デッド・ドント・ダイの感想
結論
「えー…」って終わり方をするゾンビ映画です。
そして、後からじわじわ面白さがやってきて、ツッコむ部分も多いですね。
これは、ゾンビ映画といっていいのかも、よく分かりません。笑
ゾンビが、ただ使われているだけ!?
要は、ゾンビメインではなく、ゾンビはただのマネキンで、それに着せている服がメインみたいな、そんな感じがします。
料理をつくる場合、たくさんある材料の中から、何の食材を使うかを選択して使いますが、別に他の調味料を使ってもいいけど、たまたま調味料としてゾンビが選択されたみたいな。
そんな気がしないでもないですね。
それに、ゾンビっぽくはないです。笑
一応、死者が動いているのと、一応、人を食べるのでゾンビってカテゴリーなんですけど、食欲以外の欲があるので、ある意味、通常の人とあまり変わりません。笑
そんな皮肉めいた、メッセージを伝えるために、ゾンビを使っているって感じがあります。
ゾンビもある意味、役に立つ!?ってことでしょうか。
ゾンビが道具として使われてる感じが、じわじわとくるんですよね。笑
テンポがとにかくのんびり
物語の進むテンポは、物凄くゆっくりで、気持ちがまったりしてくるんですよね。
ゾンビ映画は、テンポの強弱があって、スリリングな場面とか、展開が速くなっていきますけど、常にゆっくりしています。
寒い冬にコタツで、お茶をまったり飲みながら、過ごしているような気分になるんです。
そんな感じなので、ゾンビに全く負ける気がしないんですよね。笑
むしろ、なぜ勝てないんだ…ってなるくらい、全体のテンポもゾンビのテンポも遅いです。
世界観が独特
ストーリーが、独特な世界観満載になっています。
とても、シュールです。
ポスター写真の雰囲気だけで観た映画なので、コメディーだと知らなかったのですが、観ている時は、不思議とコメディーに感じなかったんですよね。
すげー独特だなぁくらいで。
ちょっとゾンビが話し出した時には、んー…!?って思いましたけどね。
それに、ゾンビがコーヒー飲んで、いちいち容器を割るのは、笑ってしまいました。
観終わったあとに、よくよく考えるとツッコミどころが多くて、コメディー要素満載…。
なんて思うのですが、知らずにみると、意外と分かりません。
なぜなら、役者の表情が、そう思わせないんですよね。笑
コメディーなのに、あの雰囲気を超真面目にやるって反則です。
あとからじわじわ、込み上げてくるものがやってきますね。
ビル・マーレイが出演しているので、面白そうだと思ったのですが、非常に不思議な、モヤモヤした形で終わってしまう映画でもあります。
墓からゾンビが蘇るって点は、久々に見たので、逆に新鮮さを感じましたけど。
一応あらすじ
センターヴィルという田舎町でおきる、喜劇。
家畜を盗まれた事件を捜査していた、ロバートソン署長(ビル・マーレイ)と、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)は、いつもと同じような?退屈な日常を過ごしていました。
そんな中、町で一件しかないダイナーで、ゾンビによる悲惨な事件がおき、町で3人しかいない保安官が奮闘するストーリーです。(この時点では、ゾンビのせいだと確信していませんが。)
そして、徐々に溢れかえる不思議なゾンビたち。
それだけにとどまらないカオスが、じわじわと始まっていきます。
悪ふざけしながら、楽しんでいる
とにかく、観る人によって違った楽しみ方が準備されている映画ですね。
どう受け止めていいのか、分からなくなる人もいるかもしれません。
役者がこれまで演じてきて、定着してしまったキャラのイメージいじりだったり、物だったり、仕草だったりと、そういう面で細かい部分を楽しませてくれる映画でもあります。
ストーリーは、ちょっと意味分かりませんけど、すごく遊んでいるのが分かります。
作品の作り手も演者も、悪ふざけ的な感じで、真面目な顔で楽しんでるように感じました。
表情には、一切出さずに、淡々とセリフを言うので、徐々にそんな笑いのどツボにハマっていくんですよね。
見れば分かりますが、とにかくやりたい放題です。
真面目に観るだけ無駄な件
どんな意図があるんだろうかとか、真面目に考えてると、アホくさくなります。笑
ロニーの口癖?なのか、「まずい結末になる」ってよくいっているので、何か意味深な感じがしていましたけど、この映画のラストを、序盤から言っているだけなので、大した意味はありませんし、要はネタバレを連呼しているだけだったりですね。笑
それに、ダイナーで事件が起きたあとに、保安官3人がそれぞれ車で集まってくるのですが、ロニー(アダム・ドライバー)がスマートに乗ってきたことよりも、どうしても車の止め方の方が気になってしまったり。
ゾンビはとにかくのろいですし、まずやられる要素ゼロなのですが、なぜかやられたり。
葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)は、刀を振り回すわ、死人のメイクがアートだったり、直角に曲がる歩き方や、ゾンビを斬りまくって、どこかに飛んでいったりと、分けわかりませんよ。
家畜がいなくなったのも、お前のせいか!なんて、あとでツッコんでしまったりと、まぁ真面目に観るだけ無駄です。笑
一番印象的なのは、コーヒー飲んでコップを割る、コーヒーゾンビの「コーヒー」の発音が無駄に耳に残ることですね。
「コフィー」
そもそもゾンビが発生する原因
極地の水圧粉砕工事で、地球の地軸がズレて、ずっと昼間になって異変がおこり出す…。
って設定です。
ですが、何を水圧粉砕したら、そうなるんだよ!って感じです。
とにかくこんな感じで、観たあとからも、ずっといろいろ思い出して、ツッコんでしまう映画です。
じわじわと面白さがやってくるので、なんだかくだらないし、意味不明なことが沢山だけど、変な世界観に浸りたいならおすすめですね。
個人的には、なぜか好きなゾンビ映画になってしまいました。
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