片づけたあとのことも考える
また散らかるんだから、片付けなんてしても意味がない。
そんな風に思ってしまうのは、片付けたあとのことを考えて、収納していないからです。
ポイント
片付けて終わりではなく、片付けたあとからが本番です。
その状態を保てるかの戦いが始まるのです。
気を抜くと、なおすのが面倒、捨てるのが面倒という自分が、ひょっこり顔を出してきて、せっかく苦労して片付けたことも忘れて、また散らかしてしまいます。
そもそも、物をあるべき場所に戻して、ゴミをきちんと捨てていれば、片付けをしないとって、思うことはありません。
キレイに片づけて掃除したあとの、これから続く毎日の整頓が大事なのです。
整頓は、毎日続きます。
掃除は、定期的でいいかもしれませんが、毎日の整頓ができていないと、確実に散らかります。
そして、散らかると掃除もしたくなくなり悪循環に陥るのです。
「キレイに片づける」、「キレイに収納する」が目的になっていませんか。
整頓を続ける秘訣
ポイント
物の住所を決める時に、簡単になおせる場所にしておくことが大事です。
全て同じように、整理整頓ではなく、使う頻度によって、なおすべき場所を決めておけばいいのです。
例えば、料理をする際に使う物は、人それぞれですが「必ず使う物」と、「あまり使わない物」がありますよね。
よく使う
包丁、まな板、フライパン、フライ返し、菜箸
あまり使わない
キッチンバサミ、計量カップ、はかり、ミキサー
といった感じの場合
それぞれで包丁なら包丁だけ、フライパンはフライパンだけといった形で、カテゴリーに分けて収納したりしますが、なおす引き出しが別々ですと、それぞれに対して引き出す作業が出てきて、面倒だったりする場合があります。
そういった場合、物別のカテゴリーで収納ではなく、もっと大きく考えて、良く使うキッチン用品というカテゴリーとして、同じ引き出しに収納するのです。
そうすれば一回で、使うものを引き出せますし、使った物を楽になおせますよね。
あっちの引き出しに包丁をなおして、フライパンはこっちの引き出しに、まな板はあそこで、菜箸はこことか、別々にわけて収納していると、引き出すのが毎日のことなのでとても面倒です。
そんな面倒な作業のせいで、キレイに整理整頓した中に、なんでもかんでも一緒に置いてしまったり、外に出しっぱなしになってしまって、ごちゃっとしてしまうようになるのです。
それなら始めから、そういう収納のやり方にしておけばいいのです。
鉛筆立てと同じ原理です。
鉛筆立てには、ボールペン、蛍光ペン、定規、はさみ、ホッチキスなど、使う頻度の高い物が同じところにあるから、取り出すのが楽なのです。
スプーンひとつ取っても、全部ひとまとめに、同じところに置いておく必要もありません。
料理でも頻繁に使うなら、料理をする場所、スプーンをよく使う場所から、すぐ取り出せるところに、料理専用で置いて置けばいいのです。
食事する時に使うスプーンは、食器類をなおす近くといった感じで。
キッチンで例えましたけど、他にもそういったセットで収納して、あまり使わない物は、カテゴリーでキレイに収納しておけばいいのではないでしょうか。
見た目ではなく、楽をするための収納にする
使用頻度の高い物どうしで、収納します。
物の種類としてのカテゴリー的にはバラバラでも、とにかくなおすことを簡単にするのです。
そうすることによって、なおすのが面倒だと思うことをなくしてしまうのです。
わざわざ収納する場所を、複雑にする必要はありません。
フライパンに、フライ返しや菜箸なんて、セットで使うことが多いのですから、わざわざ収納を分けずに、一緒になおせばいいのです。
やってみると分かりますが、3つの引き出しを、それぞれ開けて取り出していた物が、一回で済むようになるので、快適でないわけがありません。
大袈裟でもなんでもなく、ストレスが減ります。
そして、使ったあとの整頓も楽になります。
使う頻度カテゴリーも作りましょう
全てをカテゴリーごとに収納すると、見た目はいいです。
キレイに収まっては見えます。
ですが、キレイに見えるだけで、毎日やることに面倒があったら意味がありません。
しかも、その面倒に慣れてしまうと、それが当たり前になって、自分が面倒なことをしていることに、気づきもしなくなります。
面倒に気付かなくなると、毎日無駄なことで体力を使ってしまいます
会社でもよくありますよね。
新入社員が入ってきた時に、特によく起こります。
その会社のやり方に馴染んでいない新人は、どうしてこんな面倒なことをしているんだろうって思っていたりします。
でも、今まで働いている人たちは、それが当たり前になっていて、そのことに気づいていなかったりするのです。
ですが、そんな新人の一言で、ハッとさせられたりすることになります。
今までやってきた自分がバカみたいに思えるので、負け惜しみで、これが会社のやり方だから、なんていってしまったりですね。
気づいたら、もっと楽できるように改善してしまいましょう。
まとめ
ポイント
片付けや、整理をした時には、毎日やることになる、「なおす」、「整頓する」ことを考えて、収納するといいですよ。
楽をすることは、悪いことではありません。
むしろ、日常のどうでもいいことは、楽にしてなんぼということです。
見た目のためだけに、無駄に面倒な、キレイな収納のやり方をする必要は無いのです。
そうすることによって、片付けたあとの「毎日」する整頓を、楽にすることができます。
これからは、毎日することを楽にできる収納にするために、片付けや整理をしましょう。
手間や面倒が減りますので、せっかく片付けたり掃除した部屋を、キープしやすくなりますよ。
ぜひ、試してみて下さい。
頻繁に使うカテゴリーで、片付け、整理整頓です。