著者:アン・ハンドリー 327ページ ダイレクト出版
売りにつながるオンライン記事の書き方が書かれた書籍
こんな風に思っていたら
- どうやって文章を書いていいのか分からない
- お客の集まるコンテンツをつくりたい
- 優れた文章を書きたい
この本で、ライティングの基本的なルール(法則)を知れば、そんな悩みは解決し、誰でもお客が集まるコンテンツを作れるようになります。
ウェブサイト、ブログ、メルマガ、セールスコピー、Facebook、YouTubeなどで効果を発揮するコンテンツ作成に役立つライティングが、コンテンツ・マーケティング64の法則で学べるのです。
あなたもこんな風に思っていたら間違いです。
世の中の多くの人は、書く能力、あるいはうまく書く能力は、選ばれた少数の人にだけ与えられた、天からの贈り物だと思っている。
上手く書くことは、一種のアートだと。
著者は、こういった考えを取っ払い、新しい答えを教えてくれます。
優れたライティングスキルも、数学と同じで、学んで身につけることができるということを。
ライティングは才能ではなく、スキルである!
スキルであるがゆえに、誰でも優れた文章を書くことができるようになると著者は言いたいのです。
そして、優れたライティングは次の3つの要素から成ります。
- 習慣化すること
- いくつかの基本的な法則を知ること
- 興味を持つこと
大抵の人は、平凡な文章から脱却して、もっと素晴らしい、読者のことを第一に考えた文章を書く能力を持っていると著者は言います。
それが出来ていないのは、ただ体力作りと同じように、必要な筋肉を鍛えていないだけだと言う事です。
私たちみなライター
記事の書き方なんて見出しになっているので、ライターに向けての本だと思ってしまいますが、著者は、ウェブサイトを開設しているなら、ソーシャルメディアに参加しているなら、私たちみながライターであると言います。
何かしら文章を書く機会が多い今の時代ですが、ライティングが重要なことには、なかなか気付けていないですよね。
もしかすると、ライティングをしているという感覚もないかもしれません。
ですが電子メールにしても、企画書や提案書、コメントなど、文章を書く仕事はたくさんあります。
そんな環境の中で、優れた文章を書けるようにすると、人を共感させ動かすことが出来るようにもなります。
そのライティングが、人々を引き付けるコンテンツを生み出していくのです。
文章を書くことで、コンテンツを生み出し、優れた文章を書けるようになることで、顧客の集まるコンテンツを作れるようになるのです。
本書(コンテンツ・マーケティング64の法則)は、実用的で頼りになるガイドとして、より優れたライティングへの道のりを歩む読者の道標を提供しています。
初心者から経験豊富なライターまで
25年間、プロとして執筆活動と編集作業に携わってきた著者がライティングに関してとくに重要だと考えることを詰め込んでいます。
- 初心者のライターなら、プロセスと骨組みのいくつかを与えることになる。
- いくつか書いたことのあるライターなら、もっとうまく、もっと効果的に書ける手助けができる。
- 経験豊富なライターなら、スキルに磨きをかける喜びを新たに見出せることを願うと。
コンテンツに必要なもの
コンテンツとは
顧客や見込み客が触れたりするものすべてがコンテンツです。
ライティングは、あればいいと言うのではなく、必要なものです。
ほとんどすべてのコンテンツ・マーケティングの基礎でもあります。
誰もが出版社
この世界では、誰もが出版社になれるようになっています。
テクノロジーとソーシャルメディアが市場や顧客へのアクセスを容易にし、それを有利に利用できる世界に私たちは住んでいると。
自分自身のオンライン出版プラットフォームを持てる、最高の機会を与えられているので、活用するのは必然なのです。
品質(クオリティ)とは、正確には何を意味するのか?
15ページの高品質コンテンツの核になる公式
有益性×インスピレーション×共感=高品質コンテンツ
それぞれが具体的にどんな意味をもっているのかを本書で学んでおくと、これからのあなたのライティングを助けてくれます。
コンテンツ・マーケティングに大事なこと
毎日書くこと
ライティングは習慣であってアートではないと言うことです。
毎日と言われると、不安な気持ちになるかもしれませんが、おそらくすでに毎日書いているかもしれませんよ?
電子メール、Twitter、Instagram、Facebookに投稿やコメント、いかがでしょうか。
それらすべてが、ライティングだと著者は言っています。
基本的にはたくさん書くこと
優れたライターになりたいなら、とにかく書くしかない。
頭の中でぐるぐる考えているよりも、それしか方法がないと思います。
そして、続けることです。
どんなに居心地が悪くやめたいと思ってもです。
著述家ジェフ・ゴーインズ
たくさん書かず、書く回数を増やす方がよほど貴重な時間になる。
もし何かを週に1回だけするなら、おそらくやめるのも時間の問題だ。
書く方法は1つじゃない
著者は、書く形式みたいなものは存在していますが、書く方法は1つじゃないと言います。
あまりに形式ばっていると、書くのも読むのも退屈になると。
この3つを満たせるようにすれば、形式はさほど気にしなくていいのではないかと思います。
明快、簡潔、有益
読者があなたの文章を理解するために、頭を働かせる必要がないように。
長い文章を書く時のための12ステップのプロセスは文章を書くのが楽になります。
そして、何を書くのか、どのように書くのか迷うと思うのですが、その道標も書いてくれています。
ライティングに枠組みを与える15のアプローチは、記事のテーマの参考になります。
忘れがちなこと
ライティングは、読者の視点から物事を考え、あなたが読者に与えている経験を共感するようにすることが大事だということです。
つまり読者を喜ばせるために、作らなければいけないという、忘れがちなことを思い出させてくれます。
読者を無視した、自分の書きたいように書いていたのでは、著者のいう優れたコンテンツはつくれないと言う事です。
学べるポイント
- この文章は読者にどんな経験を与えるだろう?
- 彼らはどんな質問を持つだろう?
- 私が言いたいことを理解するのに、苦労していないだろうか?
ってことを問いかけると、共感ある記事をかけると言うことです。
共感を育てるための基本のステップなども、もちろんですが紹介してくれています。
コンテンツ・マーケティング64の法則
本書の構成は大まかに5部になっていて、細かな64の法則が書かれています。
- ライティングの法則
- ストーリーの法則
- 出版の法則
- コンテンツの法則
- コンテンツ・ツール
コンテンツは何のためにあるのか
なぜあなたを知ることが私にとって重要なのか教えて欲しい
顧客は、あなたのことが知りたいのではなく、あなたのことを知ることで、自分にどんなメリットがあるのかを知りたがっているということです。
こういった、自分のサイトの独自性をだすための質問を投げかけてくれることで、あなたのサイトは、もっとよくなることが約束されると思います。
コンテンツは、顧客の抱える問題を解決し、彼らの重荷を取り除き、彼らの痛み和らげ、彼らの生活を豊かにするために役立つコンテンツを作ること。
そしてあなたがすでに、ブログやコンテンツをつくっているなら、なおさら始めから知っておきたかったと、もっと早く読んでいれば、苦労しなくてよかったと思えるような内容になっています。