見た目がかっこよく、黒を基調とした、おしゃれなキャンプ用品を販売している「ZEN Camps」。
そんなZEN Campsのキャンプアイテムのうちの一つ、アッシュキャリー(火消し袋)を購入したので、その魅力を開封レビューさせて頂きます。
アッシュキャリーには、サイズがS、M、Lと、3種類あるのですが、今回、購入したのは、Lサイズになります。
サイズ比較
⇒Sサイズ:23cm×25cm(デイキャンプやソロキャンプに最適)
⇒Mサイズ:29cm×32cm(基本サイズで、ソロでもファミリーでも幅広く活用できる)
⇒Lサイズ:34cm×38cm(連泊や大人数のキャンプに最適)
火消し袋って、そもそもなに?
焚き火等をしたあとの火の後始末に、火消し壺を使ったりする場合もあるかと思います。
そんな火消し壺の代用品として、火消し袋は使われます。
そして、火を消すなら、水をかけるか、酸素をなくすか、燃えつきるまで待つかになりますが、火消し袋の場合は、耐熱性があり、密閉性も高い袋になっているので、袋に入れて密閉することで、酸素をなくし消火するタイプになります。
火消し壺と違ってコンパクトになるので、持ち運びも、とても便利です。
ZEN Camps アッシュキャリー(火消し袋)の開封レビュー
なぜか、アッシュキャリーを入れている白い袋は、届いたときに中途半端に開いています。↓
たまたまかと思ったのですが、同時に購入した、焚き火シートも同じように開いていましたので、これが多分、規定路線なんだと思います。(匂いを和らげるため?)
ちなみに、アッシュキャリーの匂いはきついです。
すごく変なにおいで、こんにゃくとブルーシートを混ぜたような匂いがします。(といっても、わざわざ匂いを嗅がなければ問題はないのですが)
この白い半透明の入れ物は、汚れたアッシュキャリーを、そのまま収納しても気にならないので、収納用としても使えて便利です。(見た目もいいですし)
ZENのアッシュキャリーは、まず見た目が、かっこいいの一言です。
光沢があって、編み込んでいるような生地っぽい感じの見た目をしています。
黒に映える黄色のステッチもまたいい感じで、デザイン性も抜群です。
表面はツルツルで、素手で触っても、チクチク、ザラザラした感じは一切なく、触っても問題ないどころか、無駄に触って確かめてしまうくらい、嫌な感じが全くありません。
他にも火消し袋はありますが、ZEN Campのアッシュキャリーには、ZENのマークの付いたカラビナがついているので、そこもワンポイントになっていて、見た目がかっこいいです。↓
それに、両サイドにひもが付いているので、収納時に小さく丸めた火消し袋を、結ぶこともできますし、手さげとして使う場合、長さを調節できるのも大きなポイントです。(使い勝手がいい)
そして、火消し袋は、底にマチがついているので、自立できるようになっています。↓
ガラス繊維の生地は厚みもありますので、自立させても側面が真っすぐしっかりと固定されています。↓
ですから、ペラペラのごみ袋のように、袋を持っていないといけなかったり、手で口を、常に広げながら作業しないといけない、なんてことがありません。
両手が空くので、焚き火台から直接、燃えカスを入れる場合でも、両手でもって入れることができます。
Lサイズのアッシュキャリーは深いので、十分な燃えカスや灰を、入れることができますし、口も広いので入れやすくて便利です。↓
ただ自立させただけの、このままでも十分使えますが、上の方を折り曲げた方が、より安定します。↓
ココがポイント
アッシュキャリーの耐熱温度は550℃と非常に高いです。
そして、瞬間的に耐えられる温度は1500℃となっています。
袋自体が燃えることもありませんし、正しく使用すれば、穴が空くこともありません。
ですが見た目、黒基調ということもあって、地面からの土誇りだったりや、灰が付いたときには、非常に汚れが目立ちます。
目立つのですが、なぜかその汚れ具合が、不思議とかっこよかったりするんですよね。(簡単にきれいにすることもできますが)
そして、燃えカスを入れ終わったら、口を戻して、クルクルと巻き、酸素を入れないようにします。↓
巻いたら、真ん中で半分に折り曲げます。↓
折り曲げたら、カラビナを掛けるだけなので、非常に楽です。
あとは、火が消えるまで待つだけになります。↓
このまま持ち帰ることもできますし、灰捨て場があるキャンプ場でしたら、運搬にも便利に使えます。
焚き火台ごと持って、灰が散らないように恐る恐る移動するのに、面倒を感じていたら、その苦痛からも解放されますね。
そして、火消し袋として使ったあとの、アッシュキャリーの汚れが気になる場合には、丸洗いもできるので、その点でも非常に便利です。
アッシュキャリーは、水洗いできる
中はいいとしても、外側が汚れたままでは、ちょっと収納したくないという場合もあるかと思います。
そんなときにも、アッシュキャリーは丸洗い可能なので、灰などの付着物がついて汚れても、きれいな状態に戻せます。(焼け跡は元に戻りません)
