見つけた時には、二度見をしてしまったくらいの、ちょっとした驚きがありました。
一瞬パッと視界に入って、「ん!?」
今、味噌って文字が見えたような…?みたいな。
そして、二度見で「味噌コーラ!!?」って感じでしたね。
ですが、製造者を見て納得です。
木村飲料…、さすが。
たまに、ご当地の果実サイダーでお世話になっているので、知っていましたが、カレーパン風味のサイダーとか、わさびを使っていたりと、面白いサイダーを出している会社なので、納得しました。
しかも、木村飲料のサイダーは、うまいんですよね。
ってことで、面白そうだったので、体験したくて味噌コーラを飲んでみました。
率直にいって、普通にうまいです。
味噌の味が気になっていましたけど、ちゃんとコーラの味をしています。
ですが、コカ・コーラやペプシといったコーラとは違っていて、どちらかというと、駄菓子で味わうような感じのコーラ味に似ています。
駄菓子屋さんで売られている、ビニールに入っていて、歯でねじ切って開けて飲む感じのコーラ味ですね。
といっても似ているというだけで、駄菓子コーラよりも断然おいしいです。
駄菓子コーラって考えてしまうと、そんなに美味しくないイメージがするかもですが、これが、意外と美味しいんですよね。
何が違うんだろう?って考えてみると、まず第一に炭酸がしっかりとある点が大きいです。
しゅわしゅわしたのど越しは、コーラの味を味わう上でも外せません。
それがしっかりとある時点で、すでに美味しいんですよね。
そして、コーラの味がまろやかです。
いい感じで、コーラの角がとれた味わいなので、飲みやすいんですよね。
キチキチしていないといいますか、もっとまったりとした味わいになっています。
肝心の味噌の味はといいますと、よく分かりませんでした。
味噌と言われれば、ほのかに味噌の香りと味があるかなぁみたいな、そんな感じです。
飲んだときに、ふわっと喉から登ってくる香りに、若干味噌があるかも?くらいな感じなので、普通においしく飲めてしまいます。
それに、懐かしさを感じられる味っていうのもありますけど、別のコップに移して飲んだっていうのも大きかったかもです。
瓶でそのまま飲んでも、普通においしいのですが、氷をコップの上までたっぷりと入れて、そこに味噌コーラを注いで、キンキンに冷やして飲んでみたんです。
それはもう、おいしいコーラです。
冷たさと、しっかりとした炭酸に、まろやかなコーラ味。
1本275円でしたけど、味噌コーラといっても普通に美味しいですし、楽しい、面白いって体験も入ってくるので、余計に美味しく感じました。
飲むタイミングが悪い!?
ちなみにですけど、岡崎味噌コーラは、「コーラの中に、濃厚な味噌の風味と香りが感じられるご当地コーラ」みたいなんですけど、私が飲んだタイミングが悪かったかもです…。
味噌ラーメンを食べたあとに飲んでいるので、そのせいで味噌の味があまり感じられなかったかもしれません。
また飲もうと思える美味しい味なので、その時に確かめたいと思いますけど。
それにしても、味噌とコーラを混ぜる発想が、ぶっ飛んでいますけど、それを形にしてしまうところも面白いですよね。
この岡崎味噌コーラですけど、実は過去に問題があったんです。
岡崎味噌コーラに問題発生!?
岡崎味噌コーラですけど、元々「八丁味噌コーラ」って名称だったみたいです。
ですが、GI制度(地理的表示保護制度)にひっかかり、八丁味噌って言葉を使えなくなったという経緯があります。
原料には、創業1337年という、もうよく分からない時代から創業している、愛知県の岡崎市にある、まるや八丁味噌という会社の八丁味噌を使っているのですが、八丁味噌コーラとしての名称では販売停止になりました。
そこで、岡崎味噌って名前に変えて、今では流通しています。
私も経験ありますけど、在庫のラベルの張替えとか、超めんどくさいんですよね。
時間もふくめて、無駄に経費がかかりますし。
それでも、販売を続けているので、応援したい商品の一つですね。
ちなみに、八丁味噌とは、八丁町(過去は八丁村だった)にて、つくられたことが八丁味噌の由来になっているみたいです。
そして八丁村の由来は、岡崎城の西に八丁(約870m)進んだところにあったことから、そういう名前に…。(単純)
ただ八丁味噌は、八丁町で作られているからって理由だけでなく、もちろん歴史ある伝統的な製法で作られているので、ただそこで作られたから八丁味噌ってだけではありません。
豆麹を使った、大豆と塩と水のみで2年以上、3トンもの重石をのせた樽で熟成させるなどの伝統製法によってつくられています。
その点も頭に入れつつ、岡崎味噌コーラを飲むと、さらに美味しく感じられるかもですね。