ラノベでよくある、異世界シリーズの基本は、剣と魔法のある世界です。
世界観としては、ほとんど中世の設定ですね。
現代のように科学なんてものはないのですが、魔法で独自の発展をしています。
その世界では、人間の脅威になっている魔王がいたり、魔族や魔物がいたりと、何かしら倒すべき存在もいます。(そうでない場合もありますが)
そんな異世界に、現代に住んでいる日本人が行くという物語設定になっているのですが、その異世界への導かれ方は大きく2つに分かれます。
それが、転移と転生です。
異世界転移と異世界転生の違い
異世界系の物語には、大きく分けると主人公が、そのまま転移するものと、転生して生まれ変わるものがあります。
他にも、異世界と融合するようなものや、行き来するようなものなど、カテゴリーがいくつかあるのですが、大まかには、この2つですね。
どちらも異世界に行ってしまうことには変わりないのですが、始まりの段階が違うので、2つの違いを、分かりやすく解説していきます。
異世界転移の場合
転移は、ある日突然、なんの前触れもなしに、普通に生活をしていた主人公が、そのまま別の異世界に行ってしまうのが、転移系の基本になっています。
例えばこんな感じです。
あ~今日も会社かぁ~、身支度しないと…、うつらうつら二度寝。
気が付くと、あれ森の中?みたいな。
さっきまで、部屋で寝てたよね俺…。
もしかしてこれは、ラノベでよくある異世界転移ってやつか!?
みたいな展開で、始まっていくのが異世界転移の基本ですね。(道を歩いていてとか、パターンはさまざまですが)
ですから、より想像しやすいといいますか、現実逃避しやすい設定なんですよね。
気が付くと突然、知らない土地にいたり、知らない森で目覚めたりなど、神隠しみたいな感じですね。
あ~会社行きたくねぇとか、学校いきたくねぇみたいな人は、こんな世界に行けたら…みたいな感じで、ハマれるかもしれないですよ。
異世界に転移させられる理由
異世界に転移させられる理由もさまざまで、異世界の住人からの召喚だったり、神様都合だったり、不明だったりといろいろあります。
異世界にいく前段階で、神と呼ばれる存在に出合い、異世界の説明がある場合もありますし、異世界の住人に召喚されて、そこで召喚された説明があったりとする場合もあります。
転移する本人としては、なぜ転移したのかの説明がある場合はまだいいのですが、いきなり何の説明もなしに、異世界転移させられる主人公もいますので、転移といってもさまざまですね。
だいたい神に会うルートでは、そこでチートと呼ばれるスキルをもらって、転移していきます。
召喚されるルートでも、異世界に召喚された時点で、なんらかのギフトやスキルをもらっています。
召喚された場合は、異世界での脅威を、解決してもらうために召喚されているので、役立たずだと思われているスキルをもらってしまっていたり、ステータスや職業が弱い主人公の場合は、召喚者から追放されてしまったりしますが、実はチートスキルだったなんてパターンがほとんどです。
そして強くなって、追放したやつを見返す流れになっていたりします。
2つのルートを通らずに、突然の異世界転移の場合は、ラノベで読んで異世界系を知っている主人公という設定だったりするので、だいたい異世界のシステムを知っていたりしますので、自分なりに、スキルの発生条件などを調べながら成長していく感じだったりします。
転移系では、基本的に異世界に知り合いはいません。
同郷(日本)からの、転移している人(クラスメイトなど)がいる場合は別ですが。
異世界転移の作品例
- Re:ゼロから始める異世界生活
- デスマーチからはじまる異世界狂想曲
- オーバーロード
- この素晴らしい世界に祝福を!
- ログ・ホライズン
- 盾の勇者の成り上がり
- 異世界チート魔術師
異世界転生
転生は、その名の通り、別人に生まれ変わって、異世界での生活が始まります。
これも神様都合だったり、事故だったりとありますが、一度前世でお亡くなりになられてからの、別世界で転生のパターンがほとんどですね。
その場合、だいたいですが、美男美女で生まれます。
そして、転生なので親がいたりするのが基本で、ようは生まれ変わりなので、一から人生をスタートさせる感じですね。
赤ちゃんに転生だったり、何年か経ってから、突然前世での記憶を取り戻したりなどありますが、基本始めから、その世界の住人として物語が始まります。
転生先は、親が王族だったり、貴族だったり、一般家庭や捨てられていたのを、拾われて育ててもらうパターンもあります。
その際も、転生する前に、異世界のことを神様から説明される場合や、気付いたら転生していたなんて場合もあります。
前世での記憶があるので、政治やインフラ、物理、計算など異世界人が知らない知識をもっているので、子供でありながら、基本頭がいいです。
知識チートで、カネ儲けなんてこともできてしまいます。
早い話、子供になった名探偵みたいな感じですよね。
生まれた時から、その世界で暮らしているので、異世界のことを、学びながら成長していきます。
知らない世界、知り合いがいない、住むところもなく、世界のことを何も分からない、って環境になってしまう転移よりは、楽かもですよね。
転生先で、生まれてすぐに捨てられるパターンもあるので、一概にはいえませんが。。
だいたい王族や貴族の家で生まれると、役立たずの烙印をおされて、家を追い出されるってのが多い気がします。
そうなると、異世界で見返す系になりますね。
元々異世界で活躍していた人が、未来の異世界で転生して無双するってパターンもありますし、やっていたゲームと同じ異世界に転生するパターンもあります。
その場合、攻略法を知っているので、最短で最強になっていきます。
不遇な環境に転生する場合もありますが、基本チートなので、問題なしって感じです。
転移にしても、転生にしても、どちらにしてもハーレム形成されたりする場合が多いです。
異世界転生の作品例
- 転生したらスライムだった件
- 神達に拾われた男
- 異世界はスマートフォンとともに。
- 無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜
- 賢者の孫
- 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
- 蜘蛛ですが、なにか?
転移と転生では、こういった違いがあるので、転移と、転生で好き嫌いが分かれるような気がするんですよね。
といっても異世界物語は、どちらでも楽しめます。
ちなみに私は、始まりの導入部では転移派ですね。(そんな派閥はないのですが…)
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