キャンプ用品を見ていると、スノーピークやロゴス、コールマンなどの、よく目にする有名ブランドがいろいろありますけど、そんな中にちょっと気になる、イグニオ(IGNIO)って名前のブランドがあるんです。
初心者からすると、聞いたことないけど…みたいな。
イグニオ(IGNIO)ってなに!?
割とそこそこするお値段のキャンプ用品の中で、見た目もそこまで悪くなく、何よりお値段が安い!って感じなので、じわじわ気になってくるんです。
しかも安いお値段の中で、さらに値下げされていたりするので、余計になんですよね。
このブランドを使っている、みたいなこだわりや見栄がなければ、すごくコスパよくていい感じがしていまいます。
たぶん、服でいえばユニクロみたいな、飲食店でいえばファミレス的な、誰でも気軽に手を出せる感じのブランドですね。
圧倒的なコスパのよさを前面に出した、普通に使えるアイテムを提供しているので、キャンプ用品全体のエントリーモデルになっている気がします。
ってことで、何を選んだらいいか分からず、すごく悩んだ末に、イグニオの寝袋(シュラフ)を買ってみました。↓
イグニオでは、スリーピングバッグともいうみたいですけど、寝袋の英語読みみたいです。
ちなみにシュラフはドイツ語です。(服でいうチョッキ、ベスト、ジレみたいなものですね)
イグニオ 中布団付き封筒型スリーピングバッグの規格と使ってみた感想
収納時のサイズ
収納時のサイズは、普通に家で使用する毛布とかの寝具に比べると、非常にコンパクトなサイズ感ですけど、寝袋(シュラフ)としては、若干大きめに感じるかなぁくらいのサイズ感です。
といっても、すごくコンパクトな物(シュラフ)に比べてなので、これでも十分コンパクトだとは思いますけど。
厚みを、手と比べるとこんな感じです。(ちなみに私の手は小さめです)↓↓
横幅は、手を開いて親指から小指までの長さ、ちょうど2つ分くらいでした。↓
寝袋を広げた状態と、収納した状態の比較
広げた時のサイズは、190×85センチで、収納時は25×40センチほどになります。↓
1.7kgの重さになっていて非常に軽く、広げてみると厚みはそんなにありません。
快適温度が5℃以上で最低使用可能温度が0℃となっていますが、これで大丈夫なのか!?って思ってしまう薄い感じがあります。
イグニオ スリーピングバッグを体感した感想は?
最強寒波と言われた日が過ぎてすぐ、家の中で使ったので、外で使用したわけではありません。(外は無理な寒さでしたので)
ですが、非常に寒い時に使いました。
使ってみた体感では、寝不足を感じないくらいには眠れました。
ですが、睡眠途中で寝返りをうつと、若干もどった意識の中で、寒さを感じるんです。
ですから、すごく寒い日には、これだけでは安心とは言えないって感じでしたね。
寝れなくはないけど、途中起きたときに寒さを感じてしまい心配になるみたいな。
少し不安のある中、寝たので、安眠とまではいかなかったです。
気温を、はかっていたわけではないので分かりませんが、多分ですが5℃以下、もしくは0℃だった可能性が大です。
そして、夜中の5時過ぎくらいに起きて、いつも寝ているベッドに戻って比べてもみました。
羽毛布団とかけ布団の2枚を使っているんですけど、イグニオのスリーピングバッグと同じく、寝ていてもうっすら意識の中で、寒さを感じました。
ですから、いつも寝ている寝具と同じく、若干寒いくらいの体感でしたので、薄いわりにイグニオの寝袋は、意外とすごいなぁみたいな印象を持ちました。
ただあくまでも家の中ですから、外で使っていたらアウトだったと思います。
すごく寒い日でも使えますけど、快適温度以上で使うのがベストですね。
そして、このスリーピングバッグには、中布団がついています。↓
上下の布団に包まれている中布団でさえも、全部が温まっている感じではなく、冷たく感じたりしたくらいなので、相当寒かったんだと思います。
それでも寝れないほどではなかったので、個人的には優秀だと感じました。
逆に、この薄さで、よく耐えられたな…って感じです。
イグニオは基本的にリーズナブルなので、そのお値段でいえば、性能的に全然悪くないです。
むしろ中布団がついているので、温度調整がしやすく、よすぎるくらいです。
ですから、家の中でも普通に使っています。
なぜなら、肌触りがすごく気持ちいいんです。
素材は表も裏もポリエステルなんですけど、スリスリしたくなるくらい滑らかで軽く、ふわっとしていて気持ちがいいんです。
さらさらしていて柔らかく、薄い割にはふかふかに感じます。
ですから、寝袋の上でくつろぎたくなってしまうのです…。
上にのってるだけでも気持ちいいですし、もちろん中に包まれると、さらに気持ちいいです。
同じ素材のはずなんですが、表と裏では、なぜか手触りが違う気がします。
セパレートタイプで便利
上下がチャックで分離できるようにもなっています。↓
ですから、包まれるのではなく、上からかけるだけのタイプにして使うこともできるので、便利です。
中布団も合わせると3枚になるので、若干寒いかなくらいの時には、1つで3人分の掛布団にもなります。
表と裏の引き手も便利
表でも裏からでも開けられるように、ファスナーに引き手が表裏ついているのも便利です。
表だけに引き手があると、出るときが大変ですからね。
といっても、開け方としてはよくないかもですが、そもそも非常に開けやすいので、ファスナーの引き手を使わなくても、上布団を持ち上げるだけで開けることができてしまいます。
マジックテープは邪魔?
