アニメ『陰の実力者になりたくて！』を無料でみる方法

ジョン・スミス

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『陰の実力者になりたくて！』のあらすじ

主人公でもラスボスでもなく、陰ながら事件に介入し、圧倒的な実力を見せつける、陰の実力者になりたいと思っていた主人公、影野ミノル。

普段はモブに徹し、裏では格闘技などの修行に明け暮れていた日々だったが、どんなに鍛えても限界があった。

そこで、何物にも負けない力、魔力を身に着けるため、いろいろと努力をしてみたが、事故によりあっさりと死亡。

だが、奇跡が起きて、魔力のある異世界に、シド・カゲノーとして転生することができた影野は、魔力の使い方をマスターし、モブを演じながら、修行を続けていく。

そんな中、金品を奪うために盗賊を襲っていると、魔力暴走によって、肉塊になっている人を見つける。

魔力実験により、肉塊から助けてしまったエルフの、「恩を生涯かけて返します」の言葉から始まった、シドが陰の実力者になるために、適当に作りだした設定は、陰の組織シャドウガーデンを結成することになる。

シドは、適当に設定した物語の役者を演じており、シャドウガーデンのみんなも、自分の設定にのってくれている、ノリのいい人たちだと思っているのだが、そんなシドの勘違いが、大きく世界を揺るがしていくことになる。

『陰の実力者になりたくて！』の詳細

2018年から、小説家になろうにて、逢沢大介が連載していた作品。

2018年11月、KADOKAWAよりライトノベルが刊行され、2019年7月には、コミックが発売されています。

そして2022年10月からアニメが放送され、2期が2023年10月より開始されています。

『陰の実力者になりたくて！』の個性的なメンバー紹介

シド・カゲノー兼シャドウ：どうしても陰の実力者になりたい影野ミノルは、どんなに鍛えても、核兵器で蒸発してしまうことを悔やんでいたのだが、そんな核でも消滅しない力を手に入れられる、異世界に転生することができた主人公。代々、魔剣士を輩出している貴族、カゲノー家の長男シド・カゲノーとして転生した影野は、助けたエルフをきっかけに、陰の組織シャドーガーデンを結成することになる。陰の存在として、表向きはモブになることに徹し、適当に設定した闇の教団として暗躍している、ディアボロス教団を滅ぼすという設定を楽しんでいるのだが、結成したシャドウガーデンとのやりとりは、なぜかうまいこと嚙み合っていき、いつの間にか盟主として崇められる存在になる。

アルファ：シャドウガーデン「七陰」の第一席。盗賊を狩り、金品を奪ったついでに助けられた。シドのいう適当な設定を信じ、シャドーガーデンを大きな組織にしていく。実力、頭脳共に非常に優秀だが、シドの適当な設定とは気づかない。

ベータ：シャドウガーデン「七陰」第二席。シドから聞いた物語を、そのままパクッて出版し、表向きは人気作家として活動しているエルフ。シャドウ様戦記を独自で書いて悦になっている面も。

ガンマ：シャドウガーデン「七陰」第三席。シャドウの言葉は、すべて記憶しているくらい頭脳明晰だが、運動神経は皆無。よくこけて鼻血を出し、まわりから助けられている。ミツゴシを設立し、シャドウガーデンの資金を作り出している。

デルタ：シャドウガーデン「七陰」第四席。戦闘能力がずば抜けているが、頭脳は最低。戦闘狂で、破壊することが得意な犬の獣人。シャドウを慕っており、物理的な距離感が近いが、アホの子と思われている。

イプシロン：シャドウガーデン「七陰」第五席。魔力の扱いにたけている。シャドウに見てもらうために、スライム装備で胸をもっているエルフだが、みんなに見抜かれている。

ゼータ：シャドウガーデン「七陰」第六席。諜報活動を行っているため、あまり姿を見ることはない。隠密能力にたけている、金豹族の獣人。デルタとは仲が悪い。

イータ：シャドウガーデン「七陰」第七席。技術的な面に秀でているため、研究に没頭している。寝たまま歩き回る謎な一面もあり、研究となるとサイコパスな面を出してくるが、本人はいたって真面目。

アニメ『陰の実力者になりたくて！』の感想

天然と勘違いとラッキーが生み出すファンタジーですね。

天然からくるお互いの勘違いが、うまいこと周りで起こる物事とハマる、そんなラッキーが、ずっと続きまくるストーリーになっているので、シドとシャドウガーデンとのやりとりが面白すぎます。

シドもシャドウガーデンも、どちらも勘違いしているので、ズレが生じてくるはずが、すべてのピースが見事に、気持ちよくハマってしまうので、とにかくシドの運がいいとしか言えない内容になっています。

ここまで、話のつじつまが合ってしまうと、真面目に漫才をしているようにしか見えなくなります。

ただ、アニメの1話を見た時には、面白くなさそうに感じたんですよね。

通常路線の、サクっと死んで異世界転生といった流れの、サクサク進む異世界ものと違って、転生するまでを、しっかりと1話分使って描かれているので、ちょっと展開遅くて、面白くない感じがはじめはありましたけど、見続けていくと、一気に楽しくなっていく作品です。

それだけ長く1話の西野茜編が描かれているので、後々、何かしらつながるんだろうなとは思うのですが、ちょっと長いとか思っている1話を乗り切ると、途端に面白くなりハマります。

適当につくった設定や言葉を、シャドウガーデンのメンバーが信じて、いい感じに解釈することで、なりたっている不思議な世界観にハマっていきます。