著者:メアリエレン・トリビー 282ページ ダイレクト出版
誰でもオンラインで確実に稼げる起業術
こんな風に思っていたら
- 理想的な顧客リストを構築したい
- コンテンツサイトを作り、広告スペースを売りたい
- どんなビジネスをするかのアイデアをだしたい
この本は、どんなビジネスを始めるのかを、市場に基づいて決めるところから解説し、オンラインで収益を得て、作り上げた事業を組織として築き上げていくまでのステップを紹介しています。
いつかそのうち起業したいを、現実にするための起業ガイド本です。
ですが本書の核になっているのは、通常の起業ではなくEメールで発信する、インボックス・マガジンと呼ばれるビジネスモデルをオススメしています。
インボックス・マガジンとは?
簡単にいいますと、メルマガのことです。
インボックス(受信トレイ)にマガジンを送ることですね。
集めたリストを使ったビジネス構築の教科書ということになります。
ただのメルマガ会員集め?
やり方として、まずあなたの選んだ市場にあった、パネリスト複数人に協力してもらい、テーマにそった内容を、発信していくやり方を本書ではオススメしています。
何でもいいから、不特定多数に送り付けるための単なる名前やメールアドレスだけのリストを集めるのではなく、同じ困難を乗り越えようとしている人や、同じ経験や興味、趣味を持った人々のリストを、コンテンツによって集めるのです。
ですから、そのリストは、志が同じ人達のコミュニティーになるので、伝えたいことが明確になり反応のとれるリストになっているのです。
ただの情報提供ビジネスではなく、意見やアイデア、アドバイスを提供するビジネスです。
意見やアイデア、アドバイスも、ただの情報提供と変わらないでしょうと思ってしまいますが、それとは違って、リストの質があなたのコンテンツに興味を持っている人たちなので、顧客のためになる情報を発信できるのです。
ネット上に山のようにある何の付加価値もない情報ではなく、同じ志を持った常に注目に値する面白い、あなた独自のアドバイスなどを発行し、購読者を増やして収益化していくビジネスです。
ビジネスになるアイデアかどうか見極める
まずはビジネスになるアイデアなのかどうかを、ブレインストーミングで見分けることから始まります。
様々なアイデアからそれらをふるいにかけて、最も良いアイデアを選ぶ、それがまず第一歩になります。
次の質問に答えて欲しい。
- 趣味や好きなことは何だろうか?
- これまでに経験したきたこと、達成してきたことは?
- これまでに解決してきた問題(大・小は問わない)は?
アイデアを書き留める
ビジネスにつながる、あらゆるアイデアを書き留めます。
それは、経験してきたことや達成してきたこと、単純なことだろうと分かり切ったことだろうと、どんな小さな事でも些細なことでも書き留めましょう。
どんなことでも、あなたの経験であり、誰かが知りたいと思っている「何か」かもしれません。
あなたは、何かしら問題を解決してきたから、今そこにいるわけです。
減量に成功した、受験を勝ち抜いた、就職面接、親の病気の看病、家を建てた、修理した、離婚を乗り越えて再出発したなど、どんなことでもいいのです。
ほんの些細なことでも書き留めて下さい。
それらは、誰かが経験した、もしくはこれから経験することかもしれません。
人生で辛い、苦しいと思う場面を解決したあなたは、今、その状況におちいっている、もしくは経験するかもしれない多くの人達を救うことが出来るのです。
その中から、本当に興味があり、情熱を傾けられるものを選び出します。
そのアイデアで本当に売れるのか?
