読書をしている方で、行動するために本を有効に使いたい方向けの記事になります。
その使い方は、目的によって大きく2種類の使い方があると思っています。
本の2種類の読み方、使い方とは?
- 知識をつけたいという目的で本を読む場合
- 他にやりたいこと、目的が先にあって、そのために本の情報を使いたい方
この2つの目的では、本の読み方が全く違ってきますので、どのように読んでいけばいいのかと、気を付けたい点などをお話しします。
知識欲のために本を読む場合
知識をつけたい方は、きっと本を読むこと自体が楽しいから読んでいるのかと思います。
知識欲が強くて、自分の知らなったことが分かることに喜びを感じたりするので、純粋に自分の知りたい分野のことから読みはじめて、興味のある本を片っ端から読んでいくのがいいと思います。
興味のある本を読んでいくと、別のカテゴリーの分野とつながっていることがほとんどなので、その分野も併せて読んでいくと、新しい発想ができるようになるかもしれません。
例えば、何でもいいのですが、経済学を学ぶと人の心理などが気になったり、そこから脳の仕組みに興味がでてきたりと、知識欲に終わりはないので、思うがまま読み倒して自分の知りえた情報の中で、組み合わせて仮説を立てたり、実際に自分で検証してみるのもいいかもしれません。
何から読めばいいですかと言われても分かりません、としか答えられません。
そもそも、目的が自分の知らないことを知りたいというのが目的ですから、好きなものを読んでいろいろな知識に触れてみて下さい。
ですがあえてオススメするのであれば、マーケティングの分野は面白いと思います。
仕事をしている方なら、何かしら会社が商品なのかサービスなのか分かりませんが販売していると思いますので、マーケティングは役に立ちます。
でも自分の興味のあるもの、好きなものを読めばいいと思います。
知識欲の読書は自己満足の世界なので、お金儲けの本でもいいし、異性をくどく方法とか、ちょっと人に見られると恥ずかしいなっていうのでも全然いいと思います。
誰の目も気にすることはありません。
本は読まれるために存在しているので。
読まれるためといいましても、もちろん、本も物体ですので、枕にしたり、本を敷き詰めてベッドにしたりとか、積み上げて階段の代わりにしたり、焚火に使ったりなど、そういう物理的な使い方もあるかもしれませんが、基本読んで上げることをオススメします。
目的のために本を読む場合の注意点。
他にやりたいことなどの目的が先にあって、そのために本の情報を使いたい方は注意しておかなければいけないことがあります。
本って先ほども書きましたが、情報が一生かかっても読み切れないくらいあるので、それにハマると非常にまずいです。
やりたいことがあるのに、ずっと納得いくまで情報探しにあけくれる。
探し出すと無限にあると思った方がいいです。
もう完全な無限ループです。
選択肢が増えれば増えれるほど、動けなくなります。
とりあえず本を読んで、目的のために知識をつけ続けることも大事だとは思いますが、すぐに結果を出していきたい時には、本の読み方を変えた方がいいと思っています。
本の間違った読み方
はじめからうまくやろうと思うと、どうしても効率的にやろうとしますよね。
そうなると、行動する前に本を読みまくって、情報を入れようとします。
そして、あーでもない、こーでもないって勉強すると思うのですが、きっといつまで経っても終わらないと思います。
それは、100%の解がないからです。
もっといい方法があるんじゃないだろうか、もっともっとって、いつの間にか探すことが目的になってしまって、結局何もしないまま終わる。
このパターンが非常に多いと思います。
分かりやすく例えますと、文字を紙に書くときに、えんぴつの芯はHBだ、いやいやBだな、いやまてよFか、そもそもボールペンの方がいいかって、悩みますか?