それで、このマジックテープが、なんのためについているんだろう?
邪魔だな…って思っていたんですけど、簡単に開けやすいがゆえに、寝返り等で開かないようにするためのものだと思います。(多分)
もしくは、腕だけ出せるようにしてあるか。
シュラフ着たまま歩ける
上下分離のセパレートタイプなので、それだけでも便利ですが、側面はそのままで、足元だけを開けることもできるので、ちくわみたいなシュラフにすることもできます。
ですから、シュラフを着たまま歩けてしまうってことです。(これ、意外と便利)
ファスナーの開き方は、側面の直線が1つと、L字型になったファスナーが1つです。
足元を開けるには、L字型のファスナーを開けるだけです。
寝袋(スリーピングバッグ)は連結も可能
もう一つ同じシュラフがあれば、連結することで、ダブルベッドサイズにすることもできます。↓
2人で同じ寝袋に入れるので、子供も安心して眠れますし、何より推奨されている快適温度帯より寒い中でも、温かく寝ることが可能になります。(人肌ほど温かいものはありません)
意外と万能シュラフ
このシュラフは、使い方の選択肢が多く、キャンプだけで使用するのはもったいないです。
ソファーの上で使用しても、なかなか心地よく、いいと思いました。
機会があったら試してみて下さい。
寝袋(シュラフ)の種類は、たくさんあります。
きっと、何を選んでいいのか分からないと思うんですよね。
そんなときにおすすめできるのが、イグニオの中布団付のスリーピングバッグです。
ココがポイント
このクオリティで、お値段も良心的なので、たとえ買って失敗したとしても、心穏やかでいられます。
それに、リーズナブルだからこそ、そこまで神経質にならずに、気兼ねなく使えるって点も素敵です。
お試し感覚で購入できるものが、意外と手放せないメインになっていたりするんですよね。
イグニオは、1,000円をきるスリーピングバッグもあったりするので、あなどれません。
ちなにみイグニオは、アルペングループのブランドです。
追記
PC業務の仕事中は、暖房を使わないようにしているので、厚着をしているのですが、どうにも体が窮屈なので、このシュラフに包まれつつ、椅子に座って仕事をしています。
足の部分と腕の部分だけ出しているので、まさに、ちくわ状態なのですが、これが、非常に暖かくて快適です。
はじめ、足の部分は出していなかったのですが、シュラフから出ると、足の部分の床が、しっかり濡れているんです。
ですから、足だけは出すようにしました。
ポイント
ここで凄いと思ったのは、足が汗をかいている様子は全くないのですが、床だけがなぜか濡れているんです。
通常、床が体内からの水分で、濡れていたら、足がサラッとしているわけないんですよね。
それにも関わらず、シュラフの中は、冷たくなることもなく温かく、足もシュラフも、全くぬれていないのです。
ですから、このシュラフは、熱を逃がさず、水分だけを外に出していることになります。
しかも、外側の足の部分のシュラフも濡れていないんです。(なぜか床だけ)
その機能性に驚きでしたね。