著者:ビル・グレイザー 347ページ ダイレクト出版
ビックリするほどよく売れる・超・ぶっとび広告集
こんな風に思っていたら
- 広告を出してみたけど、全く反応がない
- 毎回広告をだしているけど、どれだけの反応があったのか分からない
- もっとお金をかけないと効果がないと思っている
その広告は、効果があるのか計測できますか?または計測していますか?
安い料金の広告だから反応がなくて当然だと思っていませんか?
広告は、掲載し続けて反応がでてくるなんて言われて納得していませんか?
広告に関する疑問や間違いは、この超ふざけた名前の「超・ぶっとび広告集」で解決します。
超・ぶっとび広告ってなに?
この本を開くと、拘束服を着ている、著者のビル・グレイザーの写真が出てきます。
なぜ、そんな写真が掲載されているかといいますと、注目されたいからだといいます。
この姿が目の前にあったら目に留まるだろう?と。
この男はなぜ拘束服をきているのか、疑問に思うだろうと。
広告は、当然ですが、見てもらえない事には、効果はありません。
どんなに素晴らしいオファーだったとしても、気付かれないと存在していないのと同じですよね。
見てもらうための工夫から、広告の内容まで、この本は、ありえないほど効果的な常識外れの広告について書かれた必読の一冊です。
億万長者メーカーのダン・ケネディはこう言っています。
ほとんどの広告は絶望的なほど失敗作であると。
ほとんどすべてのビジネス・オーナーが、広告に絶えず不満を覚え、イライラしながら、たいていは無理やりに、あるいは諦めの境地で、仕方なしに広告にお金をかけて一生を過ごしているのだ。
そうした状況を一変させたのがビル・グレイザーだと。
そしてこの本にがっかりしているし、好きではないといいます。
その理由は、価格が安すぎるということです。
10万、20万円の価値があるにもかかわらず、この本は特にやりすぎだと。
広告が埋もれない方法
著者の広告が、雑多な広告の中にあっても、埋もれることなく人の目を引くのは、注目されるためにはどうすればいいかを知っているからです。
そのためのやり方として、著者には遠慮がありません。
とりわけお金を稼ぐことに躊躇することはないのです。
広告を埋もれさせないために、注目を集めないといけませんので、そのためには、常識をはずれた道を進む必要があります。
本書の始めの方に、著者のビル・グレイザーが送ったダイレクト・メールについて書かれている内容があります。
5枚のレターを手書きでかいた常識はずれの内容は、ありえないほどの効果があったといいます。
写真付きで内容を解説していますので、これは反応せざるおえないくらい注目してしまうだろうなと、思える内容になっているのは、これが広告?って思ってしまう、こんなやり方でいいのかと気付きがもらえるものになっているからです。
ぶっ飛んでいるとは?
まずそのレターですが、広告っぽくない、汚いと言っていいのか、わざと急いで書いたかのような汚く書いた手書きの文字になっています。
そして、ストーリーやオファー、クーポンの使い方、普通なら考えもしないし、やらないだろうなと思える内容です。
本人がぶっ飛んでいると言うのは、誰もやらない、やっていないということだと思います。
そして、一番は、効果があることです。
効果のない広告は、紙くずと同じですので。
そんなレターは、まともな人は反応しない?
しかもそのレターですが、反応した人たちの中に、高い教育を受け、専門的な職業についているような経済的に裕福な人たちもいました。
銀行の頭取や医師、弁護士、企業の重役らも、そのレターをみてセールにやってきたといいます。
面白ければ、人は反応する。
あなたの顧客だって、常識外れの広告にはきっと反応示するはずだといいます。
常識外れの広告は、効果があるだけではなく面白いのだ。
ラクダやクルーズ船の絵葉書はぜひ見て欲しいですし、そういった今まで効果のあった広告がたくさん写真付きで掲載されています。
あなたがもし、現在の広告の成果に不満を感じている99%の小規模事業主の1人なら、本書「超・ぶっとび広告集」こそが、あなたのための本だと思います。
そして、あなたが出すべき広告は、ダイレクトレスポンス広告です。
ダイレクトレスポンスとブランディングの違い
ダイレクトレスポンス広告は顧客に反応するよう促し、あなたはその反応を追跡調査することができますが、ブランド構築は、ビジネスや製品、あるいはサービスの名前を世に広めるのが目的で、元を取れるかどうかといった現実的な事は考えていない。
99%の企業にとって、ブランド構築など考えるのさえ無駄で、そんなことしても一文無しになるだけです。
そして、ダイレクトレスポンス広告には嬉しい副産物もついてきます。
定期的に、ダイレクトレスポンス広告を出すことによって、人々はあなたが誰かを知るようになり、しかもすぐに行動を起こさなければと言う気にさせられます。
そして定期的なダイレクトレスポンス広告は、ブランディングのメリットが得られるようになるのです。
広告は効果を追跡できるかどうか
広告代理店から、広告の成果は教えられないと言われたことはありませんか?
