンを見つけるのも、キャンプの楽しさの一つですが、そこまで明るさに関しては、悩まなくても大丈夫です。
それに、何個かあっても無駄にはなりにくいので、ルーメンの数字だけで選ばず、自分のセンスで探してみるといいですよね。
参考までに
iPhoneのライトで、30~40ルーメンらしいですよ。