汚れがつき出した時に、ちょっとした掃除を後回しにしていると、後々落ちない汚れになりますよね。
はじめは簡単に落とせるので、あとでまとめてやればいいなんて余裕ぶっていると、悲惨な状況になります。
そうなってしまいますと、後悔しかないのですが、後悔しても意外と大丈夫でした。
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汚れが落ちなくなってから後悔しても大丈夫
色々と洗剤を試したりこすったりしても、落ちなくなったキッチンシンクの汚れです。
見て下さい、この惨状。↓
素材は人口大理石です。
といっても、あんまりひどくないように見えますか?
ですがこれ、まじかで見ると、かなりひどい状態なんです。
部分部分をアップでお見せします。↓
こうなってくると、もっと真剣に掃除しとけばよかったとか、ステンレスにしとけばよかったとか、後悔するんですよね。
はじめは真っ白で、キレイでかっこいいキッチン(うぬぼれ)だったんですけど、それがこの有様になるのですから。
部分的に白い部分がありますが、そこが元の白さに近いかもです。↓(それでもくすんではいますが)
一部分だけ、なぜ白いのかは謎ですが、汚れの酷い部分との違いが、はっきりと分かるかと思います。
そして、キッチンのシンクだけでなく、水栓まわりの下の部分も落ちない汚れになっています。
掃除は、使ったあとに水でさーっと流して終わる、なんてことがほとんどで、たまにスポンジで、洗剤つけて洗うくらいでした。
そんなことを続けた、7年間の集大成ですね。
洗剤つけて磨いたくらいでは、汚れが落ちない状態になっています。
メラミンスポンジでも無駄でした。
ネットでいろいろ調べて試してみますけど、ことごとくダメで諦めていたんですよね。
ですから、専門の業者に頼まないといけないかと思っていたのですが、簡単に自分でキレイにすることができました。
その方法がこちら↓
落ちなくなった汚れを、耐水ペーパーでサクッと削ります。
ヤスリなんかで削ったら、傷がつくのでは?と思うでしょうけど、傷はつきます。
削るのですから当然ですよね。
ですが、目に見える傷ではないんです。
耐水ペーパーで、どれだけキレイになるのか、気になりましたら最後までみてみて下さい。
水栓まわりをキレイにする
まずは水栓まわりですね。
水栓まわりは、蛇口の開け閉めをするたびに、手についた水が下に落ちるので、それを放置し続けていると、取れない黄ばみや汚れになってしまいます。
水が散らないように、水栓レバーがシンクの上にあるものを選んで付けたので、少しはいいのですが、食器を洗う時に、結局水が飛んでしまうので、無駄でした。
写真では分かりにくいかもですが、黄ばみは酷いですし、水あかがウロコみたいになったうえに、層になっている状態です。
削った時の汚れが、こちら↓
あとは、この汚れを水で洗い流すだけで、新品みたいにキレイになります。
ですが、水栓裏側の根元部分も、特に黄ばみがひどいですよね。
意外と諦めている人もいるかと思いますが、この部分も削ることはできます。
ここは金属部分があるので、丁寧にしなければいけませんが、こちらもキレイにすることができます。
目に見える傷もつくことなく、キレイになっていますよね。
水栓まわりがキレイになったので、その下側面を削っていきます。↓
キッチンシンクの正面の側面
こちらも、かなり汚れがひどのですが、まだらに汚れがついているので、余計に汚く見えていました。
耐水ペーパーで、軽くこするだけで、あれだけ取れなかった汚れが、簡単に落ちていきます。
左側のまだ汚れている部分と、キレイになった右側部分との違いで、どれだけ汚れていたのか分かりやすいと思います。
7年間の汚れも、キレイさっぱり落ちた上に、下の排水溝が映り込むくらい鏡面ピカピカ状態になっているのが分かります。
残りの、左側部分の上の方は、同じ人口大理石素材の水切りがはまっているので、その部分の黄ばみは特に汚いです。
前回、削った部分もあるので、左に行くにつれて、うっすらとなっていたりしますが。↓
こちらも、耐水ペーパーを使えば、軽くこするだけで、汚れがどんどん落ちていきます。
あとは水で汚れを流してしまえば、新品同然の状態になります。↓
キッチンシンクの底面
キッチンシンクの底面、左側部分も耐水ペーパーで削りました。↓
そのあと、右側もキレイにしています。
キッチンシンクの、右側側面の汚れ
キッチンシンクの、右側側面の汚れも削ってキレイにします。↓
ここまで、耐水ペーパーを何枚も使っています。(それくらい面積ともに汚れもひどい)
といっても耐水ペーパーは、使いやすいように、小さく切って使っているので、実際はそうでもなかったりするのですが。
