ネットフリックスのオリジナル作品「ハリガン氏の電話」というタイトルがトップ画面に大きく表示された時に、なんとなく詳細情報を押してしまったんですよね。
見たいドラマの続きを見たくて開いたので、その行動自体も不思議だったのですが、そこで流れた予告編を、さらに吸い込まれるように見てしまいました。
ハリガン氏の電話って、タイトルからして言ってはあれですけど、面白くなさそうで、いつもの私なら反応しないであろう感じなのですが、なぜかひかれてしまいました。
予告の内容は、スマホを見て驚く青年から始まります。
なぜ驚いていたのかというと、ハリガンって名の大富豪の老人から返信がきたんです。
それだけなら、なんの面白みもないのですが、それが亡くなった人からだとしたら?
俄然興味がわきますよねって感じの内容だったんです。
しかも、その返信してきた老人の名が「海賊王」ですからね。
その名前の意味にも興味がわいてしまいました。
興味がわいてしまったので、あとで見ようとマイリストに登録し、さらにそれだけでは、登録だけして忘れてしまい、見ない可能性があったので、視聴中のコンテンツに表示されるように、はじめのさわりだけ再生させたんです。(見ていないマイリストが多すぎて、マイリストさえ見なくなっていますので…)
するとどういうわけか、見たいドラマをそっちのけで、そのまま見入ってしまったんですよね。
不思議なトーンのある映画で、ハリガンって名の大富豪の老人との出会いが、前半淡々と映し出されていて、そこまではじめから見どころのある内容ではないのですが、その独特な世界観にハマった?のかなんなのか分かりませんけど、なんとなく見続けてしまうような流れでした。
ですから、そのまま最後まで見てしまったのは言うまでもありません。
心地のいいテンポがあって、ハリガンの話す言葉にも、主人公の少年と同じように、興味深々で聞いてしまう感じです。
ハリガンって老人は気が強く、端的に言ってしまえば、頑固爺みたいな感じです。
正しいことを言っているんでしょうけど、ちょっとひねくれているような、物事をはっきりとしているおじさんです。
優しいようで、敵には容赦しない恐い面をもっていて、興味がわいてしまうくらいには、奥深そうな味のあるハリガン老人って感じですね。
そして、予告でみたように、そのハリガンが亡くなってしまうのです。
ちょっと青年と同じような感情を頂いてしまっていたので、これから起こるミステリーへの期待よりも、悲しくなってしまいました。
そんな魅力あるキャラの老人です。
そして、ハリガン氏の電話という物語が、どういった結末を迎えるのか、まったく分からない内容で進んでいきます。
主人公の青年は、老人に好かれていたので、遺産でももらって終わりなのかと考えてしまうのですが、そいうわけでもないんですよね。
謎な展開もはじまりますし、淡々としているので、感情の浮き沈みがあまり起きない感じではあるのですが、単調でも退屈でもなく、最後まで淡々と考えさせられる内容になっています。
ネットフリックスを契約していて、ハリガン氏の電話の予告を見てみて、ちらっとでも興味がわいたとしたら、視聴してみることをおすすめします。
物語の世界にどっぷりと浸からされ、引き込まれるっていうのは、こういうことなのかなってことが分かる映画になっています。
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