日立のサイクロン掃除機だけに限ったことではないのですが、掃除機を長く使っていると、吸引力が弱くなってきますよね。
そんな時の原因は、大抵の場合、モーターの劣化ではありません。
長く使っているからとか、古くなっているからとか、経年劣化で吸引力が落ちてくる場合も、もちろんあるかもしれませんが、実際のところ、そうではないことがほとんどです。
モーターから変な音がする場合にも、ホースだったりノズルだったりに、物が詰まっている場合もあったりもします。
もちろんですが、モーターが原因の場合もありますけど、ほとんどの場合、ゴミが詰まりすぎていることが原因です。
ですから、吸引力が落ちてきた…と思ったら、ここを確認してみて下さい。
吸引力が落ちてきた時に確認する部分
このフィルターに、ゴミがびっしりと詰まっていたら、大きく吸引力が、目に見えて落ちます。
ダストケースの上の方にあるフィルターですけど、ここはハッキリ言って、なかなか掃除をすることがなかったりします。
ですから、まずはここを確認しましょう。
ダストケースの上の方にボタンがありますので、そこを押すと、ふたが開きます。↓
ふたを開けると、こんな感じの黒いフィルターが入っていますので、これを上に持ち上げるだけで外せます。↓
そして、この溝の部分に、ゴミがびっしりと詰まっていたら、それが吸引力低下の原因です。↓
このフィルター(クリーンフィルター)の、一つ一つの溝を掃除して、ゴミを取り除いてあげると、大抵の場合、吸引力が戻ります。
びっくりするくらい、吸引力が違っていることが分かりますので、このフィルターを長年掃除していないと、そういう体験もできます。(する必要はないですけど)
クリーンフィルターを、掃除するためのブラシも、ダストケースの横についているので、これを利用しましょう。↓
ポイント
クリーンフィルターの、定期的な普段の掃除は、このブラシで十分ゴミを取り除けますが、長年掃除をしていない場合には、このブラシでは取り除けないくらい、圧縮されたゴミが詰まっていますので、その場合には、クリーンフィルターを傷つけないように、つまようじで取り除くといいかと思います。
それくらいひどい場合には、外で掃除をすることをおすすめします。
部屋の中でクリーンフィルターの掃除をすると、ひどいことになりますので。
フィルターを掃除しても吸引力が戻らない場合
それでも、吸引力が戻らない場合には、冒頭でも言いましたが、パイプやホースだったり、ノズルに物が詰まっていないかを確認しましょう。
タオルやハンカチなどの大きなものが、詰まっていないとも限りませんので、そちらも合わせて確認しておくといいかと思います。
それと、ヘッドのブラシ等に、ゴミがからまっていないかも、チェックした方がいいです。
意外と見落としがちだったりするので、一旦ブラシ部分を外して確認し、ついでに掃除をしておきましょう。
それと、掃除が終わったあとは、常にダストケース内に、ゴミがない状態にしておくことが大事です。
ゴミが溜まったままで掃除をするのも、吸引力低下の原因になりますし、フィルターも詰まりやすくなります。
日立のサイクロン掃除機も、普通にゴミを捨てやすいので、そのくらいは常にしておいた方が、後々の自分の身のためだったりします。(壊れてしまうと、非常に面倒なので。)
知っていることだと思いますが、ここを押すだけで、ゴミを取り除けます。(念のため)↓
ちなみに、ダストケースを外すと、本体に青いフィルターが付いていますが、ここが詰まるなんてことは、ほぼないかと思います。↓
アレルオフフィルターといいますが、捕集した花粉などの、アレル物質の活動を抑制するためのフィルターです。
クリーンフィルターに、ゴミがめちゃくちゃ詰まっていた時も、この部分には、目に見えるゴミが付いているなんてことはありませんでした。
ですから、吸引力が落ちてきたと思った時には、クリーンフィルターを確認しましょう。
もちろんですが、その他の要因もありますので、クリーンフィルターがきれいだった場合には、他の部分の確認が必要です。
掃除は、掃除をする道具も掃除の対象
部屋の掃除はするけど、その掃除をする道具の掃除は、意外とほとんどしないことが多いですよね。
特に掃除機。
面倒なんですけど、何か不具合が起きる前に、掃除機の掃除は定期的にしておいた方がいいです。
ココがポイント
普段、やってしまうと大したことのないことが、やらなかったばかりに、大きな面倒ごとになって帰ってきたりしますので、小さな面倒を片付けておくと、あとで後悔がありません。
小さな面倒:フィルターの掃除
大きな面倒:ゴミがつまり過ぎてしまったフィルターの掃除、修理、買い替え
まとめ
吸引力が落ちてきた時に、まず確認する場所は、クリーンフィルターです。
ここが目詰まりすると、吸引力がめちゃくちゃ落ちます。
クリーンフィルターに、そんなにゴミが詰まっていなかったら、ヘッドやパイプ、ホースといった部分に、ゴミが詰まっていないか確認しましょう。
そして、ダストケースに、ゴミが溜まり過ぎている状態も良くないので、掃除をしたあとは、必ず空にしておくことをおすすめします。
モーター自体が壊れている場合には、修理、もしくは買い替えになるかと思いますが、それ以外では、ゴミが詰まっているのが原因ですので、掃除機の掃除をしましょう。