インフレーターマットの選ぶ基準は、ほとんどの場合厚みだと思います。
厚みを何センチにするべきかで、睡眠の質につながってくるので、キャンプを快適にできるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
ですから、私は厚み10cmのものを購入しています。
持ち運びや収納を、最も重視している場合には参考にならないと思いますが、睡眠の質を重視していて、10cmのインフレーターマットが気になっていたら、参考にしてみてください。
ちなみにインフレーターマットとは?を少し解説↓
インフレーターマットは、中にクッション材が入っていて、空気弁を開けると、自動で膨らむようになっているマットレスのことです。
エアーベッドとの違いは、中にクッション材が入っていることで、クッション材が空気を含んで、自動で膨らんでいく構造になっている点ですね。
そして空気を抜くと、割とコンパクトにもたためます。
VASTLAND インフレーターマット10cmの開封レビュー
製品名は、キャンプフィットインフレーターマット シングル 10cmになります。↓
VASTLANDから、2022年9月10日に新商品として、厚み10cmのインフレーターマットが販売されています。
2023年3月時点では、色の種類は「タン」のみです。
価格は、14,980円
厚みが10cmともなると高めな価格ですが、それ以外にも機能性や付属品、そして快適性がその分上がりますし、同じ10cmの厚みでもブランドによって、内容が違います。
その点も解説しています。
ちなみに、厚さ10cmと8cmでは価格差が激しく、かつ厚み8cmのものは、「オリーブ、タン、グレー、ネイビー」の4種類の色から選べるようになっています。
たったの2cm違いですが、寝心地も機能性も全く違いますので、おすすめは10cmです。
段ボールから出すと、さらに密閉された袋に入っています。↓
10cmのインフレーターマットになると、マットカバーも入れて、3.2kgとそれなりに重くなる?とは思うのですが、持ち手がついているので、肩にかけたりなどもでき、持ち運びが楽です。
持ち手は、長さ調整もできるので、この時点でも親切設計なんですよね↓
そして、収納時のサイズは、手を広げたくらいのサイズ感になっています。(ちなみに、私の手は小さい方です)
収納バンドは、ゴムではなくマジックテープバンドになっています。↓
広げただけの状態では、両端がそってる感じです。
空気の取口は、大きめのエアバルブが一つついています。
このエアバルブが非常に便利なんですよね。
エアバルブの蓋を開けると、こんな感じでつまっていて、これで空気が入るの?って思ってしまいます。
この状態は、「排気モード」といって、インフレーターマットを収納するときに使います。↑
ですから、中の空気は外に出せますけど、中に空気が入っていかないようになっているので、この状態では、ふくらむことはありません。
そして、この中にあるふたは、端を押さえると、クルッと回るようになっています。
忍者屋敷のどんでん返しのような感じですね。
この状態が「開放モード」です。↓(空気の出し入れ自由)
この状態で、少しインフレーターマットをふくらませます。
そして完全に裏側にすると、空気を自動で取り込む「吸気モード」になります。↓
空気はインフレーターマットに入っていくけど、出ていかない構造ですね。
この状態にして、自動でふくらむのを放置して待ちます。
出荷時は、しっかりと圧縮されているせいか全然ふくらみません。
17分経って、この状態だったので、空気入れを使いました。↓
ちなみに説明書では、バルブを吸気モードにして、バルブ側から巻いていくことで、奥に空気をもっていき、また広げて放置するといったことを繰り返すといいみたいなことが書かれています。
もしくは、気温の高い場所、天日干しして放置とかですね。
それに、気温の低いところでは、膨らみにくいみたいです。
そして、厚み10cmのインフレーターマットの収納袋は、空気入れにもなっています。↓
収納袋の底についている接合部分をはめて、空気を手動で送り込むことができます。↓
やってみると、空気の入っていく感じが、意外と楽しいです。
ですが、時間がかかりそうだったので、電動の空気入れを使ってみました。
もちろん、専用の空気入れではないので、ちゃんとはまるわけではありませんが、吸気モードで空気が出てくるわけでなはいので、何も問題はありませんでした。↓
空気を入れると、こんな感じですね。↓
厚みがしっかりとあって、見ただけで、寝心地のよさそうなのが分かると思います。↓
角の方も、しっかりとふくらみますので、見た目もいい感じです。↓
力強い反発力がしっかりとあって、体の沈み込みを押さえてくれます。
厚み10cmもあるので、寝てみても全く底つきしないので、地面を気にせず、とても快適に寝ることができます。
そして、VASTLAND キャンプフィット インフレーターマットの素晴らしいところは、専用カバーまで付いていることです。↓
かぶせて裏返したら、マジックテープになっている固定バンドが付いているので、それをとめたら完成です。
カバーにもロゴがちゃんと入っているので、専用カバー感が出ています。
当然折りたたんで収納しているので、しわは目立ちますけどね。
カバーをかけると、また触り心地が変わります。
なめらかなマットの質感とは違って、ちょっとだけ、抵抗のあるざらっとした布感がでてきます。
より布っぽく感じられて、温かみが増す感じがありますし、冬場の底冷えにも役立ってくれると思います。
それに、インフレーターマットへの直接の汚れが気になる人にとっても、特にうれしい付属品ですよね。
汗をかいても、カバーは洗濯することができるので、衛生的に使うことができます。
シュラフを使わない夏場は特に便利ですね。
それと、これなんだろう?
って思っていました。
破けたときのための布?とか一瞬思ったのですが、裏返したらポケットでした。↓
2つのポケットが付いていて、スマホケースを付けたiPhone12のサイズが、ぴったりと収まります。
スマホ以外では、何を入れていいのか分かりませんが、専用カバーにプラスして、ポケット付きは珍しいですよね。
そして、ちょっとマイナスな面をいえば、専用カバーの糸のほつれが多いです。
これでもごく一部。↓
多少粗めな部分もありますが、総合的には、非常に親切便利な設計になっていると思います。
あとは、VASTLAND キャンプフィット インフレーターマットには、穴が空いた時のために、補修パッチが2枚付いていますね。↓
30日間の初期不良に対応してくれていますし、1年間の製品保証も付いています。
シングルサイズの仕様・特徴
【製品サイズ】使用時:約 長さ200cm×幅70cm×厚さ10cm、収納時:約 長さ73cm×幅21cm×奥行21cm(工場出荷時)
【重量 】本体:約 2.7kg、マットカバー:約 0.5kg
【材質】本体:ポリエステル100%(熱可塑性ポリウレタンラミネート)・ポリウレタンフォーム、マットカバー:ポリエステル80%・コットン20%、収納袋:ポリエステル100%
【セット内容】:収納袋、マット本体、マットカバー、ベルト、補修パッチ
厚み10cmに加えて、幅も70cmあるので、寝返りが打ちやすいです。
マットの幅を気にして、寝返り打つたびに落ちないよう意識することがありません。
この点でも、睡眠の質を上げることができます。
目覚めて体がバッキバキとか、疲れがとれない状態での1日をはじめたくないなら、厚み10cmで幅のあるものをおすすめします。
それと、汚れを気にする人には、特にVASTLANDのインフレーターマットは、おすすめですね。
キャンプを楽しいものにするために、検討してみてはいかがでしょうか。