文字を書くのはなんだっていいじゃないですか、書ければ。
目的は書くことなのに、自分の納得する色の濃さや硬さで書きたいと、ずっとしっくりくるものを探している感じと同じです。
それで新しいシャーペンが出たら、それも検討してみる。
それでも、もっといいものがあるんじゃないだろうかって、ずっと探したままで、あげくに何がいいのか分からなくなって、放り出す。
この文字を書くっていう事に置き換えると、そんなことで悩むわけないじゃんって思うかもしれませんが、これと同じ事が実際おきているんですよね。
結果的に一番効率的な本の読み方
そんな情報仕入れにハマって時間を無駄にしたくないのであれば、やりながら本を読むことをオススメします。
通常、本は1ページ目から読んでいくと思うのですが、それだと時間がかかって仕方がありません。
ですから本は、実際にそのやり方でうまくいった人が、書いている場合が多いので、とりあえずマネしながら、必要な部分を読んでやっていけばいいと思います。
探したらキリがないくらい沢山のやり方があるので、とりあえずやりながら読むって感じですね。
こんな事がやりたいって言うのがあって、どうしていいのか分からないから本を読むわけなので、そのやりたい事に関連した本を探して全部読むのではなく、必要な部分だけを読んで、とりあえずやってみて下さい。
初めからうまく行くことは、ほとんどないと思うので、行動してうまくいかない事や、分からないことが出てきたら、それが分かりそうな本をまた読んでみる。
そして行動、また調べるって感じで、繰り返してやっていくのが、早いと思います。
やりたいことがある場合には、本を読むことが目的ではないので、必要なところだけ読んでいきながら行動していく
これがいいと思います。
知識欲を満たすためだけが目的ならそれでいいのですが、やりたいことがあって、本から情報を得ている場合、もっといいやり方を探し出すと、動けないまま終わってしまいます。
ですから、部分読みしながら行動するが、結果的に一番効率的だったりします。
どんなに先に情報を得ようが、はじめから上手くいくなんて事はないと思っておいた方がいいと思います。
とにかく試行錯誤を覚悟してください。
普段の何もない時には、興味があるものや、知りたいことがあるカテゴリーの本を読みつつ、知識や考え方を取り入れていき、やりたいことが出てきたら、本を道具として使うって感じでもいいと思います。
その方が、読みなれているので、欲しい情報を探しやすいと思います。
本以外の他の選択肢は?
他のやり方として、何かやりたいことが出来たり、何かを変えたいと思ったときに、知り合いにそういう事が得意な人や、実際に自分の思う通りに行動している人がいるのであれば、その人に聞きにいけばいいと思うのですが、そうでない場合はやはり本を読むのが手っ取り早いと思います。
YouTubeでも解説動画など知識系の動画で勉強することは出来ますが、実は問題があってそれが自分にとって欲しい情報なのかどうか全部みないと分からないってことが問題です。
本だと流し読みで、自分の欲しい情報を都度みつけて、そこだけ読むってことが出来るのですが、YouTubeでは、とばし見る事が出来ないので時間がかかるのと、見たはいいけど知りたい情報じゃなかったとかありますので、時間をかけたくない場合には本で、時間があればYouTubeでもいいかもしれません。
本を読んでいる時間が増えてきたと思ったら。
とにかく全部完璧に効率的にやりたいと思っていませんか?
それは危険信号です。
一度、本をぶん投げるか(どうなっても知りませんが、壁に穴が開かないように、優しくゆっくりとぶん投げて下さい。)、
もしくはそっと閉じて床に置き、立ち止まってみてください。(これがオススメです)
もしかしてこれは、文字書くのに道具を選び過ぎているのと同じ状態になっていないか?って
立ち止まってみてください。
今、頭に入っている情報だけで、十分ですよ。
あなたは本を読んでいるだけで、凄いので動きましょう。
そうすれば、ありもしない完璧に振り回されずに済みますよ。
読書術のまとめ
知識欲を満たしたい時は、普通に読んで、やりたいことがあるときは、適当に部分読みでトライ&リードです。
料理時のつまみ食いだと思えばいいと思います。
作りつつ味を見ながら、調整していくって感じです。