なぜ、ちょっとした些細なことで怒るのか?
ちょっとしたことで、激しくキレたり、怒ったりする人っていますよね。
どうして、そんなことで怒るんだろう?とか、思っていると思いますが、それは、その場面だけを切り取ってみているから、そう思ってしまうのです。
その場で起きた出来事は、些細なことかもしれません。
ですが、そこに至るまでの、当事者でないと分からない過程が存在しているのです。
イライラは積み上げられる
何かしらイライラすることって、あると思うのですが、そういうことが重なったり、悪いことが続いていたりしたら、気持ちの許容範囲を超えてくるじゃないですか。
もうどうでもいい!みたいな。
その我慢の限界を、超えさせるきっかけにしてしまったのが、その些細な出来事なんです。
他人からは、その過程が見えないので、話しを聞いてみないと分かりません。
ですから、傍からみると
「そんなことでキレなくても…」
なんてことになってしまっているのです。
その人に些細なことを与えてしまった人は、ただの「とばっちり?」
その限界を超えるような些細なきっかけを、たまたま与えてしまった人は、とばっちりじゃんとか思うかもしれませんが、そうも言ってられません。
その小さなイライラを与えた人は、大抵何度も、その人にとって、そういったイライラするようなことを、定期的に与えている場合が多いのです。
同じ人が同じ人にストレスを与えている事実
例えば、子供の場合ですと、物凄く怒っている親がいたりしますよね。
そのくらいのことで、そこまで怒らなくても…って、傍から見ると思うことがあります。
子供なんだからと。
仕方ないのでは?みたいな。
それは、怒っている本人も、十分すぎるくらい分かっているのですが、毎日一緒に暮らしている親だからこそ、そうも言ってられなくなっているのです。
話を聞いてみると、仕事のストレスに加えて、帰ってきてからも、いろいろあるわけです。
片づけないとか、ご飯や飲み物をこぼす、何かを壊す、大声で叫びながら走り回っているとか、兄弟喧嘩に、泣き叫ぶとか、上げればキリがないほどいろんなことがあって、それが毎日続きます。
ひとつひとつは、子供がやることですし、些細なことだと分かっているんです。
頭では分かっていても、もう無理って限界がきてしまうことがあるってだけの話しなんですね。
ですから、普段は我慢をしています。
でも、その限界を越えることもあるよねってだけのことなんです。
本人からしてみたら。
しかも、同じ人が何度もやるから特にイライラするんですよね。
ですから、その人に些細なことを与えてしまった人は、ただのとばっちりとは言えない場合がほとんどなのです。
そういった背景を知らないくせに、横から私は常識人みたいな顔で、なだめてくる人もいますが、怒られている人が、命の危険にさらされない限りは、ほっておいてあげるのがベストです。
そのうち収まります。
怒っている本人も分かっているのですから。
些細なことだということを、指摘してはいけない
これはダメ
そういった背景を読み取らずに、「そんなことで」怒るなよとか言ってしまうと、さらに怒らせることになってしまいます。
なぜなら、本人にとっては「そんなことで」では、済まされなくなっているからです。
そういった場合には、あとで話を聞いてみると、些細なことで怒っている、相手の気持ちがよく分かると思いますよ。
それなら、我慢の限界を超えるよねってことが背景にあることを。
ですから、怒っている時には、「それくらいで」なんて、特に言わない方がいいですよね。
忙しくしていて、ゆっくりしたいと思っていても、余計な仕事を増やされてしまったりとか、そんな出来事が背景にあったら、「そんな些細なこと」なんて言えなくなりますからね。
大人がやるから、簡単にイライラの限界を超える
そういう些細なことを、たくさんする人って、大人でもいますよね。
些細な嘘をついて誤魔化して、それを大きな問題にするとか、普段からいい加減すぎるとか、食べたもの、飲んだものをそのままにしておくとか、散らかしてそのままなど、大なり小なり撒き散らかして、本人知らんぷりって人。
家庭でも会社でもいて、そのとばっちりは、必ず誰かに降りかかります。
些細なことで怒っている人は、そういうことが普段から、積み重なっているってことです。
大人がそういうことをやっていると、特にイライラするじゃないですか。
「子供のできない」は分かるけど、「できるのにやらない大人」っていうのはタチが悪かったりします。
結局、周りの誰かに負担がくることになるので、どうして私が、誰々の尻拭いをしなければいけないんだ!みたいなことになってしまうのです。
それが例え、テーブルに置かれた、菓子パンの包み紙ひとつを捨てることだったとしても、そういう些細なイライラを持ってくる人は、何度も同じことをします。
些細なことで怒っている人は止めない
ですから、些細なことで怒っている人がいたら、その背景まで考えて、落ち着くまで待ってあげた方がいいですよ。
ちゃんと理由があって怒っているのですから。(理不尽なことを言って怒っている人は、止めた方がいいですが)
落ち着いてから、理由を聞いてあげるなりしてあげればいいと思います。
きっと、普段からあいつはって、「普段から」って言葉が出てくるはずです。
些細なことで怒っている人は、
ポイント
特定の人物「あいつ」+「普段から」、がくっついている場合が多いです。
その「あいつ」と言われる人は、キレられるようなことを、何度も何度もしているってことです。
ですから、何か他にも怒る理由があるんだろうなって思って、止めずに見守りましょう。
追記
姑問題とか、こういうことで起きていたりしますよね。
一緒に暮らしているなら、まだ分かりますが、時々現れ生活背景を知らずして、些細なことを注意していきます。
孫に気に入られたいとか、自分の息子、娘を擁護したりするためにだったりですね。
子供や夫、妻を何かしら注意したりしていると、そんなことで怒らなくてもとかいってきたり。
一緒に暮らしていないのに、知らないくせになんてなって、こじれてしまうんですよね。