今際の国のアリスは、ネットフリックスで実写化されております。
そのネタバレになりますので、ネットフリックスで視聴している前提での内容です。
まだ見ていない人は、読まないことを強くオススメします。
今際の国のアリス、ネットフリックス版では、シーズン1で謎を残したまま、モヤモヤっとした感じで終わり、シーズン2で謎が解けてスッキリ!
みたいな感じで思っていたら、大間違いです。
ここから、ネタバレします↓
実は何も解決していませんし、謎は増えるばかりです。
シーズン2では「ゲームに勝つと分かる」、みたいな感じでディーラーが言うのですが、実際には、ゲームに勝っても何も分からないっていうのが答えなんです。
それはなぜなのか?を解説します。
ゲームに勝てば分かるというけれど、実際、勝っても分からない
主人公のアリスは、その世界が何なのか、知りたいと思っていましたよね。
そのために、ゲームをクリアすることを選んだはずです。
謎
この世界はなんなのか?
ゲームに勝つと元の世界に戻れるのか?
ディーラーが決まっていうのは、「ゲームに勝つと分かる」です。
シーズン2から、ゲームに勝てば、その世界の答えが分かるということが分かるようになっていますが、アリスたちプレイヤーが勝って分かることは、「永住権を手にするか、しないか」の選択ができるってことだけです。
ゲームに勝つと分かること
永住権を手にする?しない?の選択ができるということのみ
ですから、国とは?もとに戻れる?の答えは、アリスたちは何も分からないままってことになります。
ココがポイント
アリスたちがゲームに勝って、アリスが抱いていた疑問の答えが分かるのは、見ている「視聴者」だけです。
ネットフリックスを視聴している視聴者には、2つの謎が解けるのですが、アリス達には今際の国の謎を知ることができません。
なぜなら、忘れているから。
ということは、ゲームに勝てば分かるは嘘ってことになります。
そもそも今際の国のことを忘れるので、答えも何もあったものではない
勝って永住権を手にしない場合、今際の国のことを忘れた状態で、プレイヤーたちは目が覚めます。(覚めていない人もなかにはいますけど)
ってことは、ゲームに勝ったところで、本人たちは答えは分からないということになるんですよね。
ただ、事故にあって目が覚めたってだけの状態になるので。(今際の国でのことを忘れている)
あの世界は、元の世界で目を覚ますことができるのかどうかを選択する世界だったということは、アリスたちの行動をみている視聴者にしか分からないことになります。
そして、今際の国にいる人たちは、なぜこの世界にいるのかを知りません。
事故にあったことを知らないんです。
今際の国になぜ来たのかを、覚えていた人もいましたけど、結局、その内容を聞いた人も、それが本当なのか答え合わせができないので、意味がありません。
そして永住権を手にした場合も、なぜこの世界に来たのかの理由も知らず、元の世界にも戻れないんですから、結局のところ答えは分からないままということになります。
分からない状態で、今際の国に来ているんですから当然ですよね。
それが、ゲームに勝っても謎が解けないという理由です。
そして、今際の国とは何なのか?ゲームに勝ったら元の世界に戻れるのか?の答えを、視聴者は知ることができますが、それ以外の謎は、謎のままです。
今際の国のそれ以外の謎とは?
アリスたちがいる世界が、国だということが後半分かってくるのですが誰がつくったの?ってことが、まさに謎です。
今際の国なので、臨死体験した人が行く国みたいな、そんな感じなのは分かりますが、その国でゲームをする意味も謎なんですよね。
それに、今際の国をつくれるくらいの力があるわりには、ゲームのディーラーにわざわざ、人をつかうというアナログな部分もあったりするんです。
ゲームを準備するのを、人がやっていたりする部分もありますが、人が準備できることと、そうではない高度なシステムの部分があります。
それを作り出しているのが誰なのか、とか、両者でどうやってやりとりをしてゲームをつくっているのかも謎です。
しかも、ディーラーが負けると、レーザーで排除される意味も分かりません。
今際の国に永住すると、どうなるのか?謎
永住権を手にしない人たちは、どうなるのかが分かりますが、永住権を手にした人たちはどうなるのか?
はっきりとは分かりません。
分かるのは、元の世界でお亡くなりになるってことだけです。
元の世界での死を、自ら選択することになりますけど、そのあと別の世界に飛ばされるのでしょうか。
そして別の今際の国で、ゲームの主催者側になるっぽい感じがしてしまいますが、その選択によって、主催者側になるわけでもなさそうな感じですよね。
なぜなら、もし仮に永住権を手にした人が、絶対ディーラーにならなければいけないとしたら、永住はできないことになります。
負けたらレーザーでお陀仏なんですから。
ですから、謎だらけなんですよね。
今際の国は、臨死状態の人が集まる、一時的な場所ですよね。
永住権を手にする人たちは、一時的に今際の国にいるわけではなくなるので、そもそもゲームをする必要性がなくなります。
永住権を手にした時点で、元の世界で死んだことになるんですから、今際の国でのゲームに、意味がなくなってしまいますので、どうなるのかが謎です。
一時的に今際の国にいる人たちはビザがあるので、それがなくなるだけという可能性もありますけど。
植物の成長がはやい理由は?