削ると、目で見えていた以上に、汚れが酷いことが分かるので、ちょっとゾッとする感じもありました。
キレイになった面と、別な面の左側端と右側端を見ると、汚れの黄ばみ具合が分かります…。↓
よくここまで放置したよねって、自分でも驚きです。
一気にここまで汚くなれば、すぐに対処するのですが、徐々に汚くなっていくので、意外と緊急性がなく、のんびりしてしまうんですよね。
汚れが落とされまいと、徐々に汚くして、目を慣らしているんじゃなんか…、なんて思えてくるくらいじわじわなんですよね。(ただの言い訳ですけど)
キッチンシンクの手前部分
次は、キッチンシンクの手前部分右側です。↓
水切りがはまっている上部分は、こちらも特に黄ばみがひどいです。
黄ばみ汚れが酷いといっても、削ればすぐに落ちるんですけどね。
削っているので、傷がつきそうですけど、実際は、鏡面みたいに輝くって不思議です。
汚れが消えていくのは気持ちいいのですが、ここまで2時間以上は経過しています。
キッチンのシンクは意外と広く、写真を撮りながらっていうのもありますけどね。
もしくは、耐水ペーパーを小さく切っていたのも原因です。
見慣れていた汚れも、ここまで酷くなっていくってことが分かります。
この汚れが、洗剤つけてこすったり、メラミンスポンジでも取れないんですから、染み込んだ汚れなのかもしれないですね。
汚かった手前の側面も、こんなにキレイにすることができます。↓
洗剤を置いていた部分
あと一番厄介だったのが、洗剤を置く部分ですね。
角が多い分大変でしたけど、途中経過でこんな感じです。
下の方の継ぎ目部分は、汚れが中に入り込んでいて、削ってもなかなか取れません。
どれくらい削ったか分かりませんが、ちょっとこの部分は、凹んでしまうくらい削ってしまいました。
それくらい、中まで汚れてしまっていました。
継ぎ目は普段から、特にキレイにしておかないと、かなり掃除が厳しくなりますし後悔します。
キレイになったキッチン
最終的には、あれだけ汚れていたキッチンシンクも、ここまでキレイになります。↓
こすらずに、洗剤つけて放置してキレイになるようなものがあればいいのですが、そういうものってあるんですかね?
そういった掃除の手間をかけずに、綺麗にできる物を探していましたけど、私は見つけられませんでした。
しかも、そういったものを探したりしている時間が無駄でしたね。
終わってみると、ただ探していた時間の方が、逆に手間がかかっていたことに気づきます。
もうこれは落ちない!と思ったら、思い切ってサクッと削ってしまった方が、早くて楽です。
汚れたキッチンを毎日視界に入れて、嫌な気持ちになることもなくなります。
耐水ペーパーは、コスパもいいので、ぜひ試してみて下さいね。
まずは、傷が気になると思うので、目立たないところでちょっと試してみてから、やってみて下さい。
耐水ペーパーを使うにあたってのアドバイス
耐水ペーパーには、種類がたくさんあります。
種類といっても、#400とか数字が書かれているだけなのですが、その数字は研磨をする際の粗さだと思っていれば大丈夫です。
ですから、数字が小さくなるほど、研磨力が強くなります。
#2000くらいになると、汚れを落とすのに、非常に時間がかかりますので、その辺は自分なりに、汚れに合わせて調整してみるといいかと思います。
私も始めは傷が怖くて、#2400くらいで削ってみたのですが、ほとんど落ちませんでした。
汚れが落ちないわけではないのですが、物凄くゆるやかに落ちていく感じです。
時間がかかってもいいので、慎重にしたいなら、それでもいいかもしれませんが、汚れが酷い場合には、相当覚悟して挑んだ方がいいです。
今回のように汚れが酷い場合は、気が遠くなりますね。
汚れが酷い場合は、#400以下をおすすめです。
#100~200くらいになると、サクサク落ちますが、下地まで傷をつける可能性は高いです。
それでも目に見える傷はつきませんでしたけど。
粗い研磨をしたあとは、2000以上で磨くと、よりキレイになりますよ。
あとは、ダイヤモンド研磨のものも使ってみましたが、こちらも面白いくらいに黄ばみ汚れが落ちます。
ステンレスは使ったことがないのですが、ステンレス用もあります。↓
耐水ペーパーでも、一撃くんのようなダイヤモンド研磨でも、水をかけてこするだけです。
洗剤も何もいりません。
もう洗剤では、どうにもならなくなっていたら、試してみて下さいね。
あとは、綺麗にしてから、それを維持するのが問題です。
とにかく定期的な掃除が大事になりますので、それには、メラミンスポンジがちょうどいいと思いますよ。