スマホでインターネットを利用するには、月に利用したいだけの通信容量をもったプランを選ばないといけません。
例：1GBで500円のプランだったり、20GBで2,000円といった、さまざまな通信容量のプランがありますが、その「GB」の部分が通信容量となっています。
そして、そのGB（容量）に応じて、通信費が高くなっていきます。
プランの通信容量とは、インターネットを使ってデータをやりとりする際の、月間で使用できるデータ量のことです。
そのデータ量が月間で使用できる上限になるのですが、それを超えてしまうと追加でデータを購入しない限り、速度制限をされて通信速度が遅くなります。
ですから、毎日YouTubeを見たりなど、動画等のデータ量が多いサービスをインターネットで利用するには、それなりの容量のあるプランを選ばなければいけません。
当然ですが、それに比例して通信費が上がっていくことになります。
そこで、通信費を節約するために利用したいのがWi-Fiです。
Wi-Fiを使うとどんなメリットがある？
Wi-Fiを使用して、スマホをインターネットにつなげた場合、ケータイ電話でプラン契約しているデータ容量（ＧＢ）を消費せずに、インターネットが使い放題となります。
ですから、たとえケータイのプラン内の容量を使いきってしまっていても、Wi-Fiに接続していれば、つなぎ放題使い放題で、速度制限されることもなく、快適にインターネットを利用できるのです。
速度制限とは？
インターネットを利用するには、当然料金がかかります。そしてケータイのプランには、料金に応じて、どれだけデータ容量が使えるかのが変わります。使い放題プランもありますが、それ以外ではデータ容量の範囲内でデータを使うことになりますよね。その契約プランのデータ容量を超えた場合、使えなくなることはありませんが、インターネットの通信速度に制限がかけられ、非常に低速な通信速度となり、動画等はみれなくなったりもします。
ですからお家にWi-Fiが使える環境を整えれば、スマホのプラン関係なく、インターネットし放題になるということです。
お家でスマホをWi-Fiにつなげるには？
Wi-Fiを利用するには、3つのやり方があります。
⇒ 光回線やケーブル回線からWi-Fiを利用
⇒ ホームルーターからWi-Fiを利用
⇒ モバイルルーターからWi-Fiを利用
この3つの違いは、通信速度や安定性、使用環境になります。
Wi-Fiにつなげられるという点では、どれでも同じなので、すごく単純に分けてしまうと、持ち運べるか持ち運べないかになります。
光回線やケーブル回線からWi-Fiを利用する場合
光回線やケーブル回線からWi-Fiを利用する場合には、お家限定になります。
光回線やケーブル回線は、無線ではなく有線で、お家までインターネット回線をつなげますので、工事が必要になる場合もあります。
ですから、当然お家の中だけでのWi-Fi接続ということになります。（厳密にはWi-Fiの届く範囲内になりますので、家の外周りでも使えたりします）
お家の中からスマホまでは、無線通信になりますので、Wi-Fiルーターが別途必要です。
ホームルーターからWi-Fiを利用する場合
ホームルーターからWi-Fiを利用する場合には、やろうと思えば家でも外でもどちらでも使用することができます。
ホームルーターは、コンセントにさすだけで、Wi-Fi使用が可能になるので、簡単に使えますし、コンセントから電気を得られる場所であれば、どこにでも持ち運んで使うことができます。（※できないものもあります）
ただ、コンパクトではありますけど、一応据え置き型なので、持ち運ぶかといったら、そこまではしないかと思います。
外でも使いたいのであれば、モバイルルーターを素直に使った方が便利ですし、ホームルーターを持ち歩き、いちいちコンセントを借りられるのかといったら、そんな勇気があるのかって話にもなります。
モバイルルーターからWi-Fiを利用する場合
モバイルルーターからWi-Fiを利用する場合には、家でも外でもどちらでも使用可能です。
