あなたを変える52の心理ルール (中経の文庫) 224ページ 著者:DaiGo
この本を読むにあたって、どうしたら自分なりに使えるだろうという視点から書評を書いています。
ですから本の内容というよりは、この本の1つを抜き出して、自分なりに考察した内容の提案になります。
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どんな人が読んだらいいか。
- 自分を変えたい人
- 失敗が多く、迷惑をかけやすい人
- 頼みごとをするのが多い立場の人
- 生産性を高めたい人
- イライラや不安をなくした人
に特にオススメです。
本の読みやすさ
本の内容は実践できるのか。
この書籍は実践書になっています。
実践しやすくするために52のすべての項目を「AすればBになる」の形式でまとめました。
さっと一読すれば、本文を読み返さなくても目次を見るだけで実践できるようになっている本です。
本の目次を一部抜粋
- 謝罪や悪い報告は午前中にすると、許してもらえる
- ユニークな肩書を作ると、覚えてもらえる
- 陰口を言われたら、あなたの勝ち
- ナッツを食べると集中力が増す
- 場所を変えれば誰でも1番になれる
この本の1つだけを抜粋してオススメするなら。
人それぞれ、気になる部分はあると思いますし、実践できるポイントはたくさんありますが、わたしはこれが1番目に付きました。
自己紹介で好感を持たせる「スリーポイント・プロフィール」
人間関係をつくるための視点で、書かれています。
自己紹介でインパクトを与えるために、3つの特徴を決めておく方法です。
最初に話す3つの特徴は、具体的な自分の強みを表現し、最後に自分の弱い面の特徴を1つ加える。
弱い面を用意する理由は、人間が相手の弱みに共感する生き物だからです。
弱みをオチとして、親近感を誘うというものですね。
この1部分をつかった理想の自分をつくる提案です。
この部分は、本の内容ではありません。
DaiGoさんの視点とは違うのですが、「スリーポイント・プロフィール」は別な意味でも有効に使えます。
本書では自分の強みだったり特徴を3つに絞って、具体的な内容で準備しておくのですが、それは自己紹介で「今の自分を相手に伝える」ということで使ってます。
そうではなくそれを使って、これからこういう人になりたいというものを3つ作って、そのなりたい自分になれるように行動するのです。
理想の自分になって自己紹介でつかえるようにする。
3つがきついなら、2つは今の自分の特徴をもたせて、1つは、これから自分に身につける何かを入れておくというのもいいと思います。
その一つを自分のモノにできるようにすれば、より理想の自分に近付けるはずです。
1年でもやり続ければ、今はまだ違っても、相当違う自分の強みになるはずです。
人は1年もあれば十分変われますからね。
この1点だけでも、行動すればいいと思います。
何もないならつくればいい
本書では、本を1日20冊読むというのがDaiGoさんの1つの特徴として書かれています。
ほとんどの人が本を読まないので、とても強烈なポイントになりますよね。
それを使って、例えば本を毎日1冊読んで、ブログでアウトプットしているって言うのもいいかもしれません。
何かカテゴリーを決めて、そのカテゴリーの本を毎日1冊読む人になるのもいいでしょう。
きっと、1年も経たずにエキスパートになれるでしょうね。
それを3つ、1年ずつやれば、掛け合わせでより貴重な人材になれると思います。
特徴を掛け合わせて楽しむ
3つの掛け合わせがうまくハマるように設計して、勉強していくのも面白そうですよね。
自分の興味あるもの、こうなりたいもの、なんでもいいと思います。
例えばマーケティング×ガンプラ×ライティングとかでも面白いと思います。
ガンプラは、ガンダムのプラモデルのことですが、あなどるなかれ。これがすごいのです。
プラモデルは自分で作るのを楽しむものだと思いがちですが、飾って眺めるのは好きだけど、自分で作るのが面倒で時間がないという人もいます。
そういう人達は、完成品を買って飾りたいと思っているので、完成品の需要もあります。
プラモデル自体は、ピンキリですが100分の1サイズのガンプラで4000円~6000円、高いもので1万円超える価格で売られています。
それを買って自分で作り完成品をきれいに塗装して販売している人もいます。
なんと1機10万とか20万するものまでありますよ。
その作った完成品のガンプラを高く売れるようにマーケティングを学んでやってみて、成果のでたものをライティングして販売するとか、いろいろ広がりますよね。
ポイント
もし何も見つからない場合には、今の仕事で役立つことをとことん極めてみるとかもありですね。
言われるがままの仕事をするのではなく、その仕事+お役立ちなど考えられます。
たとえば美容師でしたら、髪の切るスキルは当然ですが、話術を磨いてみるとか。
ただの話術ではなく、お客さんに価値を与えられるようにして、髪を切りながらなぜか勉強になってしまうとか面白いですよね。
髪切ってさっぱりした上に賢くなって帰ってもらうとか。
髪を切るのが目的ではなく、何かアイデアが欲しくて美容室にいく、なんてふうに軸をずらすのもいいと思います。
それができたら、そんなところはないので、ビジネスマンの顧客を集客し放題かもしれません。
当然お客さんの悩みも聞くことになるでしょうから、一緒にシャンプーとか買ってもらうだけでなく書籍の販売もいいかもしれませんね。
この本、今のあなたにオススメですみたいな。
人付き合いがうまくなる美容室なんてのも面白いですし、女性が多かったら、時短グッズのオススメを紹介や、片付けの方法とかもアリですね。
何かしらの価値を提供できると、その人がいないと成り立たなくなるくらいの貴重な人材になれると思います。
それに、それが上手くいったら、自己変革についてのプロの講師にもなれるかもしれません。
どんな風に、自分を設計して変えていくのかってことで、ここでもいろいろ出来そうですよね。
参考
- スリーポイント・プロフィールをつかって、なりたい自分を想像して、書いてみる。
- それをやってみる。
今はプログラミングが人気なので、それを自分の一つの強みにしてもいいかもしれません。
自分なりの特徴をだす
なんでもそうですが、上には上がいます。
ですから、別な強みとの掛け合わせで、特徴を出していくのです。
試してみてはいかがでしょうか。
人生を楽しむ要素にする。
そうやっていけば全く違う自分が出来上がっていて、未来の自分をびっくりさせるのも人生を楽しむ要素になると思います。
ポイント
自己紹介で、どんな自分をアピールしたいですか?
ここでは読むだけの文章として流さずに、考えることがまず第一歩の行動になります。
自分の活躍できる場所を、見つけてみて下さい。
こういう発想ができるきっかけをくれたDaiGoさんに感謝です。