洗うのが面倒な時には、ウエットティッシュでサッと拭くだけでも、きれいにすることができますよ。
意外と、BBQの油がとんだ場合でも、サッと拭くだけで、きれいになります。
汚れは目立ちやすいですが、手入れも簡単です。
アッシュキャリーの問題点
アッシュキャリーの問題というよりは、自分自身(使う人側)の問題点があります。
私だけではないかと思うのですが、火消しする以前に、完全に燃やしきりたい衝動によって、燃やしきってしまう問題です。
(↑余談:焚き火台にアルミホイルを引いてみたら、BBQあとの片づけが非常に楽でした。)
せっかく火消し袋(アッシュキャリー)を購入したので、使いたおしたいのですが、燃やしきってしまうことで、買ったはいいけど使えない…。
なんてことが起きます。
灰を入れるだけに使うのは、火も消えていますし、あまり使った感も生まれません。
かといって、燃やしきったときに、なぜか達成感を感じてしまうので、なかなかやめられません。
徹底レビューをしたかったのですが、どうにも、最後まで燃やし尽くしたくなってしまうのです。
そうなると、どうして買った!?って感じになってしまいがちなのですが、アッシュキャリーには、火消し袋としてだけではなく、汎用性の非常に高いキャンプ道具としても利用できるので、火消し袋として使わなくても、無駄にならないところが素晴らしいです。
それに火消し壺と違って袋状なので、使うか使わないか分からない人にとっても、持っていて邪魔にならないという点も素晴らしいですね。
アッシュキャリーの汎用性
アッシュキャリーは、焚き火シートとしても使える
ソロ用サイズの焚き火台であれば、十分、焚き火シートとして使うことができます。
ですから、焚き火シートも兼ねるのであれば、大きめのLサイズを買っておいて損はありません。
といいますか、汎用性が高いので、Lサイズをおすすめします。
ましてや、焚き火シートとしても使える代物です。
むしろメリットしかありません。
火消しとして使ってもいいけど、燃やしきる人なら、焚き火シートととして利用すれば、無駄がないのです。
しかも、袋状なので、単純に焚き火シートを2枚重ねで使うような形になります。
贅沢な使い方ができて、より焚き火シートとして優秀なのでは!?って感じですね。
といっても、サイズ的にはLサイズと大きめなのですが、飛び火まで考えると、ソロの焚き火台での使用がいいのかなとは思います。
一番大きなLサイズの火消し袋でも、ちょうど、ユニフレームのファイヤグリルと同じくらいの大きさになりますので。(それでも真下への影響は少ないかと思います)↓
ココがポイント
焚き火シートとして使える
アッシュキャリーは、薪・枝袋に使える
耐火に優れた、丈夫な袋になりますので、多少重ための薪を入れたところで、どうにもなりません。
ですから、持ち運びにも使えますし、キャンプ場での枝拾いにも使うことができます。
それに、薪や枝葉をアッシュキャリーに入れて置けば、地面からの湿気対策にもなります。
アッシュキャリーは、ただのごみ箱としても利用可能
自立するので、中にごみ袋を入れて、ごみ袋の上の口を、アッシュキャリーのように広げてしまえば、意外とかっこいいごみ袋として使うこともできます。
別にごみ袋用のカゴを準備する必要もないですし、便利ですよね。
アッシュキャリーが、自立できるという点だけでも、利便性を上げてくれています。
アッシュキャリーはコンパクト
火消し壺は、必要な場合と必要ではない場合がありますので、必要なかった場合には、とにかくかさばります。
その点、アッシュキャリーは、Lサイズでも、火消し壺と比べると、十分に薄いので、持ち歩きにも便利です。
持っていても、そんなに邪魔ということにはなりませんので、むしろ、持っているという安心感の方が強いですね。
2つ折りしたときの厚みは、こんな感じです。↓
ただ折っただけで、何もしていない状態で、この程度ですので、丸めて、ひもで縛れば、もっとコンパクトになります。
アッシュキャリーは、レジャーシートにもなる
レジャーシートに比べると極厚なので、地面に引いて座ることで、お尻が痛くなりにくいです。
それに、ガラス繊維ですが、シリコン加工されているので、触ってもチクチクするようなこともありませんし、むしろ手触りがいいくらいです。
なめらかな質感ですから、腰を下ろすにも便利です。
ですから、アッシュキャリーは、汎用性が非常に高いです。
まとめ
メイン使用:火消し袋
サブ要素として:
⇒ 焚き火シートとして使える
⇒ 薪・枝袋として使える
⇒ ごみ箱としても利用可能
⇒ レジャーシートにもなる
燃やしきってしまい、火消し袋として使用できなかったとしても、1つ持っておいて、損はしないと思います。
火消し袋も焚き火シートも持っていなかったら、両方セットで買った方がお得だったりしますし、2つを組み合わせた方がよりかっこよくなりますので、2つそろえておくのもいいかと思います。