そしてそのアイディアが売れるかどうかを見極めることが大事なります。
ビジネスとしてやるからには、利益を出さないといけません。
ですから、売れるアイデアか見極めるために、チェックリストが準備してあります。
「ビッグマネー」リストに、チェックを入れる項目が多いほど、そのアイデアは売れるということになります。
チェックリストは、「リスト・ビジネスの教科書」から。
ここまでのまとめは、
- 情熱を傾けられるものであること。
- アイデアにふさわしい市場がすでにあること。
- 売れるものであること。
21ページ
市場とテーマ
ポイント
市場とは、あなたと同じ目的を持った人々の集まりを、特定するのがポイントです。
テーマは、コンテンツの主題で、伝えたいもののことです。
市場は、テーマよりも重要です。
すべての人に読んでもらおうとすると、結局誰にも届かない内容になってしまいます。
万人向けのテーマではなく、あなたが提供するものを買ってくれる可能性がある、条件に当てはまる人々の中から限定した人々を対象に、ビジネスをするので市場を特定するのが大事です。
市場に基く考え方なので、テーマ中心ではなく市場によって読者のニーズに合う、具体的なテーマにすることが大切です。
インボックス・マガジンビジネスのやり方は、小さく始めて、徐々に大きく成長させていくのです。
まずは市場を見つけ、それから、その市場を満足させるテーマをみつけましょう。
市場規模は、程よい大きさを見極める
そして市場規模を調べ、ターゲット市場の特徴に合致した顧客像を具体的に思い描き、競合分析をしていきます。
ライバルがいた方が良い理由。
競合があると言う事は、その市場に利益を上げられる可能性があることの証明になります。
ライバルも全くいない誰も知らない全く新しい市場ですと、あなたの取り扱うテーマを顧客が探すことができません。
2種類の競合相手
直接競合者と間接競合者です。
競合者がいればいるほど、あなたが提供できるものを探している人々の数が増え、市場が大きくなります。
2種類の競合者とは手を組んだり提携することも可能なので、同じようなことをやっている人がいるからと言って、動揺することはありません。
そして、本書で伝授する企業秘密は、著者がこれまで数十年の経験から学び取った、最も良い方法を明らかにしていきます。
目次
INTRODUCTION
起業は面白い
Part1 市場と理由 効果的なリスト作り
01 ビジネスになるアイデア ブレインストーミングで見分ける
02 市場とテーマ その違いを理解する
03 市場規模 程良い大きさを見極める
04 購読者アバター 理想的な顧客を思い描いたリスト作り
05 競合分析 ライバルがいた方がいい理由
PART2 事業分析 何に集中すべきか
06 確かなモデル 機能しているシステムを下手にいじらない
07 ネーミング 絶妙な名前をつけるポイント!
08 デザインと変数 インボックス・マガジンのよくある質問
09 システム構築 テクノロジーを活用する
10アクション 時間を置かず、すぐにやる
PART3 製品作り コンテンツの作成を容易にする秘訣
11 専門家パネルの構築 コンテンツこそ花である
12 記事作成 記事作りを簡単にする方法
13 穴埋め記事 編纂済みコンテンツを調達する
14 いざ実践へ 後れをとってはいけない
PART4 購読者基盤の確立 1000人のリードを獲得する詳細プラン
15 購読者を獲得する 着地させたら離さない
16 リード・マグネット 効率的なリスト作りを促進する
17最初の1000人 顧客基盤を確実なものにするナンバー・ゲーム
Part5 本格始動 顧客リストを着実にお金に替えていく
18 収益化 その賢いやり方
19 発行者モデル コンテンツ帝国を築く
Part6 大か小か 会社を成長軌道に乗せる
20 数字で評価する 数字を理解すれば、一層の成長を手にできる
21 チームを築く 素晴らしい組織はこう生まれる!
22 事業売却 大金を得る日のために
EPILOGUE 血と汗と涙の結晶
記事作成、記事作りを簡単にする方法
Googleアラートの使い方や、読者が満足する記事の構成なども解説されています。
学び
1つの記事では、一貫して1つのアイデアを取り上げる。
いくつも盛り込んでしまうと、読者は満足しないどころか混乱するようになります。
完璧な記事構成
- 目を引く見出し
- 見出しを説明する副見出し
- 最初の段落で疑問を提起
- その疑問に答える主張
- 主張を証明する3つのポイントを箇条書き
- 結び・行動の呼びかけ
そのコンテンツには不可欠な7つの要素があり、少なくとも1つはその要素が含まれていなければいけない解説もあり。
そして購読者を獲得する方法を詳しく説明しています。
- ランディングページ
- リードマグネット
- トラフィックソース
記事マーケティング
記事によってサイトへのアクセスを増やすことができます。
記事を書くと言うことでもたらされるのは、あなたの書く内容に興味を持った、質を伴った数だといえます。
市場で専門家として認められるようになることもあれば、一緒に仕事をしたいと言う人も現れたりすることもあるかもしれません。
何よりも記事を書くのは無料です。
そして検索エンジンに引っかかるかどうかを、常に考えて書くことになります。
この辺は、アフィリエイトやブログでも役立ちますね。
まとめ
いつかそのうち起業したいを、現実にするための起業ガイド本です。
どんなビジネスを始めるのかを、市場に基づいて決めるところから解説し、オンラインで収益を得て、作り上げた事業を組織として築き上げていくまでのステップが学べます。
オンラインで起業したいと思っているあなたにとっては、一連の全体の流れが見えますので、役立つ1冊になると思います。