今際の国では、植物の成長が異常です。
アリスたちが今際の国にきたときには、普通の街でしたが、後半では、ほとんど植物に侵食されています。
そうなると活動範囲が大幅にへることになりますし、ゲーム会場も限られてきてしまい、ディーラーとしては、とても不便だと思うんですよね。
それでも、今際の国を植物に侵食させていくということは、元に戻れるタイムリミットを表しているのかもしれません。
アリスが心肺停止していた時間は1分です。
ですから、心肺停止になってから、死亡判断されるまでの間に、ゲームをクリアして元の世界に戻らなければいけません。
ですから、完全に植物におおわれたら、終了みたいな感じなのかなと考えることもできます。
元の世界で死亡扱いされる前に、早めにクリアしてね的な感じの、ゲームでよくある、フィールドを時間によって狭めていくシステムなのではないかと思うのですが、実際は何なのか分かりません。
なぜなら、今際の国に来た日時が、人それぞれ違うのは、元の世界で心肺停止になった順にきているんだと思っていたのですが、それだとちょっとおかしなことになるんですよね。
心肺停止になった順番がはやい人ほど、タイムリミットが少なくなっているはずなので。
ですから、その点からも、ちょっと謎です。
今際の国は一つではない?
今回の今際の国は、隕石で被害にあった人たちだけのフィールドなんだと思います。
そうでないと、植物に覆われていく意味が分かりません。
臨床体験をする人は、隕石事故だけでなく他にも別でいるはずです。
そうなると、ずっと同じ場所でそういったことがおこなわれているなら、植物が街を侵食していく速度からして、おかしなことになります。
今際の国をつくった何かは、元の世界にも干渉できるという線も捨てがたいです。
隕石落として、今際の国によんで、それをみて楽しむみたいな。
神のいたずら的な設定も考えられるのですが、茶番にも思えてしまう要素があるんです。
今際の国での出来事は、ある意味茶番
元の世界のアリスたちの体は、隕石の影響によって、直接的もしくは間接的にケガをすることになります。
ですが、今際の国の世界では、何のケガもない元気な状態で行くことになっていますよね。
ですが、永住権を手にしない場合、元の世界に戻ると、ゲームで負ったケガは、そのまま元の世界でも負傷した形になっているんです。
これっておかしくないですか?という話です。
どういうことかといいますと、今際の国では、元の世界で負傷したケガを、ゲームなりなんなりで、今際の国で再現される、負傷するようになっているってことになります。
ゲームの世界でケガをしたから、元の世界の体も急にケガをするのはおかしな話じゃないですか。
元々、負傷して心肺停止になったから今際の国に行くわけなので。
ですから、完全にシナリオ通りの茶番じゃね?ってことになってしまいます。
元の世界でお亡くなりになられた方は、ゲーム中にお亡くなりになるみたいな。(負けるようになっている)
ということは実は、ゲームをしようがなんだろうが、元の世界の状態に引っ張られるから、何しても関係ないんじゃないみたいな、そんな気がしてしまうんですよね。
それに、それって生きていられるはずがないよねって負傷をしている人が、ゲーム中にずっと生きていたりもするので、それが元の世界の状態に引きずられている証拠のような気がしてしまいます。
ヘイヤとか怖すぎますからね。(若いから生命力がすごいのか!?)
しかし、元の世界で、ゲームで生き残った人たちが一斉に目が覚めることになるので、ある意味怖いですね。
今際の国の最大の謎
今際の国とは、一体なんなのか?ということです。
心肺停止で臨床体験として、とりあえず一時的に体験する国なのは分かりますが、だれが何のためにつくったのか?ってことになります。
しかも、魂?をその国に集める理由も分かりませんし、ゲームに参加しないといけない理由も分かりません。
元の世界で復活するには、生きたいという気持ちの強い人が生き残れると思っていました。
そういった気持ちを持っている人を、選別するための国かなとか。
でも、そうでもありません。
生きる意味を見つけた人だったり、どんなに元の世界に帰りたいと思っている人であっても、ゲームで問答無用で負ける人がたくさんいるんです。
ですから、完全に「運」なんです。(運に見せかけた茶番っぽいけど)
という感じで、何のために存在している国なのか、最大の謎なんですよね。
ジョーカーの謎
最後に、今際の国ではなく、元の世界で、ジョーカーのカードがテーブルに残されています。
トランプは、クリアするとその難易度に合わせたカードが置かれていますよね。
ということは、今際の国のゲームをすべてクリアするというのが、ジョーカーのゲームだったのかもしれません。
最後にちょっとした疑問
きっと思った人はたくさんいるかと思います。
ゲームをクリアすると、トランプがもらえますが、どうやって誰がもらうのかを決めたんでしょうね?って感じです。
ゲームをクリアすると、クリアした人たち全員に対して、トランプは1枚なんですよね。
シーズン1では、どうやらトランプを全部集めたら、帰れるらしいみたいなことになりますが、ボーシヤが言わなくても、ゲームで勝つたびにトランプをもらえるんですから、トランプを全部集めるとゲームが終わるのでは?と考える人も普通にたくさんいるはずです。
であれば、そこで争奪戦になるはずなんですよね。
知らないところで、実は繰り広げられていたのでしょうか?
結局は、みんなで大きな枠での、一つのゲームをしていたってことになるので、集める必要性はなかったんですけど、それを知る人がいませんからね。
奪い合いますよね。謎ですよね。
それに絵札は、1回限りなのに対して、1~10までの4種類のトランプは、何度も開催されるっていうのも、どういう意味なのか分かりません。
それと、細かいことを言えば、シチヤとニギラの病院での会話に違和感があります。
ニギラははじめ、シチヤに対して敬語だったのに急にため口になりますからね。(どうでもいい?)
個人的にはアンが生きていた事実がうれしかったりしますけど。
そんな感じの謎が、まだたくさん残されている今際の国のアリスですが、原作を読めば、そういった答えが分かるのでしょうか?
今際の国のアリスの漫画は、ここで読むことができます。
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