忙しすぎて、ほとほと疲れた人が最終的に自由になれる時間を手にする本のご紹介。
7000以上のセールスチームにコーチングをしてきた著者、ロリー・バーデンが時間を増やせば人生が変わるってサブタイトル?で書いている「時間投資思考」って本です。
タイムマネジメントについて相手が知っていることはすべて間違っている、ということだ。
えー!間違っているのか!って、衝撃的な感じで読んだ、本なんです。
「すべて」間違っているって、どんだけですかって感じですよね。
いまだに、時間に関してヤキモキしながらブログをかいている、マサタケです。
この本では、5つの方法を使えば、時間が増殖するって言ってるんですよ。
まさに、私のための本!って思えた本です。
前々から何度か読んでいる本で、250ページくらいあるのですが、安心して下さい。
ポイントを押さえれば、すぐに読めてしまう本です。
なにせ、5つの方法を使えばって書いてあるのですが、その5つが非常に分かりやすくて簡単なんです。
私は時間に関しては前記事に書いた通り、あまり重要視していなかったのですが、この本が好きなところは、全く違う視点から物事をみる考え方をくれるんです。
考え方って、これから先、物事を考えるときに役立つ資産になるじゃないですか、この考え方はこれからの自分の時間を生みだすことになると思います。
人生には、いくつかカテゴリがあると思うのですが、仕事とか家族とか、健康、趣味、ファイナンスなどなど、いくつもある中でバランスが大事って、他の本で言われていたりするのですが、この本ではバランスはいらないって言っているんです。
私もそれはずっと感じていて、バランスとるのってすごく難しいんですよ。
難しいがゆえに、どれも中途半端になるんです。試してみた方は分かると思うのですが。
仕事を頑張ろうってすると、家族のことがおろそかになって、家族と過ごす時間を増やすと、趣味や健康が・・みたいな感じで、ずっとモヤモヤモヤモヤするんですよね。
その中途半端さにストレスを感じたりして、うまくいかないんです。
バランスはいらない。
ですが、この本では、バランスをとらずに、今の2倍働いて、あとで自由を得るって考え方なんです。
こっちの考え方のほうが、スッキリするんですよ。
どっちつかずの中途半端より、集中してやっていく感じですね。
そのやり方もたった5つの方法というか、指標だからやりやすい。
それにあてはめていくだけの意外と簡単なやり方なんですよ。
生活している中での、たくさんのタスク、やる事があると思うのですか、そのタスクを5つの方法の中の一つ、「削る」からやっていくんです。
拍子抜けしません?
「削る」ですよ。
これくらいなら、すぐやれそうですよね。
そして考え方もまたシンプルなんです。
新たな考え方で、時間を増やす
私は、仕事のノウハウとかを勉強して、作業の効率アップとか、やり方ばかり学んで、それで効率化してスピードアップすれば、時間はいくらでもつくれるって考えだったのですが、それも打ち壊してくれます。
スピードアップの働き方って、限界があるじゃないですか。
どんなに早くしたって、いずれ頭打ちですよ。
しかも自分のやるタスクってどんどん増えていくし、それを早く処理してさばいて、そして今度は優先順位をつけてやっていくのですが、それも結局、やる順番を決めただけですから、何も変わらないんです。
やるべきことは時間に収まらないから、優先順位を決めても限界があります。
毎日のタスクってやってもやっても増えていきますからね。
じゃーどうすればいいの?って思いますよね。
そこで、第三の考え方がでてくるんです。
スピード → 重要性(優先順位) → ????なんだそれはって気になりますよね。
これがスッと腑に落ちるんです。なるほど!って目がキラキラってなるんですよ。
これ知った俺、無敵!ってなりますよ。
この続きは、本を読んで下さい、ってことはしません。
第三の考え方は、シグニフィカンス(将来的意義)です。
つまり、「これはのちのち意味を持つか」って考え方です。
今日の事だけを考えてタスク処理するのではなくて、そのやることは将来時間を生んでくれるかってことを考えるんです。
タスクの量をさばくことではなく、結果にフォーカスするんです。
明日自分に多くの時間を与えてくれることに今日時間を使うって、新しい気付きですよね。
そういう考え方があったか!ってスッとしません?
種まきみたいなものだと思います。
ただただ今の作業をやっていくのでは、毎日のやることって変わらないし、むしろ増えていったりするけど、その未来のタスクを減らせるようなことに時間を使えば、今まで使っていた時間が丸々うまれてきますもんね。
例えば、新人さんが入るたびに、やり方を毎回教えていたタスクを、動画を撮るってタスクをやって、毎回、新人指導に使っていた時間をなくすとかそんな感じで時間を増やしていこうって内容です。
削る
そして5つの方法の削るを使って、不必要なことをまず削って時間をつくっていくんです。
テレビを見るのをやめるとか、他の人の仕事をすることをやめるとか、いろいろ時間を生まないものをやめていく、自分の行動を見直す感じですね。
当然と言えば当然ですが、何も考えずにやっていることって結構ありますよね。
調べたいことがあって検索かけたはいいけど、いつまでたってもネットサーフィンから抜け出せなくなったり、無駄な会議や、無駄なメールのやり取りなど、そういうのを意識して辞めるだけでも、結構な時間が生まれます。
でも、そういうのを辞めただけでは、本当の意味での自由になれる時間は生まれないので、次の方法「自動化する」に移っていきます。
そうやっていくと、最終的に自由になれる時間、成果や収入に大きな違い生み出すってことですね。
考えもしていなかった物事の見方
隠れ費用。
本の中でこのようなことを言っています。
「もしこのコーヒーに5ドルを払えば、何か他のものにその5ドルを使う事ができなくなるだろう」
そこまでは普通に当然です。
ですが、何かを買えば、それと同時に他に投資できる「機会」は消えるってことで、投資していたら50ドルになったかもしれないって考え方なんです。
そうすれば、5ドル分と隠れ費用50ドル分の55ドルを失うことになるって言っているんです。
先ほどの時間と同じで、のちのち利益を生み出すものに使うってことですね。
徹底してるなぁって、それ以外にもいろいろな気付きや考え方を得ることが出来ますよ。
誰にも奪うことが出来ない知識としての資産ですね。
時間管理は間違っている、これからは時間投資のまとめ
この本ではこんなことが分かります。
◎仕事やプライベートにおいて最優先事項を明らかにする方法
◎仕事を犠牲にせずに好きなことをする時間を作る方法
◎重要でないことにノーを良い、重要なことにイエスを言う方法
◎今日より明日に多くの時間を生み出すシステムの実行方法
◎「マルチプライヤーの考え方」を取り入れて、自分をコントロールし、心を穏やかに保つ方法
最も成功している人たちは、
自分の時間をどのように過ごして
いるのだろう?って思ったら、読んでみるといいですね。