一般的に三国志といえば、「魏・蜀・呉」の三国の歴史という解釈ですが、実際は、三国志の歴史を元につくられた、三国志演義という物語です。
ですから、三国志の正史を元にはしていますけど、三国志を語る人それぞれの立場や解釈で、演技の内容も変わってきたりするんですよね。
あえて新解釈としなくてもいいのですが、登場人物が一般的な三国志の人物像とは全く違うので、ある意味、新怪釈映画です。
とにかく、かたっくるしい解釈を抜きにして、三国志に語られている人物って、実はこんなんだったんじゃね?みたいな。
楽しく三国志の概要が分かるようになっています。
ところで新解釈・三国志って学べるの?
結論から言いますと、十分学べます。
ただの歴史って、全く面白くないですよね。
ただ起きた出来事を、年表にして羅列しているだけなんですから。
そんな面白みのない歴史に、注釈を加えて、よりわかりやすく面白くしているのが、三国志演技です。
新解釈・三国志で学べるポイントは三つです。
→三国志の大体の流れが分かる
→出来事の良し悪しは、解釈次第
→自分自身の歴史も意外と適当
番外:英雄の正体
って感じですね。
ポイント1:三国志の大体の流れが分かる
三国志の新解釈コメディー映画といっても、三国志で語られている、だいたいの流れは同じです。
それを楽しく掴めるっていうのは前提としてあるので、あっ三国志ってこんな感じなんだって言うのは、分かりやすいです。
もしかすると、ちょっと興味を持って、自分なりに調べてみようかなって思う人も出てくるのではないでしょうか。
それに、ここまで面白く解釈しているので、物事に対する、決まった考え方の枠に、とらわれなくてもいいってことも、分かりやすく学べると思います。
映画を観ると分かるのですが、ここまでされると、三国志のイメージがガラッと変わると思いますよ。
もしかすると、自分で想像した方が、もっと面白くなるって人もいるかもしれませんね。
楽しく学べる三国志なら、この映画がおすすめだと思います。
ポイント2:出来事の良し悪しは、解釈次第
ココがポイント
起きた事実は、変えられません。
ですが、出来事は変わらないんですけど、正確に伝えられる人もいません。
なぜなら、何かしら自分なりの解釈を入れて話してしまうので、起きた出来事は、語る上で変わっていってしまうんです。
ですから解釈次第で、いくらでも楽しいものにできるんですね。
もちろん、負の側面もあります。
解釈次第によっては、不安になったり怒りが込み上げたりと、そういった、負の感情を生み出す解釈もできるってことです。
なるべくなら、面白く出来そうな歴史なんてものは、いくらでも楽しく面白くした方がいいとは思いますけど。
その典型的なサンプルが、新解釈・三国志ですね。
完全に、笑いに誘っています。
笑わそう感が全開です。
ふざけた演技を、真面目に演技しているところが、個人的には非常に面白いんですよね。
おふざけを、まじめに演技するって、難しそうですが。
本当にふざけているのか、真面目にやっているのか曖昧すぎて、そこも見どころですが、解釈次第でどんな歴史も面白いものにできるってことが学べます。
なぜなら三国志の内容は、単純に言えば戦争です。
実は三国志って怖い
三国志は、武力や知略など武将のすごさがクローズアップされています。
ですが、本質は大勢の人たちで、殺し合いをしているんです。
とてもじゃないですけど、それぞれの志があるにせよ、やってることは全くカッコよくもないですし、笑える要素なんてゼロです。
ですが、解釈次第で、面白く出来てしまうんですよね。
起きた出来事がどうであれ、解釈次第ではどうとでもなってしまうって学びがあります。
ポイント3:自分自身の歴史も意外と適当
結局は、過去の歴史は正確には分かりません。
当時の人は、こんな話をしていたんじゃないかとか、想像でしかないわけです。
その登場人物の性格ですらそうですよね。
たとえ残忍で狡猾な性格なんて書かれていたとしても、その解釈した人にとってはそうでも、一緒に生きた当時の人にとってはそうではないかもしれません。
その歴史を記述した人の、ただの想像かもしれないんです。
それくらい正確性なんて、ないに等しいのですから、もしかしたら映画の中の新解釈・三国志の登場人物みたいな人も、中には本当にいたかもしれないんですよね。
それをふまえて、自分の記憶を辿ってみると分かりやすいです。
実際に経験したことでも、人の記憶って意外と曖昧で、ほとんどが事実と違っていたりもするんですよね。
友達に言われて、そうだった?みたいな、事実と違っていたり、忘れていたりすることって結構あるじゃないですか、自分の歴史ですらそんなものなんです。
正確な歴史なんて、常に動画を取らない限りは無理な話なのですから。
それに、自分なりに記憶をでっち上げていることすらあるくらいです。
そんな記憶なので、自分の歴史も自分の解釈次第では、どうとでも出来てしまうんですよね。
過去に嫌な悪いことが起こっても、それがあったから今幸せなんだとか思えたりですね。
自分に起きた出来事すら、曖昧な意味付けをしているので、楽しく解釈できるものは、してしまった方がいいってことが分かります。
あくまでも「解釈」ですからね。
演技のつくり手の思惑が入ってしまうのです。
ですから、三国志だけの話しではなく、好きに解釈して楽しめばいいってことが学べます。
自分自身の歴史でさえも、その時の自分の現状によって、解釈が簡単にねじ曲がるんですから。
番外:英雄の正体
新解釈・三国志は、とにかくシリアスなところは全くありません。
終始ふざけた感じです。
世の中こうあったら楽しいのにって思うくらいですね。
ですが、三国志なんて早い話、大量殺人事件ですよ。
その中心人物を、英雄譚にしているくらいなんですから、元々の三国志を解釈している人の思惑がありありなんですよね。
人殺しを正当化してるんですから。
やってることは、ただの殺し合いであり、人殺しです。
英雄とは、人殺しを正当化するためのものであって、実際は英雄でもなんでもありません。
ただのやばい人です。
よりたくさんの人たちを、葬ることのできる人たちを、豪傑だの英雄だので担ぎ上げて、もてはやしているのは、起こしたことを正当化するためだったり、人を楽しませるためのエンターテイメントにしているだけの話しです。
実際は、地獄絵図だったと思うんですよ。
たくさん恨まれているでしょうし、どれだけの人が寝首をかこうとしているのか分かったものではありません。
そんな人たちに憧れてしまうのは、それだけかっこよくみせて、話を面白くしている解釈した人の仕業です。
まとめ
ということで、三国志も本質的には、ドロドロとしたヤバい歴史なのですが、そんな歴史すらも、スポットライトを当てる人によっては、カッコよくもあり、憧れる存在に出来るってことですね。
世の中は、解釈次第でどうとでも出来てしまいます。
ただなんの面白味もない歴史も、面白くすることができるってことです。
もちろんですが、新解釈・三国志は、三国志の歴史を、楽しく学ぶためのキッカケにできる映画だと思います。
今までどうでもよかった歴史が、もしかすると楽しくなるかも知れませんよ。
自分の歴史も含めて。
ちなみにですが、新解釈・三国志を無料で見られるのは、下記の動画配信サイトです↓
気になったら、チェックしてみて下さい。