このブログでは本を読むべきですってことを、さんざん?言ってきたのですが、一旦やめてみましょうっていう提案です。
あれだけ煽っておきながら、なんだ!と思われそうですけど、本を読み続けていると、どうしてもやってしまいがちな間違いがありますので、今回は、そのお話です。
本を読むことが習慣になった人、なっている人は特に気を付けた方がいいです。
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ビジネス本の情報に溺れる。
ビジネスのノウハウが手に入るビジネス書は、さまざまな情報がジャンルごとに分かりやすく書かれています。
解決できないことはないんじゃないの?ってくらい大量の情報です。
生きている間に、到底読み切れないくらいの本がありますので、情報を得ることにハマってしまうと読むだけで行動しない、なんてことがおきます。
ビジネス本は使うために読みますので、使わずに情報だけを手に入れるのは、非常にもったいないわけです。
知識だけでも知っていれば、どこかの段階で役に立つこともありますが、今かかえている問題を解決してくれる本を見つけて読む、そして行動するのが一番いいビジネス本の使い方です。
大量に知識にふれても、行動しないと結局は忘れてしまいますので。
情報に溺れて目的が変わる。
問題解決のために本を読んでいた行動が、いつの間にか読むことだけが目的になってしまっていたりします。
情報におぼれるといいますか、読書の影響で知的好奇心が芽生えたりして、分からないことが分かるようになるってことが気持ちがいいんですよね。
それでいつの間にか、行動しないノウハウコレクターなんかになってしまっていたりします。。
本を読むことは、とてもいいことです。
ですが、読む習慣がついているあなたは、ちょっと本を置いて行動してみたらいかがでしょうか。
せっかく手に入れた知識です。
使わないともったいない。
本を読むために自分の時間を投資しているので、その回収もしていきましょう。
読書が習慣になったら、一旦立ち止まる。
本を読むことが習慣になったあなたは凄いです。
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ですが、ここは一旦立ち止まって、確認してほしいことがあります。
いつの間にか目的が変わっていることが多々ありますので、今自分が何をしているのか、それは何のためにしているのか、一度立ち止まって考えてみると、目的を見失わずに済みます。
例えばこんなことも
会社で始めるコミュニケーションなんかもそうです。
業績をあげるために始めた社内コミュニケーションが、いつの間にかコミュニケーションをとることが目的になって、ただ人間関係が面倒になってしまうだけの結果になってしまっているとか。
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仕事での人付き合いをやめると成長できます。
極論かもしれません。ですが、こういう考えの人もいるよ、って感じで読んでもらえればと思います。 色々な考え方があるとは思いますが、そのうちの一つです。自分の思うやり方でやっていけばいいんじ ...
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毎日の料理をもっと楽にするため、時間を短縮したくて買った調理器具達が、いつの間にかただ便利グッズを集めることに目的が変わってしまい、その目的のせいで物が増えて、何を買ったのかも分からなくなり、ほとんど使われることもないなんてことも。
たまに整理をすると、こんなもの買った?みたいなことがおきたりですね。
目的を達成する手段が目的に
目的を達成する手段が目的になってしまうのは、目的達成ではなく行動したことに対して満足してしまうからです。
私は、今こんな行動を始めた。この行動を続けていけばいいんだ。
↓
行動を続ける。行動を続けている自分に達成感をもつ。
↓
本来の目的を忘れて、行動することが目的になっていることに気付かない。
↓
本当に欲しい結果が得られないので、いつもモヤモヤしている。
↓
行動ループ
今している行動は何かの望む結果を得るためにしていたのに、行動することが目的になっていませんか?
行動をすることで「行動するということを達成」してしまうので、それで満足していたらずっとモヤモヤしたままになってしまいます。
行動することが目的になってしまっても望む結果が手に入るならいいのですが、ほとんどはそうではないので、いつまでたっても叶わないままになってしまいます。
ビジネス書も同じで、ノウハウを手に入れることが目的になってしまうと、それを使わないと良くならないのは当然です。
そしてどこまで読書をしても現状が大きく変わらないので、いい読書の習慣すら辞めてしまったりしてしまいます。
ですから、一旦立ち止まって確認してみて下さい。
間違っていないかの確認をする。
正解
目的は問題の解決。
↓
本で情報を得る。納得する。
↓
その情報にそって問題解決の行動をする。
間違い
目的は問題の解決。
↓
本で情報を得る。納得する。(ここまでは同じ)
↓
他にもいい情報があるかも!と思う。
↓
本で情報を得る。今回の内容もよかったと納得する。
↓
他には、どんな解決法があるんだろう?と思う。
↓
本を読む。なるほど!
↓
もしかして、今まで得た情報よりも、もっといい情報があるのではないか?と思う。
↓
本を読む。満足。
いつの間にか「情報探し」が目的に。
肝心の問題は解決しないまま、でも解決できる情報は持っている。
情報を集め過ぎたせいで、どれからすればいいんだろう、どれが効率的で一番いい方法なんだろうって別の問題が持ち上がる。
↓
今度はそれを解決するために本を読む。
↓
また目的が変わる。これを続けていって。。
↓
次は、効率的に本を読むにはどうしたらいいだろうに、目的が変わっている。
ループ。
いかがでしょう?多少違えど、こんな感じになっていませんか?
本当の欲しい結果ではないことばかり得てしまい、いつの間にか情報を持ちすぎていて分からなくなり動けなくなる。
その状態におちいっていることも分からないまま、どうしてなんだろうって考えがループする。
目的は意識しておかないと変わります。知らず知らずに。
いっそのこと、紙に書いて目の前に貼っておきましょう。
目的が変わっていないか、常に見直さないと、いつまでたっても欲しい結果が手に入らないなんてことになります。
目的は変えてもいい。
混乱しないでくださいね。
目的がいつの間にか変わるのは問題ですが、望む結果が変わったら、目的を変えてもいいんです。
目的達成に近づいてくると、あれ?あんまり欲しい結果じゃないなって気付くことがあります。
元の目的が達成していないからといって、悩む必要はありません。
もうそれはすでに欲しい結果ではないのですから、行動しているうちに変わったのなら、目的変更はOKです。
達成していないからといって、欲しくもない結果を求めても意味がありません。
それもまた、目的を達成することが目的になってしまうダメなパターンです。
今、欲しい結果にフォーカスしましょう。
読書の習慣に、「立ち止まる」をプラスしよう。
目的を見直すのも、読書ついでの習慣にしましょう。
ポイント
読書+アウトプット+目的の見直し