29歳独身は異世界で自由に生きた……かった。2 (カドカワBOOKS)
ブログの記事を書くのも少し慣れて来たころに、調子に乗って異世界へ旅立ち寝不足のマサタケです。
現実逃避をするのもいいけど、ほどほどにしないと、ふらふらするはめになります。
なんでしょうね。
楽しい時間は過ぎるのが早すぎます。
異世界時間と名付けましょう。
29歳独身は異世界で自由に生きた……かった。(2)
(1)巻での記事では、内容をほとんど語っていないので、(2)巻を書く意味があるのかということになるのですが、それを気にしたら負けなので、少し書いていきます。
スタンピードこと大氾濫
2巻にしてようやくスタンピードの登場です。
この小説では大氾濫と言っていますが、ようはスタンピードと同じです。違うのは大氾濫の規模と裏でそれを起こしている何かが謎です。
そこは非常に気になります。
後々、伏線を回収してくれるのも楽しみですね。
大氾濫は、ヒャッハー!な展開で収束しますが、本当に言うかね、ヒャッハー。
正確には、「ヒャァァァッハァ!」ですけどね。
人間やめる。
この巻では、主人公の成長度合いが一気に加速して人間やめています。
けど魔法に関してのテンプレは欲しかったなぁと、詠唱にかんしてとか、それに驚くパターンとか、そんな規模の数は普通展開できないです!みたいなのとか。
そして生産チート。大氾濫対策として、騎士用にたくさんの武器を生産するのですが、超高品質な武器を大量につくりすぎているので、そんなに大量に市場に流して大丈夫なのだろうかと心配したけど、そこはまぁご愛敬なのだろうか。
それにサクッと神銀をつくってしまうあたり、この先どうするんだろうって感じはありますが、自重しないのも異世界のテンプレですね。
お気に入りの登場人物
個人的なお気に入りは、クロスボウのバイソンさんですね。
こういうキャラは心が和みます。
なぜか変に芯がしっかりしているというか、それでいて親しみやすいキャラっていいです。
そして神様がかるいかるい。ボケ担当ですかね。主人公と漫才しているような感じで、そんな神様もありですけど。
ヒロインのマールからすごい価値観が飛び出します。
ヒロインのマールは主人公のタイシにたいし、男にとってすげー嬉しいハーレム理論を展開させます。
まぁ作者リュートさんの願望なのか、おとこのロマンを代弁してくれているのか、もしくはどちらもなのかもしれませんね。
これを、おとこの方からリアルで言おうものならどんな目に合わされるか。
ガクガクブルブルですよ。
マールいわく、こちらの世界(タイシの住んでいた地球)の男女関係は非効率だそうです。
複数の女と子供を養えるだけの甲斐性があるなら、ハーレムは善。
甲斐性のある男性は多くの女性を幸せにすべきで、みんな幸せになれるならその方がいいとのこと。
1人の女を一途とか褒められたことではない理論展開。
異世界おそるべし、リュートさんおそるべし。
まぁ異世界でハーレムは定番なんですけど、定番ってことは、世のおとこはそれを望んでいるってことですよね。
私は違いますが。(ウソです。)
でも思ってしまったんです。
このハーレムって、いい男に複数のいい女がつくわけですよ。
ということは、そうじゃない男にはどうなのか。
考えない方がいいですね。素直に夢をみましょう。
作者いわく
この2巻は、一度は命を狙われ国に頼み込まれ、和解を経て大量の魔物が襲ってくる緊急イベントを鼻歌歌いながら一蹴するお話で、あとはいちゃいちゃいちゃいちゃ。
だそうです。
どんな話だよ!笑