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後悔しない超選択術DaiGo【書評】


後悔しない超選択術
 256ページ 著者:DaiGo

 

この本では、人は1日に約70回、人生を左右する選択をしていると書かれています。

そんな毎日のたくさんの選択をしている中で、後悔しないための選択のやり方を学び、人生を変えていきたい方に、オススメです。

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何を選択するかによって、人生が変わるのかは想像に難くないですが、だからといって何が自分にとって正しかったと思える選択だったのかなんて、あとになってみないと分かりません。

すべての人に当てはまる「正しい選択」は存在しないという見解を研究者は示しているとも書かれていますが、では何を基準に選択すればいいのか?

その答えは「後悔しない選択」をするということです。

と言っても、きっと何を選択しても後悔はすると思うんですよね。

 

選択しなかった道を進んでいたら、どうなっていただろうとか。

何かを選ぶということは、何かを切り捨てる事でもあるので、今の結果が思わしくなければ、そういった後悔も出てくると思います。

ですから、なるべく選択する時に、後悔しない選択をするにはどうすればいいのか?

その答えが本書、後悔しない超選択術で得られます。

 

後悔しない超選択術

 

本書では、選択するにあたって、間違った常識を3つあげています。

当てはまる人がたくさんいるんじゃないですかね。

  • 「正しい選択がある」
  • 「今ある成功は、自分の過去の選択でできている」
  • 「選択肢は多ければ多いほど可能性も広がる」

この常識に縛られていないかチェックして、縛られていたら、その考え方を変えて新しい物事のとらえ方をしてみてはいかがでしょうか。

 

「正しい選択がある」

慎重に選んだ選択でも正しいかどうかなんて、実際のところ分かりません。

ですから正しいかどうかで選ぶのではなく、後悔をしないかどうかで選べば、どんな結果がでても後悔はしにくいということです。

 

未来に何が起きるか誰にも分からない以上、選択に正解はありません。

あるのはベターな選択。

 

「今ある成功は、自分の過去の選択でできている」

今の成功は、過去の選択によるものかもしれませんが、実際はたまたま上手くいっただけで、前回上手くいったからという理由だけで、今後の判断をするのは後悔する選択につながる可能性があります。

 

「選択肢は多ければ多いほど可能性も広がる」

選択肢が増えると不幸になるという選択のパラドックスも明らかになっています。

迷う時間が増え、時間という資産も失われ、別の選択肢を選んだ場合の可能性も考えてしまい、後悔することも増える「選択回避の法則」が働くようになります。

 

選択肢が増えたことで、選ぶべきであったかもしれない選択肢を見過ごし、結局いつも通りの選択をしてしまうことにつながってしまえば、選択肢の多さは足枷になってしまいます。

 

この3つの間違った常識に対する対策、それに関連して自分の意思決定スタイルを理解しておくといいと書かれています。

 

5つの意思決定スタイル

 

何かを選択する時に、毎回同じ傾向をもって選択を行っていると考えられている。

その選択の傾向は、5つの意思決定スタイルに分けられています。

そのどれに当てはまるのか本書、「後悔しない超選択術」で確認することができますので、それが分かれば自分の意思決定の傾向にあわせて、後悔のない選択をする対策が出来るようになります。

まず傾向を理解し → それに合わせて対策 → 後悔のない選択をする

 

5つの意思決定スタイルは下記に書きましたが、「後悔しない超選択術」で詳しい内容を知る選択をすれば、自分の傾向に合わせて、選択する時の別視点を取り入れる能力を身につけることが出来るようになますよ。

 

  • 合理的スタイル
  • 直観的スタイル
  • 依存的スタイル
  • 回避的スタイル
  • 自発的スタイル

この5つの中で、合理的スタイルの人が後悔しにくいと言うことが分かっていますが、そうではないスタイルでも自分は合理的な判断が苦手だと意識し気をつければいいということも書かれています。

 

直観的スタイルの人なら、論理的根拠もなく自分の直感が正しいと思い込みやすい傾向にあるので、直観を疑って、慎重に検討するためにあえて真逆の考えを探すなど

その対策や考え方が学べます。

 

まずは自分の選択の仕方がわかれば対策がとれますので、そこを理解するだけでもこの本を読む価値があると思います。

それに5つに加えてさらに2つの選択の受け止め方の傾向も分かるので、より自分の選択傾向が分かるようになりますよ。

 

どんな考え方で選択して、その結果に満足しやすいのかどうか。

 

自分で決めたはずなのに、実際は自分で決めていないなんてことが起きていることも後悔につながっていると書かれています。

どういうことかといいますと、きちんと可能性を考えないままに選択肢をならべ、外的要因に迫られた結果、選んでしまっているということです。

 

何かを選択するとき「後悔するのではないか」と漠然とした不安を感じるのは、多くの人が無意識のうちに焦りや衝動に影響された意思決定を繰り返しているからです。

「自分でしっかりと考えて決めた!」と思えれば、後悔する回数は激減します。

 

後悔しないためには、ちょっとしたことなのですが、選ぼうとしている選択を客観的にみることです。

一度立ち止まって、疑問を持つことで、後悔しない選択ができるようになります。

 

選択後の衝動や誘惑対策

 

後悔しない選択をしたとしても、人は衝動や誘惑に弱いということも分かっておりますので、そうなったときの対策もあらかじめ練っておく方法も書かれているので、ここは読んでおきたいところですね。

何かを決意しても、いろいろな誘惑に負けてできなかったなんてことはしょっちゅうあるじゃないですか。

その解決策は、どんな誘惑があるのかを予測しておいて対応できるように決めておくことが大事ということです。

試験の勉強をするという選択をしても、テレビをつい見てしまうのであれば、録画しておいて自分のやるべきことが終わってからみるなどの対策をあらかじめしておくといいということです。

 

他にも学べる超選択術

 

客観的な視点が大事

第三者の目を意識して選択する。(間違った思い込みを防いでくれる)

第三者としてアドバイスをする。(客観的に自分の選択をみて後悔しないように助言する)

 

未来を想像する

目先の利益に影響されて判断を誤らないように、短期、中期、長期で考えるようにすれば合理的な判断がしやすくなります。

この選択をすると、

  • 10分後はどうなるか。
  • 10か月後はどうなるか?
  • 10年後はどうなるか?

で考える。

 

脳は明確なプランに従うようにできている

選択した結果を、新しい習慣として身につけたい時には、計画プランを詳しく書き出す。

毎日、本を読むと決めたなら。

朝起きて、シャワーをあびたら、水をコップ一杯飲んで本を開く。

1時間読み続けて髪が乾かなかったら、ドライヤーをかけて会社にでかけるなど。

詳しく行動を書き出しておけば、他の行動がはいる隙がなくなります。

 

選択する時間も重要

朝起きてから2時間が最も選択する価値が高まっているので難しい選択は朝にすることが推奨されています。

 

その他にも、不安があると判断力がにぶるので、不安がみるみるうちに消える瞑想法や呼吸法なども参考になりますし、ストレスや不安を感じているときに、大切な選択はしないようにした方がいいってことも教えてくれています。

 

ここに書いた内容は、ほんの一部ですが、

意思決定スタイルにしても、より詳しく理解することができますし、後悔しない選択をするトレーニングが学べたりしますので、今までのしてきた選択に不満を持っているのなら、この書籍でどうやったら後悔しなくてすむようになるのか、どうやったらもっと簡単に選択できるようになるのか、学んでみてはいかがでしょうか。

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