それはなぜなのか。
なぜレスポンスの成果を公開できないのかと言いますと、もしそれが分かるようになれば、今後広告を出すのをやめる可能性があるということを彼らが知っているからです。
効果のない広告を出す事は、誰もしませんよね。
つまり、成果の公開ができない広告とは、そういうことです。バレたくないのです。
成果を追跡することができない広告は、小規模事業者にとっては、お金をドブに捨てるようなものです。
効果がある理由を知るより、どんな広告が効果があるかを知るべき
広告は役にたつことが分かっていればよくて、なぜそういう結果になるのかなんてどうでもいいことだといいます。
世の中の広告は退屈なものだらけです。
大半はつまらないものなので気づかれることもないのです。
たくさんある広告の中から人の目を引く事は難しいのですが、あなたが常識外れであるならもちろん話は別になります。
広告に反応する理由
人々が、あなたの広告に反応する理由は、2つに1つしかありません。
ポイント
損失の恐怖、または個人的利益。
その広告に反応しないことで何かを失うか、反応することによって何かを手に入れる。
そのいずれかの場合に、人は広告に反応を示します。
ですから、オファーを考えるときには、いつも次の質問を自分自身に問いかけるといいのです。
私のオファーに反応しないと、
見込み客または顧客は何を失うのか?
反応すれば何を得られるのか?
※オファーは、必ず割引価格で売らなければいけないわけではありません。
オファーを決めるとき、一般的に損失の恐怖の方が個人にとっての利益よりも効果があります。
損失の恐怖の簡単なものは、期限を設けることです。
すぐに反応しなければ損をする、そう思わせないと人は後回しにして行動しませんので、期限は必ずつけましょう。
他にも、あなたがもっと早く知っておきたかったと、後悔するような内容が盛りだくさんです。
目次
CHAPTER1 注目を集める
CHAPTER2 成果をあげるには?
CHAPTER3 これが、ぶっとび広告だ
CHAPTER4 ダイレクト・メールの革新
CHAPTER5 力強い広告作り
CHAPTER6 世界を救う
CHAPTER7 信用を呼ぶ言葉
CHAPTER8 プレミアムの吸引力
CHAPTER9 連続キャンペーン
CHAPTER10 知恵を拝借する
CHAPTER11 特別な日を祝う
CHAPTER12 非常識は面白い
CHAPTER13 最高のキャンペーン
【常識はずれの付録A】優れた見出し100 … 329
【常識はずれの付録B】ホリデー・リスト … 335
【常識はずれの付録C】マーケティングの達人になった小売店主
まとめ
広告を出しても、全く反応がないのは、注目されていないのが原因です。
ありきたりで、つまらないから見向きもされないのです。
では、どうすれば反応のとれる広告を作ることが出来るのか。
その答えが本書の中に、写真付きの解説で書かれています。
本当に効果のある広告を作りたいなら、この本は必読書です。
注目を集めよ。さもなくばゴミ箱行きだ!
あなたのせっかく稼いだ大事なお金を、ゴミ箱に捨てられたくないなら↓
追記
広告の見出しが欠かせない事は分かっていると思いますが、何を書いたらいいのか分からなくて、適当に決めてしまう事があると思います。
そうならないためにも、この本には見出しのテンプレートがいくつか紹介されているので、空欄を埋めるだけで、優れた見出しを作れるようになっています。
123ページのぶっとびエクササイズは必見です。
あなたがもし、広告代理店に言われるがまま広告を出して、騙されたと思っているなら、本書のブットんだアドバイスを知っていたらと後悔するはずです。
広告を出す前に、「超・ぶっとび広告集」が、あなたの大事なお金を守ります。