ですが、無線通信になりますので、電波の届く範囲内になるのは、スマホと同じです。
外で頻繁にWi-Fi接続したい場合には便利ですが、家の中で使うのであれば、速度や安定性を考えた場合、光やホームルーターには劣るかと思います。
MMORPGやFPS、TPSといったゲームを本格的にやりたいのであれば、向かないかと思いますが、どこでもデータ量を気にせず接続できるのは魅力的です。
家で使うなら
家でWi-Fi接続するには、上記3つのやり方がありますが、家で使うことに限定するのであれば、速度、安定面を考えて、光回線を使った方がいいかと思います。
それに、お家が広かったり、部屋数が多い場合も光回線が便利ですし、PCに有線接続するならなおさらです。
ホームルーターの場合、だいたい1台での使用になるかと思いますが、光回線やケーブル回線でしたら、1契約でWi-Fiルーターを増やして使うことができますので、他の部屋でも快適にWi-Fi接続をすることができます。
なぜWi-Fiルーターを増やすのかといいますと、Wi-Fiは、意外と範囲が狭かったりするのです。
例えば、リビングにWi-Fiルーターを置いたとして、他の部屋に電波が届きにくい場合があります。
部屋の戸を閉めた時や、部屋の壁を何枚もはさんでしまう場合など、無線が弱くなってしまい、スマホで契約してるモバイル通信に切り替わってしまっていたりする場合もあるのです。
せっかくお家でWi-Fi接続できるようにしても、使いにくい部屋がでてきたりするので、その場合、もう1台Wi-Fiルーターを別の部屋で使うことで、解消することができてしまいます。
ですから、居住環境によっては、光回線を契約した方がお得だと思います。
今のお家は、床や壁、窓にしても気密性が高くなっていますので、その点を考慮しないと、簡単に設置できるからといって、ホームルーターにしてしまうと、思わぬストレスの原因になることがあるかもしれません。
光回線やケーブル回線からWi-Fi接続するには？
光回線やケーブル回線からのWi-Fi接続には、「モデム・ONU」と「ルーター」と呼ばれる無線LAN機器が必要になります。（モデムとONU（光回線終端装置）は、信号の変換装置なので、役割は同じです。）
まず光回線やケーブル回線を家につなげて（工事が必要な場合も）、そこから「モデム・ONU」で信号変換し、ルーターでWi-Fiをとばすという形です。
言葉で書くと難しそうですが、たいしたことはないので、安心してください。
ただ機器をつなげるだけで終わります。
ココがポイント
間違えてはいけないのは、Wi-Fiルーターだけ買っても、インターネット回線（光など）を契約していない場合には、インターネットを利用することはできません。
スマホ画面の表示でみると、Wi-Fiにつながっているように見えますが、Wi-Fi自体がインターネットに接続できるというわけではないので、注意が必要です。
ですから、まずはお家に、インターネット回線をつなげる、光やケーブルの契約をすることからはじまります。
工事が必要な場合には日程調整等があり、工事が終わればモデムやONU機器につなぎ、そこからWi-Fiルーターをつなげば、お家でケータイで申し込んだプランのデータ容量（ギガ）を使わずに、インターネットを利用することができます。
モデムやONU機器は、契約時にだいたいついてきますし、ルーターも同時に申し込めたりするので、問題ないかと思います。
お家でWi-Fi接続すると、ケータイ代を安く抑えられます
そして、ケータイ代を安くおさえたい場合も、お家でWi-Fi接続は必須です。
家族が多ければ多いほど、全体のケータイ代は安くなります。
なぜなら、1契約で家族全員のケータイをWi-Fi接続できますので、その分プラン料金をおさえることができるのです。
そして、光回線の契約にて、お家でWi-Fi接続できるようにすると、家族でケータイ代をおさえられたり、動画を毎日たくさん視聴したり、本格的なゲームをしたり、PCに有線接続できたりと、何かと便利になります。